靴紐がほどけない最強の結び方イアンノット(イアン結び)を知っていますか?本当にほどけない?蝶結びと何が違う?そんな人に向けて、今回はイアンノットの結び方を図解&動画で解説していきます。また、イアン結びの上をいくセキュアノット結びや長い靴紐でも使える技も大公開するので最後までお見逃しなく!

イアンノット(イアン結び)とは?

イアンノット(イアン結び)は最強の蝶結び

アスリートも使っている靴紐の結び方がイアンノット(イアン結び)です。最強の蝶結びと言われるほど、靴紐がほどけない結び方として世界的に有名な結び方なんですよ。動くたびにほどけてくる靴紐の難点をカバーした、蝶結びの王様的存在として注目されています。

イアンノット(イアン結び)は簡単2秒で完了

ほどけないと言うことは複雑に靴紐を交差させるのだろうなど、イメージは大きく広がりますよね。しかし、イアンノットは慣れれば2秒で靴紐が結べます。普通の蝶結びよりも複雑じゃないと言う人も多いくらいです。

しかも、イアンノットを解く時も靴紐を引っ張るだけで簡単に解けます。とてもシンプルで簡単な点が、万人に受け入れられている大きなポイントです。

イアンノット(イアン結び)考案者

ほどけない最強の蝶結びを考案したのは、55歳のオーシトラリアの男性です。彼の名前「イアン・フィーゲン」から名前をとってイアンノット(イアン結び)と名付けられました。

イアンさんは、スポーツとはかけ離れたコンピューター関係の仕事をしています。自身のWEBサイトでイアンノット(イアン結び)を公開したところ、大反響を呼んで広まっていったのです。

福原愛ちゃんもイアンノット(イアン結び)愛用者

卓球のプロ福原愛ちゃんもイアンノットの愛用者です。靴紐は、地面に与える振動によって緩んでしまいます。卓球は常に地面と靴が振動し合うため、靴紐がほどけやすいスポーツです。

大事な試合中に靴紐がほどけたら、スマッシュ時など足に力を入れることができませんね。そんな心配をせずに試合に集中できるのは、イアンノットの賜物と言えます。

イアンノットの結び方の図解&動画は?

イアンノットの結び方|図解で解説①1回結び

イアンノットの結び方1ステップ目は、普通に1回靴紐を結びます。普通の蝶結びのように土台を作るためです。土台がないと、どんなに強力なイアン結びも崩れてしまうので忘れずに1回結びをしましょう。

イアンノットの結び方|図解で解説②左右に輪を作る

イアンノットの結び方2ステップ目は、左右に輪を作ります。右側の輪は靴紐を手前に、左側の輪は靴紐を後ろに垂らしましょう。左右どちらが前でも構いませんが、イアン結びがマスターできるまでは図解と同じ向きで練習してください。

イアンノットの結び方|図解で解説③青い靴紐を摘む

イアンノットの結び方3ステップ目は、青い靴紐を摘みます。摘み方は、黄色い輪の中に親指と人差し指を上から入れて、青い靴紐を摘んでください。摘んだ後は、軽く右側に引くように引っ張ります。強く引っ張り過ぎないようにしましょう。

イアンノットの結び方|図解で解説④黄色い靴紐を摘む

イアンノットの結び方4ステップ目は、黄色い靴紐を摘みます。摘み方は、親指と人差し指を青い輪の下から通して黄色い靴紐を下から摘んでください。摘んだ後は、左側に軽く引っ張ります。青い靴紐と同じように、勢い良く引かずに軽く引くのがポイントです。

イアンノットの結び方|図解で解説⑤左右に引っ張る

イアンノットの結び方4ステップ目は、摘んだ靴紐を左右に引っ張ります。均等に力を入れて、普通の蝶結びのように引っ張りましょう。左右のバランスが崩れてしまうと片方の靴紐だけ長く残ってしまうので、均等になるように引っ張ってください。

イアンノットの結び方|図解で解説⑥イアン結びの完成

イアンノットの結び方6ステップ目は、長い靴紐などを引っ張りながら調節します。適度な長さになったら引っ張るのを止めて最恐の蝶結びイアンノット(イアン結び)の完成です。

ほどけない最強のイアン結びがマスターできたら、おしゃれな靴紐の結び方についてもぜひチャレンジしてみましょう。履く靴や場面によって使い分けても良いですね。

イアンノットの結び方|動画で解説

図解で解説してきたイアンノットの結び方は、把握できましたか?図解では指の動きなどが分かり難いので、次は動画でイアン結びの方法を詳しく見ていきましょう。

図解では解説していない指の細かな使い方をしっかりとチェックしてくださいね。指が滑らかに動くと、わずか2秒でほどけない最強のイアン結びができるようになります。

イアンノット以外の靴紐がほどけない結び方の図解&動画は?

イアンノット以外の靴紐がほどけない結び方①セキュアノット図解&動画

イアンノット以外の靴紐が解けない結び方1つ目は、セキュアノットと呼ばれる蝶結びです。セキュアノットはしっかりと靴紐を固定するので、マラソンやサッカーなど長時間運動をする人におすすめな結び方ですよ。

セキュアノットの結び方

1回結ぶ

左右に輪を作り左側を上にして交差させる

黄色の靴紐を上から手前に被せるように曲げる

青い靴紐を上から後ろに向かって曲げる

曲げた両靴紐を中央の輪に通して引っ張る

きつく引っ張ったら完成

セキュアノットもイアン結びと同じようにほどけない結び方が簡単にできるのでおすすめです。図解では分かり難い指の動きは、動画でチェックしてみましょう。

イアンノット以外の靴紐がほどけない結び方②ベルルッティ結び図解&動画

イアンノット以外の靴紐がほどけない結び方2つ目は、ベルルッティ結びです。靴紐がほどけて悩むのは運動している時だけとは限りませんね。長時間歩くような仕事をしている人にとっても、大きな悩みの種です。そんなビジネスシーンで履く革靴に適した蝶結びです。

ベルルッティ結びは見た目が綺麗な点も最大の特徴です。紳士靴ブランドのベルルッティで採用している結び方のため、かっこよく革靴を履きこなせるのでぜひトライしてみましょう。

ベルルッティの結び方

1回結ぶ

右側の靴紐を再度手前から輪に通す

普通の蝶結びをする

右側の輪になった靴紐を後ろから手前に向かって中央の結び目に通す

ほどけないイアンノットを更に強化するための工夫

靴紐を水で濡らしてから蝶結びする

ほどけないイアンノットを更に強化するための工夫1つ目は、水で靴紐を濡らしてから蝶結びをするです。靴紐に使われている糸の繊維は、水を含むことによって膨張します。膨張した状態で蝶結びをすることによって、その後水分が乾燥して繊維同士が密着するため蝶結びが強化されると言うわけなのです。

イアンノットやほどけない靴紐の結び方の前に、ぜひ水を2〜3滴垂らしてから結んでみましょう。水を結び目にたらすのがポイントです。

シューレースタイトリキッドを使用

ほどけないイアンノットを更に強化するための工夫2つ目は、シューレースタイトリキッドを使うです。シューレースタイトリキッドとは、PVA樹脂と言う物質で構成された接着剤のような液体です。皮靴などに使われている丸くて細い革紐などに反応して結び目を強化する役割があります。

水洗いすれば簡単に落ちるので、皮を痛める心配もありません。イアン結びやセキュアノットなどと一緒に使ってみてはいかがでしょうか。

イアンノット(イアン結び)の結び方は?図解&動画で靴紐がほどけない!
(画像=『BELCY』より引用)