アフリカ大陸の大西洋側、ギニア湾の火山列島に位置するサントメ・プリンシペという島国をご紹介します。日本人にはほとんど知られていないと思われますが、ダイナミックな自然が魅力の国です。

アフリカ大西洋に浮かぶ島サントメ・プリンシペ

サントメ・プリンシペの場所

サントメ・プリンシペはアフリカ大西洋位置する島国です。

日本人がほとんど知らないアフリカの火山島国【サントメ・プリンシペ】1.png
(画像=openstreetmap.org © OpenStreetMap contributors、トリップノートより引用)

火山列島の一つであるサントメ島、プリンシペ島など複数の島から成る共和国で、人口のほとんどが首都のあるサントメ島に住んでいます。

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(画像=openstreetmap.org © OpenStreetMap contributors、トリップノートより引用)

サントメ・プリンシペの歴史

大西洋のギニア湾に浮かぶこの辺りの島々は、もともと無人島でした。15世紀にポルトガル人が上陸すると、16世紀には奴隷となるアフリカ人を連れてきて、サトウキビの生産を始めます。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

19世紀に入ると更に奴隷を増やし、コーヒーとカカオの栽培を始めて世界一の生産量を誇るまでに発展します。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

しかし、20世紀にポルトガルでカーネーション革命がおこり、各植民地からポルトガルは撤退をはじめると、これを機に、サントメ・プリンシペは正式に独立します。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

サントメ・プリンシペの今

2020年4月現在、サントメ・プリンシペの人口は20万人程度。一国としては極めて少なく、ポルトガル植民地時代に大陸から連れてこられたアフリカ人奴隷の子孫がほとんどです。公用語は植民地時代から使われてきたポルトガル語で、英語を話す人はごくわずかになります。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

植民地時代に大きく発展したカカオ栽培は、今でも総輸出の80%を占め、国の重要な歳入となっています。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

サントメ・プリンシペの観光

日本人にはまったく馴染みがなく、名前を聞いたことさえない人がほとんどと思われるサントメ・プリンシペは、2021年4月現在の在留日本人が0。世界のどんな国でも、必ず一人以上は日本人が住んでいるものですが、0というのは本当に珍しいです。しかし、なぜか日本のパスポート保持者は、アライバルVISA取得OKと、日本人に開かれた国でもあるのですよ。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

それでは、サントメ・プリンシペの見どころをご紹介します。

サントメ大聖堂(Cathedral of Sao Tome)

ネオロマネスク様式のメインファサードを持つサントメ大聖堂は、15世紀に建てられた教会です。サントメ・プリンシペは、キリスト教徒が人口の80%を占めており、いつ訪ねてもお祈りする人の姿が絶えません。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

前面には、ポルトガル・タイルである美しいアズレージョが施されています。中心に置かれたマリア像はなんと!フランシスコ・ザビエルが持ち込んだものといわれていますよ。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

サントメ・カトリック教会(Igreja da Conceicao)

ピンクの壁の可愛いカトリック教会です。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

こちらの外壁にも、小さいながらアズレージョがありますね。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)
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(画像=toshel、トリップノートより引用)
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(画像=toshel、トリップノートより引用)

内部は狭いですが、やはり人の絶えない教会です。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

サン・セバスチャン・フォート(Star Fort)

サン・セバスチャン・フォートは、植民地時代にポルトガルによって築かれた砦跡です。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

建物の中は博物館になっており、当時の遺物や美術品が展示されています。入場料2ユーロでガイドの説明もあります。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

赤道の碑

街のあちこちに、この球体を頭に乗せた石碑が立っています。

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(画像=toshel、トリップノートより引用)

サントメ・プリンシペは赤道直下に位置しており、それを示すための碑です。