面接にはどんな服を着たらいい?…と悩んでいませんか?
パートやアルバイトでもリクルートスーツを着たほうがいいのか、スカートやパンツはどちらのほうがいいの?など、服装の悩みは尽きません。
今回は、主婦向け求人サイト「しゅふJOB」運営局が、50代女性の面接ファッションに注目!どんなところに気をつければいいかをご紹介します。
第一印象は面接の成功を握っています。面接本番で安心して挑めるように、ぜひ事前にご確認ください。
50代が<好印象を与える>面接の服装とは?
面接では、無理に若く見せる必要はありません。50代の面接ファッションに求められるのは、年齢相応の落ち着きや清潔感など、好印象を与えることが重要です。
•ジャケットは必要?
どの業界でも、スーツまたはジャケット着用が基本です。
飲食業やアパレル業界などは比較的ラフな格好でもよい傾向があります。
何を着ていくか迷ったらジャケットを着用するのが無難ですよ。
色は、黒・紺・グレー・ベージュなど、落ち着いた、フォーマルにも多い色合いがおすすめです。
久しぶりに手持ちのスーツを着る場合はサイズが合っているかチェックしておきましょう。
これから購入する場合は、ベージュやグレーの綿のジャケットがおすすめ。入学式や卒業式、三者面談やPTA役員会などちょっとした場でも使い勝手がいいですよ。
•ボトムスはパンツ・スカートどちらがいい?
私達の世代では「女性はスカート」という鉄板の印象がありましたが、最近ではパンツスタイルで働く女性もたくさんいます。パンツでもスカートでも、気慣れているものを選ぶといいでしょう。
ただし、丈感にはお気をつけて。
スカートは椅子に座った時ひざが隠れるくらい、立った時はひざが完全に隠れているくらいの長さがベストです。
パンツは丈が長すぎて足元がくしゅくしゅとならないように気をつけましょう。センタープレスが入れられるスラックス系のパンツはきちんとして見えるので人気です。
色はジャケットと同じように黒・紺・グレー・ベージュなど落ち着いた色がおすすめです。
スーツのセット以外をこれから購入する場合は、普段着でも着られそうなスカートやパンツを選んでおくと便利です。
カジュアルな服装で働ける会社でも、面接時にカジュアルすぎる服装は大人としての常識を疑われてしまうこともあります。
ジーパンやデニムスカート、ボーダーのシャツ、パーカー、スニーカーなど、カジュアルすぎるものは避けましょう。
•インナーは清潔感のあるブラウスを
インナーは、清潔感を与えられる白いブラウスや、薄手のセーターくらいにします。
下着の色が透けない、しっかりした布地のものを選びましょう。
また、スーツがかっちりしていても、インナーの印象は大きいものです。
カジュアル過ぎないか、大きなフリルがたくさんついていないか、気にかけてみてください。
また、胸元が大きくあいていたり下着が透けてしまうようなものは避けましょう。
シンプルなデザインは印象がよいものです。
また、「もうおばさんだから……」と黒のインナーに、黒のジャケット&スカート・パンツを組み合わせる方も多いですよね。
ただ、全身黒は、陰気な印象を与えてしまうかもしれません。
ジャケットとスカート・パンツの色が黒や落ち着いたグレーの場合、
インナーは白や、薄いピンクやブルーなど、顔が明るく見えるようにすると好印象につながりますよ。
•靴・鞄・髪型は、きちんと感を意識しましょう
服装が決まったら、それに合わせるカバン、靴、髪型も事前に確認しておきます。
カバンはスーツに合わせた色がおすすめ。
黒や紺、グレー、茶色など、落ち着いた色がぴったりです。
サイズとしては、ビジネス用の書類がしっかり入るサイズのものにしましょう。
面接時に履歴書を持参する事も考えて、A4サイズの用紙を入れたクリアファイルを、そのまま折らずに入れられるものが望ましいです。
靴は3~5cmくらいのヒールのパンプスがベストです。ヒールが太めのものは歩きやすいですよ。
ストッキングはできるだけ肌色や、濃すぎない黒がおすすめです。カラータイツや柄やラメの入ったタイツ、網タイツはNGです。
破れてしまったり、伝線してしまったりしたときのために、予備を1足持っておくと安心です。
事務所内は土足厳禁・スリッパに履き替えるという会社もあるので、裸足で行くのもやめましょう。
髪は、清潔感重視です。できるだけまとめましょう。きれいにブローした形が無難だといえます。
お辞儀をしたときに崩れてしまわないように、整えておけると望ましいです。
•お化粧は派手過ぎず・薄すぎず
ノーメイクや、濃すぎ・派手すぎるメイクはNGです。
50代のすっぴんは年齢を感じさせてしまいますし、真っ赤なリップや紫のアイシャドウな古いメイクもおばさん感が出てしまいます。
チークや口紅は特に顔の印象を左右するので、肌馴染みの良い色を選びましょう。
キーワードは「ナチュラル」! 清楚で顔色がよく見えるように意識して、ナチュラルメイクをこころがけてみてください。もちろん、香水はNGです(デオドラントスプレーや汗拭きシートの香りは大丈夫です。)
また、アクセサリーは時計と結婚指輪以外は外していきましょう。
高価すぎたり、ストーンでキラキラする時計はNGです。シンプルでスーツやジャケットに合うデザインのものがベストです。
また、最近はスマホがあるから時計を持ち歩かないという人もいますが、面接で受付に行く前に電源は落としておくことをおすすめします。面接中に着信音が鳴って集中できなかった…となるのは避けたいですね。
•衣服にかかる出費を抑えたい…
こうしてみると、就活にもお金がかかりますよね。
働き始めたらお給料がもらえるとはいえ、初期投資を抑えたい方も多いでしょう。
スーツショップでそろえるとハズレがありませんが、しっかりしているぶん費用はかさみます。
ジャケットやブラウスはユニクロやしまむらでも手に入りますし、イオンなどの大型量販店でも安価に手に入りますよ。
50代の面接を成功させるポイント
面接では”50代である強み”をアピールすることがおすすめです。
つまり、落ち着きや、経験の豊富さ・常識感、丁寧な受け答えをアピールしましょう。
緊張してしまって面接は苦手…という方も多いと思いますが、面接官も人間です。準備をしっかりできれば大丈夫!
話を聞いてもらえる姿勢づくりなどコツがあるのでいくつかご紹介しましょう。
•いい印象を残すことを大切に。
コツを紹介するその前に…大前提として「いい印象を残すこと」を大切にしましょう。
面接は「誠実で、マナーが身についている人」と思われる行動を心掛けることが大切です。
面接を自分をアピールする場所=印象に残らねば、と考えて奇抜な回答をしたり、趣味の話を混ぜてたくさん自己アピールをする方もいます。
それは、逆効果になりがちです。
もしあなたが面接官だったら?
奇抜な印象を持つ人よりも、周りの人と協力して安心してお仕事を任せられそうな好印象の人を採用したいはずです。
マナーを守り、誠実な対応を心がけ「ああいい人が面接に来てくれたな」と思ってもらえるように気を配ってみてください。
また、面接官が意外と気にするポイントがあります。
・履歴書と面接時の発言に、矛盾がないか
・面接に臨む姿勢として、遅刻をしたり、連絡の返信が遅くないか
・自己主張が強すぎないか。協調性をもって仕事に取り組んでくれそうか
自己主張も職場によっては必要ですが、入社してから人となりはわかってくるもの。
まずは第一印象を大切にしましょう。
久しぶりにお仕事をする、というママパートさんにありがちな
子ども関係のキャラグッズ、バッグ、シャツなどは避けて、大人らしいコーディネートで臨みましょう。
では、コツを見ていきましょう。
•椅子に座るときは、少し浅めに背筋をのばす
椅子に腰かけるときは、背もたれにつかないように少し浅めに座ると姿勢がよくなります。
目の前に机があった場合でも、肘を置かないように気を付けましょう。
•相手の目を見て、あいづちを打ちながら話をきく
相手の目をしっかり見ながらお話を伺ったり、相槌を打ったりしましょう。
しっかり話を聞いていると相手に印象付けられます。
また、自分が答えるときも同様に、しっかりと相手の目を見て話すようにしましょう。
真剣に熱意を持って答えているようすが伝わります。
目を見ると緊張しちゃって…!という方は、相手の鼻や、おでこ、眼鏡でも大丈夫。
相手と気持ちよくコミュニケーションが取れることが大切です。
また、大切なことはメモをとると、面接後に確認しやすいですよ。
•できる・できないは正直に
面接では、いろいろと質問をされるもの。
お仕事の内容で疑問に感じたことは、正直に伝えましょう。
また、できないことを「できます」と言ってしまわないこと。後々トラブルになりかねません。
自分の首を絞めてしまって、お仕事が大変になることもあります。
ただし「今はできなくても少しずつ覚えていきたい」と前向きに考えているなどは、忘れずに伝えましょう。
マニュアルに載っているような受け答えをする必要はありません。
自分の言葉で、しっかりお伝えすることが大事です。
•にこやかな表情で
表情も、にこやかさを心がけましょう。
緊張をすると、笑顔を忘れてしまいがちです。
歯を見せない程度に、にっこりとほほえむだけで大丈夫。
相手から「感じのいい人だな」と思ってもらいやすくなるものです。
笑顔がないと、自分もどんどん緊張していきます。
まずは自分のために、にこっと笑ってみましょう。
面接前に準備しておきたいチェックリスト
服装が決まったら、事前チェックしておくべきことを確認しましょう。
•履歴書の内容を確認
先方は提出した履歴書に基づいて質問をしてきます。
「どうしてこの企業に応募したのか」など、志望動機や自己PR、趣味の欄など、自分が書いたことをきちんと確認しておきましょう。
あわせて、想定される質問をいくつか書き出しておくと安心です。
それに対して、どのように答えるのかもあらかじめ考えておきましょう。
落ち着いてお話をすることができます。
•先方の企業について確認
どういう業種か、テレビCMはどんなものをやっているか、などを把握しておきましょう。
面接でも好印象を与えることができます。
また、もしお勤めするとなった時の仕事内容、勤務時間など、こちらから聞いておくべきことがないかも確認できます。
こちらからの質問事項もまとめておきましょう。
•持ち物を確認
履歴書・職務経歴書など応募書類が必要な場合、忘れないように気をつけましょう。特に履歴書の写真の貼り忘れには注意してください。
メモをとれるよう、筆記用具やノート、手帳もすぐに取り出せるようにしておきましょう。
また、意外と忘れやすいのがお化粧品。緊張で汗をかいてファンデーションがどろどろ!とならないように、化粧直しができる道具を持っていくと安心です。
ハンカチやティッシュ入れなどは、キャラクターものや派手な色柄のものは避けましょう。
あとは指定の持ち物がある場合は忘れないようにしましょう。印鑑や、企業指定の質問用紙の記入など、企業によって様々です。
•面接時間を確認
面接時間を守ることは大切です。
普段外出しなれていない方は、交通ルートを確認しましょう。
目的地までどの電車に乗って、どれくらいの時間がかかるのか、確認しておくと安心です。
また、あまり早く着きすぎるのも考え物です。
面接官も、仕事の合間に面接をしてくれているので、仕事に差し支えてしまう可能性も。
せめて、5分前くらいに着くようにしましょう。
パートの面接で聞かれる質問と回答集
さて、後は肝心の面接のときに聞かれたら回答する、内容の準備をしておきましょう。
主婦のパート面接では、必ずといっていいほど聞かれる質問があります。
「家庭とのバランスについて」と、「突発休のリスクについて」。
どのように答えたらベストなのでしょうか?
•ブランクが長い場合の家庭とのバランスについて
OK回答例 「出産や育児、介護など家庭の事情で、やむなく一時仕事から離れましたが、働きたい気持ちは強く持っていました。」
NG回答例 「育児(家事/介護)をするのに精一杯だったので主婦業に専念しました。」
全くNGということではないのですが、面接官によっては「今回採用しても、また生活のバランスが変わったら精一杯になって退職してしまうのではないか?」と思われてしまう可能性があります。
・働きたいと思ったきっかけ
・子どもの体調不良時の対応方法
・家族の介護についての対応策をどのようにしているか
など、整理して伝えられるようにしておくと安心です。
「子どもは今小学2年生ですが、昨年1年間は1度だけ風邪で学校を休みましたがそれ以外は休まず通っています。普段から体調管理には人一倍気をつけていますが、もし急な体調不良でお休みを頂く場合、最初は私がお休みを頂いて面倒を見なくてはいけないのですが、3日以上長引きそうな場合は夫と交代で看護する予定です」
など、具体的に想像ができる説明があると面接官の検討も前向きになりやすくなります。
実際、働き始める前に家族と対応策を考えていてよかったという声がありました。
事前に家族と相談し、看護・介護時の対応方法を決めておくことで働き始めた後もどうすべきかスムーズに家族と話ができて、負担が少なかったそうです。
•子どもの突発的な病気について
OK回答例
「病児保育、ファミリーサポート、祖父や祖母・夫や兄弟など、頼る先を複数確保しています」
NG回答例
「私しか世話をする人がいませんので、お休みをいただくことになります。」
共働き家庭では特に、NGのような回答しかできないんだけど…と途方に暮れてしまうかもしれませんが、できるだけ対策を考えて準備をしているんだという姿勢を示しましょう。
子供が小さい場合は突発的な病時の対応は考えておかなくてはなりません。また、子どもが大きくなってきたからこそ出てくる欠勤リスクもあります。
たとえば、子どもが受験の時はどうするか、進学したら働く日数時間を増やしたいか、など子どもの年齢や状況によって考えることは出てきます。
主婦のパート採用で、採用担当者から最も懸念されることは「仕事に責任をもって取り組んでもらえるのか?」ということ。
必ずしも上記のように答えてはいけない、ということではありません。
採用する側としては「家事が優先・休むのは当たり前」という考え方の人は周りの人と協力して仕事をしてもらえるのか懸念に思われてしまいがちです。
あなたを採用して仕事が滞らずスムーズに進むか、チームに負担がないかを考え、採用判断をします。
そのため「仕事をする以上は、社会的な責任が発生している」ということを意識しながら面接に臨むことも必要です。
まとめ
もう50代だから…と年齢を気にされる方もいますが、50代である強みもたくさんあります。
面接は、その自分の強みをアピールする場にもなりえます。準備をしっかりとして、自信を持って臨んでみてください。
これからお仕事をしていきたいと思う熱意をしっかりと伝えましょう!
万全の態勢で臨めば、きっといい結果が待っていますよ。
提供・しゅふJOBナビ
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