湯島天神や湯島神社と呼ばれて親しまれている「湯島天満宮」。学問の神様「菅原道真」が祭られ、多くの受験生や子どもの合格祈願をする人々が訪れます。しかし、湯島天満宮のご利益は学問だけではありません。宝くじ運や縁結び、病回復まで、実は都内有数のパワースポットなのです! 意外と知られていない湯島天満宮の魅力を一挙ご紹介。パワーをしっかりチャージするための正しい参拝のやり方もレクチャーします!

湯島天満宮(通称:湯島天神)ってどんなご利益があるの?

湯島天満宮 の魅力徹底解説!アクセス・お守り情報なども紹介
(画像=『あそびのノート』より引用)

湯島天満宮は、458年に雄略天皇の名によって建立され神社。祭られている神様は天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)と学問の神様こと菅原道真公(すがわらみちざねこう)。湯島神社や湯島天神の名で親しまれていますが、平成12年に正式名称を「湯島天満宮」と定めました。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

御祭神の天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)とは?

日本神話に出てくる大地の神様です。力による征服に嘆き、岩に隠れてしまった天照大神を救いだした力の強い神様で、開運、勝運を司ります。

今更聞けない!菅原道真ってどんな人?

平安時代に醍醐天皇の右大臣を務めた学者で、詩や書をたしなみ、勉学に優れた才人でした。しかし、政敵であった藤原時平により都を追われ、大宰府に左遷。不遇のうちに死を迎えてしまいます。

菅原道真が学問の神様になった理由

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(画像=『あそびのノート』より引用)

天皇の右大臣だった菅原道真がなぜ学問の神様として人々から信仰されるようになったのでしょうか。実は道真公が没した後、都に疫病がはやり、流刑に追いやった藤原時平が病気で死去。人々は「菅原道真公の呪いだ」と恐れおののいたそうで、道真公の怒りを鎮めようと建立されたのが九州の太宰府天満宮と言われています。詩や書に優れた才能を見せた菅原道真にあやかり、現代では学問の神様として人々から崇拝されるようになりました。

天之手力雄命の力(勝運・くじ運)と菅原道真の知恵(学問・合格)、この2つのパワーをご利益とするのが湯島天満宮なのです。都内屈指のパワースポットと言われるゆえんも納得です。

勝運をアップさせたい! 「湯島天満宮」までのアクセス

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(画像=『あそびのノート』より引用)

湯島天満宮は湯島駅、本郷三丁目駅、上野広小路駅からもアクセス可能です。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

正面側に回ったので、湯島駅から5分ほどで到着しました。

銅製の銅鳥居(東京都指定有形文化財)

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(画像=『あそびのノート』より引用)

銅製の鳥居は1667年頃に寄進された物と言われ、何度か修復を重ね昭和45年東京都指定有形文化財に指定されました。鋳物の鳥居はとても古く、貴重なもので、湯島天神の鳥居は特にクオリティが高いそうです。幅3.88m、高さ6.81mで、重厚な存在感を示しています。

正式な参拝方法でお参りしよう!

正しい参拝方法でお参りしようと言われて、完璧にできる人は一体どれくらいでしょうか。筆者はいつも「それっぽい」感じで適当にお参りしているので、これを機にしっかり覚えてみました。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

まずは鳥居をくぐる前に会釈を1回。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

鳥居をくぐり、手水(ちょうず)に向かいます。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

柄杓を右手にとり、水を汲み左手を清めます。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

左手に持ち変えて、今度は右手を清めます。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

再度右手に持ち変えて、左手で口をすすぐぎましょう。この時、柄杓に直接口をつけるのはマナー違反なので要注意です。最後に再度左手を清め、柄杓に残った水で柄杓をすすぎ、お清め完了。これで神様をお参りする準備が整いました。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

次はお賽銭。湯島天満宮は鈴がありませんが、鈴のある神社は賽銭の後に鈴を鳴らしましょう。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

礼を2回、拍手を2回。神様への感謝、願い事を唱え終え、最後に会釈まですると完璧です。きちんとお参りをすると身がしまり、適度な緊張感が清らかな気持ちになりました。根っこにある日本人マインドを呼び起こされる体験でした。