山梨県南都留郡富士河口湖町及び南巨摩郡身延町にまたがり、標高900mの高さにある本栖湖。富士五湖のひとつである本栖湖は、五湖の最西端に位置します。千円札には富士山の絵が印刷されていますが、あのモデルが本栖湖に映る逆さ富士って知っていましたか?是非、千円札を手に訪れてみてください!ここでは、本栖湖エリアの魅力を紹介します。
本栖湖とは
富士箱根伊豆国立公園に指定されている富士五湖(河口湖、山中湖、本栖湖、精進湖、西湖)のひとつで、最大深水は121.6mと五湖の中で最も深く、一周約13km、面積は3番目に大きい湖が本栖湖です。2013年、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産(富士山域)の1つとして、世界文化遺産に登録されました。
有名な風景がみられるスポットはココ!
千円札に描かれている景色は、国道300号線から、県道709号線へ。709号線へ入ってすぐの場所にはみのぶ観光案内所と駐車場もあります。そこから眺める富士山と、千円札を、是非見比べてみてくださいね◎観光案内所にはパンフレット等があり、近くの公衆トイレもとてもキレイです。
また、近くには中ノ倉峠展望地への入口があり、30分程登り道ですが、そちらからの展望もオススメです。実はこちらから1935年に撮影された、写真家・岡田紅陽さんの『湖畔の春』が、紙幣に採用された図様なのです。晴れた日は是非こちらまで足を運んでみてください◎
ゆったりとアウトドアを満喫!
透明度の高い本栖湖は、釣りやウィンドサーフィンなどを楽しむ人や、キャンプ場でのんびり過ごす人、近くの山を歩く登山客など、自然に寄り添った遊びを楽しめる人気のエリアです。テントを張って、遊び道具を持って歩いて本栖湖へ。気軽に思い思いのアウトドアライフを楽しむことができます。
オススメのキャンプ場は「本栖湖キャンプ場」。ここは区画もなく、空いている好きなスペースにテントを建てることができます。デイキャンプならば入口付近の湖の近い場所へ。泊まるのであれば水場の近い場所…など、目的に合わせて利用できるのが嬉しいスポットです。晴れた日は星空もとてもキレイですよ!
竜ヶ岳からの富士山も絶景!
本栖湖キャンプ場から山頂へ約2時間程の竜ヶ岳。山梨百名山にも選ばれている標高1,485mの山です。湖に棲む竜が、「村人に富士山の噴火を告げ山へと登った」という説や「富士山の噴火で熔岩が湖に流れこみ、熱さでこの山に逃げた」などの説から名付けられたこの山は、かつては小富士とも呼ばれていました。
初日の出でダイヤモンド富士を見ようと、毎年1月1日~1月2日はたくさんの登山客で賑わいます。