就職活動に仕事先への配属。そこで必ず行うのが自己紹介ですね。人の記憶に残すためには面白いプレゼンをしなければ、と考えている人が多いのではないでしょうか。より理解してもらうためにどんなユニークが効果的なのか、自己紹介の質を上げるためのスライドの作成方法を紹介します!

就職活動での自己紹介とは?

重要度がとても高い

面白い自己紹介をするには?ユニークなプレゼン・スライドの作成方法
(画像=『BELCY』より引用)

就職活動で面接に行くと必ずあるのが自己紹介で重要度がとても高いものとなっています。「ただ単に自己紹介なのに」と簡単に考えていませんか?

面接官側からすると、自己紹介はその人の個性を判断するとても重要なものなんです。今までどんな経験をしてきたのか、表現力はどうなのか…そんな人となりまでを見抜いてしまうんですよ。

どんな項目で面接官は自己紹介をチェックしているのか気になりますよね。判断基準は企業によってさまざまですが、代表的な例を挙げると以下の通りです。

自己紹介でチェックされること

話がまとまっているか

明るく話せているか

どんな経験をしてきたか

個性があるか

志望書と内容に食い違いがないか

短い時間で行うもの

大体の面接での自己紹介は、1分で行うのが通例です。時間を指定しない場合がありますが、それでも「簡潔にまとめて」というリクエストがあるはず。1分で自分のすべてを話さないといけないなんて難しい!と思ってしまいますよね。

短くすっきり話す、というスキルは社会に出ると要求されるもの。その力があるかどうかを企業側は試しているんですよ。志望者の性格や経験値を知ると同時に、話を簡単にまとめて話せるかどうかも自己紹介の大きなポイントなんです。

自己PRとは別物なの!?

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(画像=『BELCY』より引用)

よく混同してしまうことがあるのですか、自己紹介と自己PRは別物です。自己紹介は自分の学業やその他活動を紹介するものですが、自己PRは能力やアピールポイントを伝えるもの。

自分はこんなスキルがありますよ、今までの経験からこんなことができるようになりました…という能力や意欲のアピールが自己PRなんです。面接で自己紹介とPRを間違えて答えてしまうと「この志望者は質問の意図を理解していない」と不合格にしてしまうので気をつけましょう。

面白い自己紹介にする!基本テクニック

「経験」で語る

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(画像=『BELCY』より引用)

自己紹介をするのは面接のときだけでなく、就職してからも行いますよね。正直社会人になるとうんざりするほど自己紹介の機会が待っています。そこで大切なのは「経験から知ってもらう」こと。面白くない話というのは大体具体性がありません。

自分はこんな人ですと抽象的に伝える人が非常に多いのですが、それでは面白いとは言えません。例えば旅行経験を紹介するとしましょう。「一人でアラスカへ旅に行ったことがあります」という経験談を話したとします。

それだけで十分インパクトはありますが「どうして、何のために?」と聞き手は思ってしまいますよね。「アラスカのオーロラを見るために行きました!一度見てみたかったんです。写真があるので興味があれば後でお見せしますよ」と自己紹介すれば具体的で、その先のコミュニケーションも円滑になります。

強みをひとつ見せる

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(画像=『BELCY』より引用)

自己紹介でとても大切なのは、その人の得意分野を示すことです。仕事にかかわることでもいいのですが、全く関係ないことでも大丈夫。例えばですが、生命保険会社に入社して自己紹介をしたとしましょう。

保険に関する資格や知識をアピールしてもいいですが、面白い自己紹介にするなら趣味について話すほうが好印象です。「実はロードバイクが好きで、昨日休みだったので100km走ってきました。体力には自信があります」なんてさらっと強みを伝えられると理想的でしょう。

「100kmも走れるの!?」と驚いて場は盛り上がりますし、「あぁ、ロードバイク得意な○○さん」という印象がついて周囲から覚えてもらえるきっかけになります。面白い自己紹介というのは他人にはない強みを含んでいるんですよ。

意外性を盛り込む

面白い自己紹介をするには?ユニークなプレゼン・スライドの作成方法
(画像=『BELCY』より引用)

もうひとつ面白い自己紹介にするとっておきのテクニックが「意外性」です。これがあるか無いかで印象に残るかが大きく左右されますよ。就職活動でも仕事に就いてからも必要なテクニックなので覚えておきましょう。

筆者の例を挙げてみると、学生時代に渡航したジャマイカの話がよく驚かれます。人から見るとおっとりしていて大人しそうな外見なのですが、20歳の時にボランティア活動のために一人でジャマイカへ行ったというギャップが他人に受けるんです。

その話をすると「ジャマイカ行ったの!?意外すぎる!」と周囲がびっくりし、質問が山のように飛んできます。後々話題にもなりますので、意外な経験や趣味を持っていることを自己紹介に盛り込むといいですよ。

話が面白い人の共通点

「失敗」を素直に話せる

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(画像=『BELCY』より引用)

自己紹介うんぬんの前に、話すこと自体に苦手意識を持っていませんか?自己紹介の内容を練る前に人を惹きつける話し方を知りたい!という意見も多いので簡単に説明しておきましょう。

新しい人と関わっていくとき、自分の失敗談を話せるように用意しておくといいですよ。人の失敗って面白いですし、失敗の経験からその人の特徴を理解することができるため非常にいい材料なんです。

失敗を素直に打ち明けられるというのは、コミュニケーションを取る上でとても重要なこと。「初めて東京に来てICカードの使い方が分からず友人に笑われた」とか「よく階段ですねをぶつけて悶えています」といったような面白い失敗談を用意しておきましょう。とっさの自己紹介に使えますよ

一文が短い

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(画像=『BELCY』より引用)

仕事ができる人、話が面白い人に共通しているのは「一文が短い」ことです。適切に文を句点で区切り無駄な文章を省いているんですよ。これはアナウンサーやお笑い芸人の話術としても知られています。

自己紹介含め、話が分かりづらくて面白くない人はだいたい一文が長いんです。句点で区切ることができずだらだら話すと聞き手は面白くないと思ってしまうので注意しましょう。

長くても一文は40文字程度にして、都度文を完結させるようにしてください。それを意識するだけで話し方は大きく変わり、聞いている人の食いつき方も変わってきますよ!

間を上手く使う

面白い自己紹介をするには?ユニークなプレゼン・スライドの作成方法
(画像=『BELCY』より引用)

話をするときに大切なのが、「間」です。自己紹介でも普段の会話でも間の取り方次第で話が面白いか変わってくるんですよ。間を取ってもったいぶればいい、というわけではなく相手のリアクションに合わせた間を持つようにしましょう。

間がない話というのは相手が突っ込む隙を与えず、一方的な印象を与えてしまいます。自己紹介は基本的に自分から話す一方的なコミュニケーションではあるものの、聞いている人の反応を拾い上げながら話す必要があるんです。

「えーすごい」と聞き手がつぶやいたら少し間を取ってあげる、というように間を時々入れることで話の質は大きく変わってくるんですよ。リアクションに合わせて息を入れることでコミュニケーションのやり取りは格段に質が上がります。

面白い自己紹介スライド作成のすすめ

スライドって何?

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(画像=『BELCY』より引用)

自己紹介の質のアップのため、スライドを作成している人もいます。しかし作ったことがない人はそもそも「スライドって何?」と疑問に思ってしまいますよね。

スライドとはスライドショーのことで、パソコンやスマホで作成できるものです。映像で作ってもいいですし、パワーポイントのようなスライド作成ソフトで完成させてもかまいません。

自己紹介は基本的に口頭だけですが、それに加えてスライドという目で見る情報が加わることでより伝わりやすくなるんです。もし就職活動で「スライド使用OK」とあったら積極的に取り入れてみましょう。

自己紹介の練習にスライドを作ろう!

面白い自己紹介をするには?ユニークなプレゼン・スライドの作成方法
(画像=『BELCY』より引用)

スライドを作成するのをおすすめするのは、自己紹介の練習になるということも背景にあります。特に就職活動で日々自己紹介をすることがあるのなら、スライドを作成して情報を整理しておくといいですよ。

最近はスマホでもスライドショーを作れるようになったので、ぜひトライしてみましょう!名前から学業の経歴、学校外の活動など基本的な情報から個性のアピールまで一通り入れてみてください。

そしてスライドの再生時間を大体1分になるように設定し、そのスライドショーを見ながら自己紹介を話す練習をしましょう。そうすると1分で自己紹介するテンポが簡単につかめ、話の順序を整理する練習にもなりますよ。

面白い自己紹介にしたいなら…改善実例

語彙力を高める

まず、自己紹介に必要なのは語彙力。簡単な言葉で話す技術は必要ですが、幼稚な単語は確実に印象を悪くしてしまいます。自己紹介から次につなげて人脈を広げるためにも、普段から語彙力を高める努力をするようにしましょう。

話が面白いお笑い芸人のユニークさを参考にしてもいいですし、読書を積極的にして普段からたくさんの言葉に触れる努力でもOK。プレゼン形式の自己紹介では特に語彙力が必要になりますので、日々意識するようにしてください。

例えば、海外ボランティア経験を通して個性を伝えたいとします。大抵の人が使う「国の違いにびっくりした」という表現ではなかなか伝わりません。語彙力を駆使した伝え方の実例を以下に挙げますので参考にしてみてください。

例)アフリカへのボランティア経験を話すなら

水道インフラが日本とはまるで違いました。国が違うということは、こうなんだと実感する瞬間でしたね。お湯が出ないシャワーを毎日浴びたのですが、皆さん想像できますか?

どこまでも平原が続いていて、大陸のスケールが桁違いでした。田舎で育ってきたので壮大な自然になじみはあったのですが、比べ物にならないほどでしたよ。

ボランティアをしてみると、その国の「幸せ」や「成功」の形を勉強できます。日本だけで過ごしていると分からないことが学べて、意外な収穫を得ることができました。

キーワードで話す

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(画像=『BELCY』より引用)

自己紹介でも普段の会話でも、コミュニケーションに面白さを感じさせるコツは「キーワード」の使い方にあります。ある程度キーワードを絞って自己紹介することによって、まとまりがあり簡潔になる上ユニークさも増すんですよ。

例えば、あなたが多趣味だったとしましょう。すべての趣味をひとつひとつ話すだけではユニークさが微塵もありません。しかし「多趣味」というキーワードを使いこなせば面白いプレゼンができるようになりますよ。下に例を出してみましょう。

「多趣味」がキーワードなら…

「私は人からよく多趣味だと言われるんです。マラソンに英会話、楽器演奏…多趣味すぎるからどれかに集中したら?と友人に指摘されることが最近ありました。興味があると何事にも取り組めるんですが、その分器用貧乏になってしまうので失敗もよくあるんです。大目に見てください」

このようにキーワードを広げ、どんな趣味を持っているかだけでなく失敗談や自分の性格を表すことができるんですよ。締めくくりはユニークに、失敗を交えて話すことで面白い自己紹介にすることができます。