いっとき「保育園落ちた、日本死ね!!!」で注目された待機児童問題ですが、そもそも今に始まったことではありません。

長く続くこの問題に、当事者である子育て世代の主婦はどう対処し、立ち向かっていけばよいのでしょうか?

待機児童問題はどこで起きているのか?

厚生労働省の報道発表資料によると、2015年4月1日時点の待機児童数は、全国で23,167人。

なんと、0~6歳人口1000人あたり2.76人が待機児童だというのが現状です。

順位を見てみると、

1位 東京都
2位 沖縄県
3位 千葉県
4位 大阪府
5位 埼玉県

となっています。

1位の東京都の待機児童数は、78147人とダントツ。

23区はもちろんのこと、市内でも離島以外のほぼ全ての市区町村で、待機児童がいるそうです。

2位の沖縄県(2591人)は、意外な感じがしますが、極端に保育施設が少ないことが理由となっています。

ちなみに、0〜6歳までの人口1000人あたりの待機児童数で見ると、東京都が9.47人に対し、沖縄県は19.39人と圧倒的です。

また、上位5位までのすべての県で待機児童が1000人超え。

改めて数字で見てみると、待機児童問題が深刻であることがわかります。

平成25年度から保育園の数自体は増加傾向にありますが、認可保育園に申し込みをする人も増えているので結局待機児童数に大きな改善がみられない結果となっています。

全国的に見てみると、待機児童数は都心部に集中していることが多く、むしろ、地方では保育園に空きがあることもたびたびあるそうです。

つまり、保育園入園を希望する子どもと、施設の所在地とのバランスがとれていないわけです。

待機児童問題とは?主婦の体験談から解決方法を探る
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

待機児童が減らない理由はこれだった

待機児童問題を改善するには、都心部に保育園を増やせばよいのでは?と考えがちですが、どうもそう単純なことではないようです。

まず大きな要因に上げられるのが、保育士不足。

過酷な労働時間、子どもを預かるという精神的プレッシャーが高い仕事内容の割に、平均給与は低く、長く続かないのが現状です。

保育士の労働環境の改善のため、自治体も乗り出してはいますが、十分な予算を確保できてはいません。

保育園の建設地不足も大きな問題です。

園庭の広さや設備など、規定をクリアできる土地を探す事自体が難しいのに加え、以前のニュースでも取り上げられていたように、保育園建設予定地の周辺住民から反対が起こることも珍しくなく、保育園を増やしたくても、思うように増やせない事情があるようです。

さらに、自治体が決めた保育園を開園するための条件が厳しいこともあり、クリアするには多くの費用を要する事も足かせの一つになっているようです。

待機児童問題とは?主婦の体験談から解決方法を探る
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

保育園落ちた…経験者に話を聞いてみました。

解決には、まだまだ時間がかかるであろう待機児童問題。

改善に向けた動きを加速化して欲しいのは山々ですが、今時点では、いつ自分が待機児童を抱えるようになるかわかりません。

もし、自分がそうなってしまったら、どうすればいいのでしょうか?

以下が経験者からの生の体験談です。

Aさん
「0歳児で、認可保育園&認証保育園を当たったがどこもダメだったので、”保育ママ”の利用を検討。たまたま空きがあり預け先を確保できたが、延長保育ができないので来年1歳児で認可保育園に再チャレンジする予定。」

Bさん
「保育園が決まらなかったので職場に相談したが、結局退職することに。原則、在宅勤務ができる会社に転職した。」

Cさん
「育休を延長して対処。復帰時期が先送りになってしまったので、ブランクが心配。」

Dさん
「認可保育園の空きがある地域に引っ越しをした。」

Eさん
「すぐに職場復帰をしなければならなかったので、通知が来たあとすぐに空きのある無認可保育園を探し何とか入園したが、保育料が高い…。」

中には、近所中の子育て中のママに声をかけ、ルーティーンで見てもらえるよう仕組化したという強者ママもいますが、多くは保育ママや無認可保育園で一時預かりを利用したりして仕事復帰し、次回申し込み時のポイントを稼ぐというか方が多いようです。

待機児童問題とは?主婦の体験談から解決方法を探る
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

2019年開始・幼保無償化。30代以下の主婦「生活費が助かる」が7割

10月から、幼児教育・保育の無償化がスタートしました。

無償化=完全にタダ、というわけではないので注意が必要です。

「しゅふJOB総研」では、幼児保育・教育の無償化に関するアンケートを実施しています。

幼保無償化に賛成・反対・わからないと回答した人のそれぞれの意見はどうなっているでしょうか。

まとめ

なかなか解決しない待機児童問題に子育て世代の主婦はどう立ち向かうべきなのでしょうか。

この問題の解決の為には、できるだけ声を届けるのも一つだと思います。

市長や区長などの元まで声が届けば、もう少し状況改善のスピードが上がるかもしれません。そのためには選挙にもしっかり参加し、政治にも興味を持つのも大切です。

現場の主婦一人一人が地道に声を発することで、待機児童減少の手助けになればいいですね。

提供・しゅふJOBナビ

【こちらの記事も読まれています】
主婦がフリーランスを始めるなら!よくある注意点、お仕事の探し方をご紹介します
「仕事はランチタイムだけ!」子育て主婦に人気の隙間時間でできるパートとは
仕事のレベルが上がる<メモ・ノート術>!5つのコツ
パート通勤の定番!「自転車通勤」で気をつけたい3つのポイント
50代・女性のパート就活、服装はどうしたらいい?面接のコツもご紹介します!