うっかり間違いやすい敬語や言葉遣い。パートであろうとなかろうと、大人の品性として大切ですよね。
今回は、問題形式でご紹介!あなたの理解度を確認してみてください。
あなたは全問正解できるでしょうか?
敬語を使いこなしてデキるパート社員になろう!
敬語には3つの種類があります。まずは、それぞれの定義をおさらいしておきましょう。
1.尊敬語
相手を自分より高めることで、相手を敬う言葉の使い方。
例:「ご覧ください」、「召し上がってください」
2.謙譲語
自分が相手よりへりくだって、相手を高める言葉の使い方。
例:「伺う」、「拝見する」
3.丁寧語
通常の名詞や動詞に「です」「ます」といった接尾語を付け、丁寧にした言葉の使い方
例:「お待ちください」、「こちらです」
この3つの種類の敬語を、場面や相手によって自在に使えるというのがスマートな大人であり、ビジネスマナーなのです。
敬語は難しく、いきなり使いこなすことは至難の業。
本来の正しい日本語の使い方ではないけれど、敬語と同等に認知されてきている言葉というものもあります。
世代間によって受け止め方が異なる敬語もあります。
非常にややこしいですね。
パートでよく使う代表的な「間違えやすい敬語」を以下でご紹介します。
どちらが正解?ビジネスシーンで間違えやすい敬語
質問形式でご紹介しますので、自分だったらどう言うかな?という視点で、読んでみてください!
Q1.上司が外回りから戻ってきました。
声をかけるなら、「ご苦労様です」と「お疲れ様です」のどちらが正解?
A1.正解は「お疲れ様です」
解説
「ご苦労様」は、目上の者が目下の者に対して使う、ねぎらいの言葉。上司に使うのはNGです。
「お疲れ様」は、立場の上下に関係なく使える、ねぎらいの言葉。
基本「お疲れ様です」を使うのが間違いが少ないと言えます。
Q2.上司にファイルの整理を頼まれました。
その時の返事で正しいのは、「承知しました」それとも「了解しました」?
A2:正解は「承知しました」
解説
LINEなどの普及もあり、つい「了解しました」と答えてしまいそうですが
「了解しました」は、目下もしくは同等の立場の人に対して使う言葉。
上司やお客様など、目上の人に対しては「承知しました」が正解です。
Q3.メールで取引先企業を表す時、
使うべきは「御社」と「貴社」のどちらが良い?
A3.正解は「貴社」
解説
「御社」も、「貴社」も、取引先企業相手にはよく使う敬語です。
両方とも取引先企業を敬っていますが、実は使うシーンが違います。
「御社」は、話し言葉で使うもので、文章上使うのは好ましくありません。
一方、「貴社」は、メールや手紙、書類など文章でのみ使う言葉。
「御社」「貴社」の両方を使いこなして、デキる人と印象づけましょう。
Q4.取引先へのメール返信を頼まれました。
メール文面の最初につけるなら「お世話になっております」と「お世話様です」どちらが正解?
A4.正解は「お世話になっております」
解説
どちらも意味は同じですが、「お世話様です」は、砕けた印象を与える言葉。
親しい関係の人に使うのは良いですが、取引先など目上の方に対して使うのはNGです。
目上、目下に関係なく「お世話になっております」と、丁寧な言い方を心がけた方が無難と言えます。
できるパートのビジネスマナーはココも押さえておこう!
続いて「間違えやすい言葉の使い方」編です。
パートでよく使う言葉ばかりなので、チェックしてみてください。
Q5.「こちらになります」という言い方は、正しい?間違っている?
A5.×
解説
よく耳にする言葉ですが、実は誤った使い方です。
「なります」とは、あるものが変化をする様、またはその結果を示す言葉です。
変化をしないものに対して使用するのはNG。
正しくは「こちらでございます」、「こちらです」。
Q6.「●●円から頂戴いたします」は正しい?間違っている?
A6.×
解説
こちらもよく耳にする言い回しですが、誤りです。
なぜ金額に「から」を付けるようになったのかは諸説ありますが、
言いやすい語感であることやお金を乗せるお皿(金銭トレー)から受け取るさまが
そのまま言い回しとして浸透したのではないかなどといわれています。
なお正しい接客用語は「●●円、頂戴いたします」です。
Q7.「よろしかったでしょうか?」は正しい?間違っている?
A7.×
解説
これも誤り。
Q6と同様、話している当人の語感の良さ(リズムが良い)や、
念入りに確認したいという意識が作用してから
このような言い方が浸透したのでしょう。過去形を使うのは文法的にNGです。
正しくは「よろしいでしょうか?」、「よろしいですか?」です。
まとめ
普段なにげなく使っている言葉ばかりですね。
7問とも正解の方はかなりの敬語の達人です!ご自身のビジネスマナーに自信を持ってよいでしょう。
パートが主戦力の業種といえば、小売りや外食などの接客業。
正しい敬語や言葉遣いができることが、最低限のビジネスマナーです。
また事務職などのオフィスワークであっても、社外の方とやり取り、外線の取次ぎ時にさらりと使いこなして、デキるパート社員を目指しましょう。
提供・しゅふJOBナビ
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