「付き合っていない男性からキスをされた」という経験がある女性は意外と多く、彼の本音がわからずモヤモヤしてしまうこともあるでしょう。もちろん本当の気持ちは本人にしかわかりませんが、キスをするという行動には様々な心理が働いています。今回は、交際前にキスをする男性の心理や、そうなった場合の対処法について詳しくご紹介します。
付き合っていないのにキスする男性は多い？
「彼氏でもないのにキスをするなんて論外」と考える女性も多いとは思いますが、意外にも交際前にキスをする男性は多いものです。
実際に「付き合っていない相手からキスをされたことがあるか」というアンケートを女性たちに行ったところ、52.7％の方が「付き合っていないのにキスをされたことがある」と答えたという調査結果も報告されています。
つまり、交際に発展していなくてもキスによってアプローチをする男性は、非常に多いということになります。というのも、女性は「交際を開始してからキスをする」というように順番を気にする方が多いのに対して、男性はあまり気にせず感情のままに行動しがちな傾向があると言われているのです。
付き合っていないのにキスする男性心理とは？
まずは、交際に発展する前にキスをする男性の心理について見ていきます。実際にキスをされたという女性は、そうなったシチュエーションや2人の親密度も大きく関係してくるので、現在の状況と照らし合わせながら推測してみると良いでしょう。
男性心理①本能的にキスしたくなった
男性に特に多いのが、性的対象だと判断された相手に動物的なオスの本能が働いて、思わずキスをしてしまうという状況です。これには、好きという気持ちがある場合と、特にない場合があるため、期待しすぎるのは良くありません。
好きという気持ちがある場合は、一緒に過ごす中で自分の好意を伝える前に堪えきれなくなり、思わずキスをしてしまったというパターンです。一方で特に好意がなくても、ただ「可愛い」と思った瞬間に感情が先行してキスをしてしまったというパターンもあります。
男性は「好き」という感情と「可愛い」「体の関係を持ちたい」という感情が必ずしも一致するわけではないので、そこは慎重に見極めなければなりません。
男性心理②酔った勢い
これは男性にも女性にも”良くあること”だと言えるでしょう。お酒が入って完全に酔っ払ってしまうと、アルコールの作用で性欲が高まったり、理性が効かなくなってしまうことがあるのです。つまり、女性側もガードが緩み、結果的に体の関係を持ってしまうというエピソードも数多く存在します。
飲みに行った帰りなどにキスをされた場合は、その大半が「勢い」でしかありません。最悪の場合、本人が覚えていないこともあるので、それがきっかけで交際に発展するケースは極めて少ないのが現実です。
どうしても気になる場合は、翌日以降に「昨日のこと覚えてる？」と思い切って聞いてみると良いでしょう。
男性心理③特に理由はない
一番戸惑いやすいのが「理由はないけど、なんとなくしてしまった」という理由です。この場合、景色の良い場所や、良いムードのデートスポットなどにいて、雰囲気に流されてキスをしたというケースが多いでしょう。
特に理由もなく、その場の雰囲気でキスをしてしまう男性というのは、他の女性にも同じことをしている場合が多く、キスという行為を深く考えていないことがほとんどです。自分とは価値観が違うと思ったら早めに距離を置いておくのが無難でしょう。
男性心理④脈があるか確認したい
「好きだけど告白する勇気が持てない」「過去にひどい振られ方をした」など、恋愛に対して臆病になっている男性は、キスをすることで相手の気持ちを確かめるという場合があります。
何度かデートを重ねているけれど、なんとなく相手の気持が掴めないという時や、自分は恋愛対象として見てもらえているのか不安だという時に、キスを拒まれなければ交際に発展できるだろうと考えているのでしょう。
「回りくどくて男らしくない」と捉える方も多いのですが、深く傷ついた過去があった場合などは、トラウマになってなかなか前に進めないものです。万が一あなたに好きという気持ちがあるならば、わかりやすく行動で示してあげると、相手も積極的になるかもしれません。
男性心理⑤寂しさを紛らわせたい
好きな女性に振られて傷ついている時や、クリスマスなどのイベント前に独り身で孤独を感じている時など、心に余裕がなく寂しいと感じている場合は、その気持ちを紛らわすために衝動でキスをしてしまう男性がいます。
このケースは「女性なら誰でも良い」と思っている人が多く、本気度はかなり低めだと推測できます。更に厄介なのが、極度な寂しさを抱えている男性は、そのまま交際に発展させようとする人も少なくありません。
しかし、その流れに乗ってしまうと、相手の気持が落ち着いてきた途端に振られたり、他にも彼女を作っている場合もあるため、注意してください。
付き合っていないのにキスされたときの対処法
恋人ではない相手からキスをされれば、そのまま曖昧な関係を続けたくないと考えるのが一般的でしょう。また、キスをされたことが嫌だった場合は、しっかりその気持を伝える必要があります。2人の関係性をハッキリさせるためにも、キスをされたときの対処法について解説します。
対処法①自分の気持ちをはっきりさせる
唐突にキスをされた場合は仕方ありませんが、たいていの場合はキスをされる瞬間に拒む隙はあるはずです。しかし、その行為を受け入れてしまったのであれば、あなたにも少なからず相手に対する好意やまんざらでもない気持ちがあるのでしょう。
まずは、相手のことをどう思っているのか、自分自身の気持ちと向き合う必要があります。今後、そのキスがきっかけとなって彼から告白される可能性も十分にあるため、自分はどうしたいのかハッキリさせておくと、相手にも気持ちが伝わりやすくなります。
対処法②嫌ならはっきり伝える
自分の中で付き合う前にキスをするという行為に対して抵抗があったり、そもそも相手に好意が全く無い場合などは、付き合っていないのにキスをするのは嫌だとハッキリ言葉や行動で示さなければなりません。
男性は、口に出して言わないとわからない人も多く、なんとなく嫌がるような行動を見せただけでは「恥ずかしいのかな」と勘違いすることもあります。
さらに、遊び目的など気持ちがないキスだった場合、一度受け入れると「この子なら大丈夫だろう」と思わせてしまい、会うたびにキスをされたり、体だけの関係に発展してしまうというケースも少なくありません。そうなる前に「もう二度としないでほしい」と言葉でハッキリ伝えましょう。
対処法③男性の本気度を見極める
相手が気になる男性だったり、既に好意を寄せていた男性であったのなら、まずは相手の本気度を確かめる必要があります。「キスされたから両思いなのかも」と最初から期待を持ってしまうと、相手に気持ちがなかった場合、自分が余計傷つく結果になるため、相手の今後の行動をしっかり見極めましょう。
もし、そのキスが本気だったのであれば、時間はかかっても必ず相手から真剣に気持ちを伝えてくれるでしょう。一方で、遊びや勢いだった場合はパッタリと連絡が途絶えて会わなくなるというケースもあります。
ただし、何事もなかったかのように今まで通り連絡をしてきて、また同じようにキスをしてきた場合などは、体目当てや都合の良い女認定されている可能性が高いため、本気度は低いと言えるでしょう。