母乳販売は意外なきっかけから

ネットで「母乳」が売買される衝撃。「メルカリ感覚で売っている」女性を直撃した/2021人気記事BEST5
(画像=『女子SPA!』より引用)

メグミさんのツイート。母乳用フリーザーパックに母乳を入れた写真が添えられている

 なかなか取材協力者が見つからない中、一人だけ取材に応じてくれたのは今年1月に出産したばかりのメグミさん(25歳・仮名)。多くのアカウントが母乳以外にもオプションをつけている中、メグミさんは母乳のみを50mlあたり1500円で売っていました。  メグミさんは既婚者で会社員ですが、現在は育児休業中。母乳を販売していることを夫は知らないといいます。彼女が母乳の販売を始めたきっかけは意外な出来事からでした。 「子どもが生まれてすぐ、Twitterで育児専用アカウントを作って日々の育児についてツイートをしていました。するとある日、男性らしきアカウントから『母乳を売ってくれませんか?』というDMが届いたんです。最初は気持ち悪いなと思ったのですが、以前『裏垢』を作ってちょっとエロい投稿をしていた時期もあったので、SNS上で知らない人とやり取りをするハードルが低く、どうせならたくさん出る母乳を売ってお小遣い稼ぎしようと思い始めました」

20件のDMが来て、販売は5件

 メグミさんの母乳の取引の流れはこうです。まず搾乳してすぐに母乳バッグに入れて24時間以内に冷凍。そして取引のDMが来たら条件などを交渉し、取引が成立したら先にアマゾンギフト券かPayPayで料金を支払ってもらい、着払いのクール便で送るそうです。  メグミさんが母乳の販売を始めたのは今年の4月から。今のところ20件ほど購入希望者からDMがあり、実際に販売に至ったのは5件とのこと。対面ではなく完全にネット上でやり取りをしているため、危険な目に遭ったこともないそうです。