茨城県ひたちなか市にある神社「酒列磯前神社」は近年、宝くじの高額当選者がお参りしていることで有名な神社です。その総額はなんと60億円!そんなスゴイ神社をご紹介します。
酒列磯前神社って?
今回ご紹介する酒列磯前神社。まず皆さん、この神社の名前、読めますか?筆者は恥ずかしながら最初は読めませんでした。正解は、「さかつらいそさきじんじゃ」です。列を「つら」と、前を「さき」と読むところが難しいですね。酒列磯前神社は茨城県ひたちなか市にある神社です。
名前の由来を2パートに分けてご説明します。
磯前
諸説ありますが、まずこちらの神社、見事なオーシャンビューの立地!ということで「磯前」です。酒列磯前神社の神様も海から登場しています。
平安時代に書かれたと言われる『日本文徳天皇実録』では、西暦856年の12月に、住民が海にキラリと光るものを見たと記されています。翌日になると海に光る石があり、その石をよく見ると僧侶の姿をしていて、自ら「少彦名命(スクナヒコナノミコト)」と名乗りました。そして「以前、この国を作ったあと、東の海に行ったが、みんなを救うために戻ってきたよ」と語ったそうです。
酒列
こちらも由来は諸説ありますが、この少彦名命のご神徳が「国造り(特に山など高度のあるものを作るのを得意とされた)」「農耕」「温泉」「知識」「石」「医療や薬」「酒造り」といろいろ多岐にわたっています。特に古来、お酒は薬としてもとらえられていましたから、人々を救うために薬として酒造りを教え、その酒を列ねたという考えもあるようで、「酒列」となったようです。
神様好きな方だと、少彦名命がお酒の神様というのは、わりとよく知られている情報かもしれません。ただ、意外と知られていないのが、薬として酒造りの技術を人々に伝えたという逸話から、製薬会社や酒造会社の企業内神社に祀られていることも多い神様です。
少彦名命はわりと民間伝承で人気のある神様で、名前に「少」とある通り、とっても小さい体の神様です。あの「一寸法師」は少彦名命にインスパイアされて作られたという説もあります。
小さいながらに、賢く機転がきき、また明るい性格で、他の体の大きな神様と互角にはりあう神様です。さらにドジっ子という人間くさい要素もあるので人気がある神様なんですよ。
人気の理由は?
さて、この酒列磯前神社、近年急激に人気が出た神社でもあります。理由は一攫千金ゲットだぜ!ということで宝くじの高額当選者を出し続けている神社だからなんですねー。
ちなみに手元にある酒列磯前神社の公式リーフレットを確認しますと…。
ジョイフル本田ニューポートひたちなか店内の宝くじ売り場「ジョイフル本田チャンスセンター」での年末ジャンボ販売日に以後一年間の高額当選券販売と多くの方々が当選しますようにと、当社宮司と巫女が売り場で祈願祭を依頼により執行しております。当社がお祓いをした売り場からここ数年間で、総額約60億円の宝くじ当選がありました。
ろくじゅうおくえーーん!!ちょっとご利益ありすぎじゃないですか。そんなゴリゴリ成果出している神社ってあるんですね…。場所もジョイフル本田ニューポートひたちなか店のチャンスセンターとバッチリ決まっているという、宝くじをこれから買いに行く人には、大変有益かつ具体的な情報ではないでしょうか。少彦名命は金運のご神徳は無かったのと思うのですが、どうやらスキルアップされたようです…。