日本三名泉のひとつ「下呂温泉」。飛騨川沿いを中心に40軒以上の宿が並び、温泉街には無料の足湯が8箇所もあります。この記事では、下呂温泉随一の観光スポットである「下呂温泉 合掌村」をはじめ、日帰り温泉やグルメスポットなど、下呂温泉の定番スポットをご紹介しています。
【1】下呂温泉 温泉街
下呂大橋を中心に飛騨川沿いに旅館や飲食店などが集まる、日本を代表する温泉郷のひとつ。平安時代の中頃にあたる天暦年間(947~957年)に発見されました。泉質は「アルカリ性単純泉」で、ツルツルしたなめらかな肌触りが特徴です。運動器障害、リウマチ、神経麻痺、疲労回復などに効果があるとされています。
温泉街には、下呂温泉で最初に作られた足湯「鷺(さぎ)の足湯」や、さるぼぼ七福神社の中にある足湯「さるぼぼ黄金足湯」など無料で利用できる足湯が8カ所もあり、散策につかれた足を癒すのにぴったりです。
【2】下呂温泉 合掌村
白川郷や五箇山から合掌造りの民家を移築し集落を形成した屋外博物館。国指定重要有形民俗文化財の「旧大戸家住宅」や、国登録有形文化財の「旧岩崎家(民俗資料館)」「旧遠山家住宅板倉」など10棟ほどの建物が並び、下呂温泉の足湯が楽しめたり、めん処や甘味処などお食事処、そして陶器の絵付体験などとさまざまに楽しめます。
【3】下呂発温泉博物館
温泉が湧き出すしくみや泉質、効能など化学的な面と、温泉番付や温泉絵図などの歴史的資料を中心に温泉の文化的な面を紹介する、全国でも珍しい博物館。下呂温泉についても紹介し、また温泉のphや塩分を調べたり、温泉細工や湯の華にさわることができる体験コーナーもあります。
館内には足湯、歩行湯も併設。下呂温泉街にある足湯のうち、唯一有料の足湯です(博物館への入館料が必要なため)。
【4】醫王霊山 温泉寺
173段の階段をのぼった先にある境内からは、下呂の街並みを一望します。下呂温泉に伝わる白鷺伝説の薬師如来像が祀られており、また境内には痛いところにお湯をかけると治るといわれる湯掛薬師像も。
下呂温泉では多くの人たちが湯治に訪れていたため、このお寺には湯治客が願掛けに書いた絵馬が今でも残っています。また紅葉の季節にはライトアップも行われます。
【5】下呂温泉足湯の里 ゆあみ屋
温泉たまごとソフトクリームが合体した「温玉ソフト」や、下呂温泉で湯煎して温めた「ほんわかプリン」などの人気スイーツをいただきながら、足湯につかることができます。店頭にある足湯は24時間無料で楽しむことができますよ。
温玉ソフトは、玄米フレークの上にソフトクリームが乗り、さらに下呂温泉で作った温泉卵が入っています。温泉卵とソフトクリーム!?と驚く人もいるかと思いますが、よくかき混ぜるとカスタードクリームのような味わいとなるのです。
また店内にはスイーツのほか、石鹸「温玉さぼん」などの温泉コスメも並びお土産探しも楽しい。
【6】下呂温泉クアガーデン露天風呂
飛騨川沿いにあり、飛騨川のせせらぎを聞きながら入浴できる日帰り温泉施設。露天風呂のみで、打たせ湯や三温の湯、箱蒸し、泡末浴など6種類のお風呂が楽しめます。