片付ける前に、設計図を作ってみる

 整理収納が効率よく進まないのはなぜでしょう。本書いわく、「片付けの設計図を作っていないから」。どこをどういう風に片付けたいのか、仕事をするスペースを確保したいのか、目的によって片付け方が異なるというのです。

 本書でも、収納用のカゴはたくさんあるのに、たまっていくのはカゴばかり、という謎のループにハマっています。まずは家の中を見渡し、理想とする部屋をイメージ。「机の上にモノがない状態にする」など、条件が見えたら「戻す場所を決める」という回答が導き出されます。そしてモノの住所を決めて上げればOK。ここまできたら、カゴや書類ケースの出番です。

マトリックスで、服の処分がスイスイ進む

家がスッキリ片付く整理収納術。片付けの設計図を作ってみよう
(画像=『女子SPA!』より引用)

マトリックスとは、物事の基盤、基質、発生源のこと。つまりモノを生み出す機能です。現在保持している衣服を、マトリックスにあてはめてみましょう。

☆キレイ・着てる …… 現役 ☆キレイ・着てない …… フォーマル、ブランドもの ☆ボロい・着てる …… 買い替え対象 ☆ボロい・着てない …… 処分対象

 4種類に分けてみると、捨てるべき衣類も見えてきますし、自分の好みも把握できます。「キレイ・着てる」衣類と「ボロい・着てる」衣類は、おそらく似通っていますよね。「キレイ・着てない」衣類は、フォーマルを除いては、流行りに飛びつき衝動買いしてしまったのかもしれません。

 物理的に整理収納しながら、頭の中もスッキリ整うマトリックス方式、ぜひやってみてください。