赤ちゃんのお肌は、もちもち、ツルツル、スベスベで完璧なくらいきれいですよね。

しかし、そんなきれいさと裏腹に、赤ちゃんの肌はとてもデリケートで、親御さんも気を使ってあげないといけません。

今回は赤ちゃんのスキンケアの必要性と、その方法について書いていきます。

赤ちゃんにスキンケアは必要か

『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用)

赤ちゃんの肌は触れ合っていてとても気持ちよく、きれいですが、かなりデリケート。

皮膚の厚さは、大人の約半分しかないのです。

赤ちゃんと呼ばれる由来である、体の赤さもその皮膚の薄さゆえ。

生まれたばかりの時は、皮膚を守る胎脂という成分に覆われていますが、生まれてから1日経つとどんどん消えていき、非常に無防備になってしまいます。

そのあとの赤ちゃんの皮膚は、保湿機能も、紫外線や外部の異物に対するバリア機能も発達していないので、何もせずにいると非常に危険です。

なので、大人が定期的にスキンケアとしてお肌に水分や、油分を与えてあげる必要があります。

赤ちゃんのスキンケアでやってあげるべきこと

『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用)

肌がデリケートな3歳までにどのようなスキンケアをしてあげるかで、将来の肌の質も決まってくると言われています。

では、親御さんは赤ちゃんにどんなスキンケアをしてあげればいいのか、解説していきます。

お風呂ですべきこと

赤ちゃんは生後一か月の検診が終われば、一緒にお風呂に入ることも可能。

ここでも赤ちゃんのスキンケアは気をつける必要があります。

主な注意点は下記の通り

  • 長風呂はNG
  • ボディーソープとシャンプーはしっかり分ける
  • お湯の温度は低めの38~39度
  • 泡をしっかり立てて、手で洗ってあげる
  • 洗う時以上に丁寧に洗剤を落としましょう

そして、お風呂の後の保湿も非常に重要。

上がってから5分以内に保湿をしてあげる必要があります。

保湿剤・クリームの使用

保湿剤、保湿クリームは大人が重宝するもの、というイメージかもしれませんが、赤ちゃんのお肌にも必要です。

赤ちゃんの肌から水分が逃げないように、コーティングするものが要るのです。

保湿剤・クリームの塗り方

  1. 円を描くように顔のいくつかの部位に少しずつ保湿剤を塗る
  2. 耳の後ろ、鼻の脇の部分、口の周り、目の周りにも伸ばす
  3. 手のひらで伸ばすようにしながら、体全体にも塗っていく
  4. 脚の付け根やわきの下なども手のひらでやさしく塗っていく
  5. 頭皮にはローションタイプの保湿剤を使い、手のひらでやさしく揉みこんでいく

両親のスキンケアもしっかりと

赤ちゃんのスキンケアも大事ですが、その赤ちゃんと日常的に触れ合う親御さんのお肌もきちんと手入れしていなくてはいけません

特に手のひらの保湿はしっかりとしておきましょう。

お母さんの手は日々の家事などで荒れやすいですが、こちらも保湿剤を使い、なるべくカサカサしない、赤ちゃんが触れて気持ちいいと思える手のひらにしておく必要があります。

お父さんも手のひらのケアはしっかりしたうえで、赤ちゃんとスキンシップをしたい場合は、髭はなるべく剃ってツルツルにしておきましょう。

ジョリジョリのひげで赤ちゃんの肌とこすり合わせるのはNGです。

紫外線対策もしっかりと

紫外線も当然赤ちゃんのお肌には大敵です。

まず、下記のことを守りましょう。

  • 紫外線が強くなる春~秋の10時~14時の間はなるべく屋内にいる
  • 出かけるときはなるべく日陰を通る
  • 帽子と長袖の服を着せてあげる
  • 乳幼児用の日焼け止めを顔全体、手足に塗る

日焼け止めクリームは、外出後はお風呂でしっかりと洗い流してあげましょう。

食後の口周りにも注意

離乳食を食べるようになる時期、お子さんに食物アレルギーがなくても食後には気をつけなくてはいけません。

子どもはスプーンや手づかみで食べた後、口周りが食べかすやソースだらけになりがちですが、放置していたり、拭き取りが甘いと食べ物の成分が肌から侵入してアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。

食後の赤ちゃんの口周りは、濡らしたタオルなどで、ゴシゴシではなく優しくポンポン触れるようにしながら丁寧に拭き取ってあげましょう。