県北・県央・鹿行・県南・県西の5つの地域に分かれる茨城県。今回はこの5つの地域から鹿行地域の鹿嶋市と鉾田市をピックアップ!鹿島と鉾田が誇る、知る人ぞ知る絶景スポットやおすすめグルメをご紹介します。
鹿行地域について
観光スポットなどを紹介する前に、鹿嶋市や鉾田市が属する鹿行(ろっこう)地域の解説をします。そもそも茨城県は主に5つのエリア分けがされており、それが、県北、県央、鹿行、県南、県西です。
今回紹介をする鹿行地域は、
- 鹿嶋市(かしまし)
- 潮来市(いたこし)
- 神栖市(かみすし)
- 鉾田市(ほこたし)
- 行方市(なめがたし)
の5市から成り立っています。
茨城県の南東部に位置しており、太平洋(鹿島灘)と霞ケ浦に挟まれています。名称の由来は、旧鹿島郡の「鹿」と行方郡の「行」で、ろっこうと読みます。
今回は、この鹿行地域から鹿嶋市と鉾田市の2市、更に、絶景スポットとグルメに焦点をあててご紹介します。
鹿嶋市とは
鹿島神宮の鳥居前町(とりいまえまち)として古くから知られている鹿嶋市。昭和40年代に入ると、お隣の神栖市との間に鹿島臨海工業地帯が開発され、工業都市としても発展しました。また、Jリーグ・鹿島アントラーズのカシマサッカースタジアムやクラブハウスなどがあり、関東有数のサッカーの街でもあります。
鹿嶋観光では絶対外せない!鹿島神宮
「鹿島神宮」は、日本建国・武道の神様である武甕槌神(たけづちのかみ)を御祭神とする、神武天皇元年創建の由緒ある神社です。
その長い歴史により、藤原摂関家や徳川将軍家を始めとする武家の信仰が篤く、奉納いただいた宝物類を多く所蔵しています。また、江戸時代に建立された社殿は、国の重要文化財にも指定されています。
東京ドーム15個分にも及ぶ境内には、透き通る湧き水で禊も行われる御手洗池(みたらしいけ)や流鏑馬神事が執り行われる奥参道など、数多くの見どころがあります。
また、鹿島神宮には東西南北に、一之鳥居が存在します。南の一之鳥居は、同じく鹿行地域・神栖市の息栖神社の鳥居となっていますが、その他の東西北の鳥居は、鹿嶋市で見ることができます。その中でも、鹿嶋市と潮来市を繋ぐ神宮橋の近くに、18.5メートルの高さを誇る、朱色の鳥居が見えます。
これが鹿嶋市の象徴ともいえる西の一之鳥居です。水上鳥居としては日本最大級の大きさで、夕日の名所としても知られています。
巨大風車を望める!下津海水浴場
鹿島灘に面した「下津海水浴場(おりつかいすいよくじょう)」は、サーフィンにも適した場所です。
また、鹿島港にある風力発電所の巨大風車を望むことができるのも大変珍しいです。
筆者が訪れた日は天気に恵まれ、とても素晴らしい景色でした。海風は少し冷たいですが、絶景を楽しむには最適。サーフィンはしない、夏以外海は行かない…という人も、季節問わず是非訪れていただきたいスポットです。
鹿嶋の老舗レストランといえばここ!和風レストランやまびこ
1971年創業、鹿嶋市の老舗レストランが「和風レストランやまびこ」です。
街の中心に位置する和風造りのお店。中庭には梅の木があり、時期になると見事に咲き誇ります。
おすすめは、創業時より変わらずお店の看板メニューであるかしまし豚(かしましとん)みそ焼き定食。
白みそをベースとした味付けで、驚くほど柔らかくあっという間に口の中で溶けてしまいます。初めて訪れたらまず、このみそ焼きを食べていただきたいです。
2021年10月1日オープン!ハワイアンカフェ&レストラン メレンゲ鹿嶋店
東京都内や横浜などにもある「ハワイカフェ&レストラン メレンゲ」。
2021年10月1日に、茨城県内では初の鹿嶋店がオープンしました。店内は、ハワイリゾートの雰囲気を醸し出しています。筆者が訪れた際は、駐車場もほぼ満車。老若男女問わず、大盛況でした。
筆者は、コナ・ブレンド オリジナルコーヒーとハワイアンフルーツパンケーキを注文。ふわふわのパンケーキとコーヒーは相性抜群。コロナ禍で簡単に海外を訪れることができない昨今、茨城でハワイの雰囲気を楽しむならここ!と言っても過言ではないでしょう。