午前中は迷路のような散策が楽しめる「やきもの散歩道」、午後は明太子テーマパーク「めんたいパークとこなめ」、巨大招き猫が出迎えてくれる「イオンモール常滑」をめぐる、愛知県常滑市1日観光おすすめモデルコースをご紹介します。
午前:独特の景観がつづく「やきもの散歩道」を散策しよう
午前中のうちに常滑市まで移動してきたら、まずは「やきもの散歩道」を散策してみましょう。
まるで迷路のような散策が楽しめるやきもの散歩道。1.6km・約60分のAコースと、4km・約2時間30分のBコースの2種類があります。おすすめは、陶器廃材を利用した坂道や、レンガ造りの煙突、黒塀の工場など、独特の景観がつづくAコース。なかでも見逃せないAコースの必見スポットを以下にご紹介します。
なおAコースは迷路のような細い道が続きますので、陶磁器会館か、常滑駅にある観光案内所であらかじめ地図をもらっておくと便利ですよ。
やきもの散歩道のシンボル「とこにゃん」
見守り猫「とこにゃん」は、やきもの散歩道のシンボルとも言える、巨大な招き猫です。駅から続く通りに面した高台から、常滑の街を見守っています。散歩道のコースからいったん少し戻りますが、通りからは見えにくいので、近くで見てみてくださいね。
常滑焼の焼酎瓶が敷き詰められた「でんでん坂」
でんでん坂は、廻船問屋 瀧田家の南側にある坂道です。この坂道のある丘が、でんでん山と呼ばれていることから、このような名前が付いたそうです。坂道の壁には、常滑焼の焼酎瓶が一面に敷き詰められており、坂の下から眺めると壮観です。
古い土管が並ぶ「土管坂」
土管坂には、常滑焼の古い土管が坂道に多数並んでおり、やきもの散歩道を代表する景色となっています。明治期の土管、昭和期の焼酎瓶が擁壁に使われ、さらに坂道にも「ケサワ」という土管の焼成時に使った捨て輪を敷き詰めており、滑らずに歩けるように工夫されています。焼き物で作られた坂道を歩き、記念撮影してみてください。
ランチ:常滑焼の陶磁器を眺めながら食事が楽しめる「常滑屋」がおすすめ
やきもの散歩道のコース中には飲食店が複数ありますので、歩き疲れた頃にランチにしましょう。おすすめは、土管坂からほど近い「常滑屋」です。
常滑屋は土管工場であった建物を改装して平成7年にオープンしたお店で、カフェにギャラリーを併設しています。土管を椅子に使った雰囲気ある店内で、常滑焼の陶磁器を眺めながら、ドリンクやランチをいただけます。
ランチのおすすめは、「常滑ちらし」(1,260円)。旬の地魚を使ったてこね寿司に、汁物、煮物、デザートがセットになっています。