一家に豊かな時間をくれたピョンタくん
ピョンタくんにとって息子さんは、今でも特別な存在。例えば、息子さんと口喧嘩をしていると、飼い主さんの足をかじってくることもありました。
「昔、投薬していた時は息子でないと飲んでくれませんでした。最近は息子の抱っこを拒否することもありますが、大事なときは団結します」
飼い主さんは今回、写真を見ながら微笑ましい思い出がたくさん詰まったこの10年の尊さを改めて実感し、ピョンタくんがそばにいてくれていることの幸せを噛みしめました。
「これまで撮影した家族写真すべてにエピソードがあって、ピョンタは私たち家族に豊かな時間をくれたのだと改めて感じました」
ピョンタくんも息子さんも大成長!
厳しい環境に置かれる猫たちへの思い
そして、愛猫との出会いに感謝しているからこそ、小さな命がツラい思いをしやすい今の社会に悲しみを感じてもいます。
「実は、ピョンタの尻尾の先は出会ったときから鍵尻尾のように折れ曲がり、取れてしまいそうなブラブラ状態。もしかして、これが原因で捨てられたのかなと、ずっと考えています。このような悲しいことがなくなってほしいです」
手のひらサイズだった命が、ずっしりと重みを感じるほど大きくなってくれた――。その喜びを噛みしめながら、一家はこれからもピョンタくんと生きていきます。
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<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 古川諭香 愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
提供・女子SPA!
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