パリからTGVに乗って約1時間40分。ブルターニュ地方の玄関口と呼ばれている街Rennes(レンヌ)へ行ってきました。パリからのアクセスの良さや治安の良さ、街の住みやすさから、ナントと並びレンヌも人気の移住先となっているそうです。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

世界遺産「モン・サン・ミッシェル」までのバスもレンヌから出ているので、モン・サン・ミッシェル観光の前後にレンヌで1泊するというのもおすすめです。

木組みの家が並ぶメルヘンな旧市街

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=レンヌ駅から15分ほどの場所にある旧市街、『PARIS mag』より引用)
フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=Rue_du_Chapitre_FH Rue_Psalette_FH by Franck_Hamon、『PARIS mag』より引用)

まずはメルヘンな町並みがならぶ旧市街へ。アルザス地方ではこういった木組の家を「コロンバージュ」と呼びますが、ブルターニュ地方では「パンドボア」と呼ばれています。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=Half-timbered houses, place du Champ-Jacquet by Franck Hamon、『PARIS mag』より引用)

旧市街を歩いていると、この木組の家がなんだかこちらにお辞儀しているような、迫ってくるような印象が。よく見ると建物の2階以上の部分が1階部分からはみ出している家ばかり。これは昔、建物の下層階の土地に税金がかけられていたため。1階は狭く、2階から徐々に広くなっているのだそうです。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=パンドボアのホテル、『PARIS mag』より引用)

木組みの家の中の様子はこんな様子。壁も床も古くてもしっかりとメンテナンスされていて趣きを感じます。

ブルターニュ地方の伝統グルメを堪能

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

ブルターニュ地方の伝統グルメと言えば…「ガレット」ですね!蕎麦粉で作られた、薄いクレープ生地にハムやチーズ、野菜などを入れて、包んで食べる伝統料理です。海に囲まれているブルターニュ地方は海産物と乳製品が豊富な美食の地として有名ですが、雨や霧の日も多いため、小麦の生産に向かず、小麦の代わりに蕎麦の栽培が盛んになったそう。ガレットはパンに代わる庶民の主食だったようです。

【レンヌでホットなレストランを紹介】

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

レンヌでディナーに迷ったら、Nantaise(ナンテーズ)通りへ行くのがおすすめ。素敵なレストランやビストロに出合える、グルメスポットです。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

こちらは新鮮な素材を使った料理をリーズナブルに楽しめるビストロ、『Coquille 』。ブルターニュのグルメの良いところは、海鮮も肉料理もどちらもバランスよく楽しめるところ。前菜には、ムール貝と季節の野菜がミックスされたサラダ。メインは豚肉と薄くスライスされたズッキーニがロール状になったシンプルながらもボリューム満点の1品を楽しめました。

■お店情報
Coquille
住所:16 Rue Nantaise, 35000 Rennes

レンヌでもトップクラスの美味しさのレストラン、『Pierre』へ。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

前菜は濃厚なビスク。メインにはグリルされた鯖にマリネされた野菜ドレッシング。サイドに添えられたスモークフムスと酸味のあるドレッシングのマリアージュが絶品の一品です。どの料理も新鮮な素材が採れる土地柄ならではのメニューでした。

■お店情報
Pierre
住所:33 Rue Nantaise, 35000 Rennes

晴れた日には小舟で非日常を味わって

レンヌには大きな川が2つ流れており、そのうちの1つがCanal Saint-Martin(カナルサンマルタン )。こちらでは小舟をレンタルして川沿いの自然を楽しむことができます。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

5人用ボートで1時間35ユーロ。7人用で1時間50€ほど。出発場所の近くには軽食コーナーもあるので、船上でのアペロタイムを味わえますよ。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=Canal_d_Ille-et-Rance by Franck_Hamon、『PARIS mag』より引用)

川のせせらぎを聞きながら木々の緑を眺めていると、それだけで一気に普段の疲れが吹っ飛びます。川沿いの木陰道はサイクリングロードにもなっているので、ゆっくりしたい休日は小舟、アクティブに過ごしたい日はサイクリングと違った自然の楽しみ方ができそう。

どこを切り取っても絵になるタボール公園

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

レンヌに訪れた際は必ず行って欲しいのがこのタボール公園。2000種類を超えるバラ達が園内を所狭しと咲き誇っています。公園であり、植物園でもあるので、お花の種類の詳細もちゃんと掲載されています。お気に入りのお花を見つけてスケッチを楽しんだり、花言葉を調べて見たりしてもよさそうですね!

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

社交ダンスを優雅に練習するカップル、木陰で読書を楽しむ人、タロットカードを広げて占いをしている人もいました。10ヘクタールにも及ぶこの広大な公園はレンヌの市民の憩いの場であることが伺えますね

レンヌはお買い物天国!ヒップなお店をチェック

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=Cherie cheri、『PARIS mag』より引用)

レンヌに訪れて驚いたことのひとつが、おしゃれなお店の多さでした。パリ顔負けのおしゃれな雑貨屋やアクセサリーショップ、コンセプトショップなどが徒歩圏内にギュッと勢揃いしているため、短時間で効率よく最新のアイテムをチェックすることができました。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

どのアイテムもかわいいものばかりで、目移りしてしまいます!ブルターニュ地方のアイコニックな場所がデザインされているノートブックはお土産にも◎。このノートに旅の思い出をコラージュして、世界に1つの思い出ノートにしてもいいですね。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)
フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

日本では見かけないようなパターンや配色のグッズに心が躍ります!

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=M I N T、『PARIS mag』より引用)

こちらは幾何学模様が特徴的なアクセサリーを中心に本や雑貨を扱うショップ。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

アクセサリーのほとんどが25€からとリーズナブル!ブルターニュをモチーフにしたデザインのブローチなどもありました。こちらもお土産にぴったりです。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=FRENCH BLOSSOM、『PARIS mag』より引用)

『FRENCH BLOSSOM』は、洗練された大人っぽさが際立つお店です。こちらのお店はおしゃれなベビーアイテムのラインナップが充実。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

とってもおしゃれなおままごとセット!そのまま棚に飾ってもインテリアになるくらいおしゃれなデザインです。

フランスブルターニュ地方の玄関レンヌで、町歩きとグルメを楽しむ
(画像=『PARIS mag』より引用)

真似したくなるくらい、隅々まで洗練された空間でした!

食にショッピング、自然も豊かなレンヌ。モン・サン・ミッシェルなどブルターニュ地方へ旅行の際はぜひレンヌに立ち寄ってみてください!


提供・PARIS mag(シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン)

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