上杉謙信公を祀る「上杉神社」と、その周辺にある人気名所「米沢市上杉博物館」「高畠ワイナリー」「亀岡文殊堂」「熊野大社」を1日でめぐる観光モデルコースをご紹介します。
午前:上杉謙信公の関連スポット「上杉神社」「米沢市上杉博物館」へ
午前中は、まずは米沢城本丸奥御殿跡に建てられた「上杉神社」へ。続いて米沢藩や上杉家について学べる「伝国の杜 米沢市上杉博物館」を訪れてみましょう。
上杉謙信公を祀る「上杉神社」
「上杉神社」は明治9年(1876年)に米沢城本丸奥御殿跡に建てられた、上杉謙信公を祀る神社です。大正8年(1919年)の米沢大火で多くの建物が消失してしまいましたが、国の援助などにより大正12年(1923年)に現在の神社が完成しました。
上杉謙信の命日である4月29日(旧暦3月13日)に例大祭が行われ、5月3日までは、米沢に春を告げる恒例のお祭り「米沢上杉まつり」が開催されます。特に最終日に松川河川敷で行われる「川中島合戦」が大きな見どころです。
米沢藩・上杉家の歴史を伝える「伝国の杜 米沢市上杉博物館」
「上杉神社」に続いて訪れる「伝国の杜 米沢市上杉博物館」は、米沢藩や上杉家に関する資料、貴重な品々などを数千点収蔵する博物館。「上杉家文書」と「洛中洛外図屏風」のふたつの国宝も所蔵します。
常設展示室では、鷹山公の人となりを紹介する鷹山シアターや、洛中洛外図屏風をCGで楽しめます。洛中洛外図屏風の原本は期間限定で公開されるので、興味のある人は要チェック。
ランチ:「上杉伯爵邸」で米沢牛や郷土料理をいただこう
米沢市上杉博物館の見学を終えたら、そろそろランチタイム。国指定登録文化財の「上杉伯爵邸」でのランチがおすすめです。
上杉伯爵邸は上杉家の14代目・茂憲(もちのり)伯爵邸として建てられたもの。敷地約5,000坪、建坪530坪という大邸宅でしたが、米沢大火で一度焼失。大正14年に、総檜の入母屋づくりの建物が新たに完成し、それと共に、東京浜離宮にならって庭園も造られています。かつては、鶴鳴館(かくめいかん)と称され、皇族の御宿所にもなっていたそう。
現在はお食事処として一般開放しており、米沢牛のほか鯉料理、芋煮など米沢伝統の郷土料理がいただけます。庭園は出入り自由で、館内は10時〜17時まで無料で見学可能です。