手相の中には、その人の努力次第で手にできる非常にいい線というものがあります。その名も成り上がり線は、運命の一発逆転や大器晩成型の人生に縁のある希少性の高い手相のこと。今回は成り上がり線の見方や秘められた意味について詳しく解説します。
成り上がり線とは?意味や見方を解説!
成り上がり線の正体は千金紋!
成り上がり線は、親指と人差し指の間にある生命線の起点から中指の付け根に向かってカーブを描き延びる線を指します。一般には千金紋(せんきんもん)と呼ばれ、なかなか目にすることのできないほど希少かつ強運をもたらすいい手相となります。
成り上がり線の基本的な意味
「成り上がり」という言葉には、どん底から一発逆転で這い上がるという意味や地味な暮らしから一転して大金持ちになるなどの意味があり、成り上がり線を有する人の人生は大器晩成であるのが特徴です。また後天的な努力によってのみ出現するもので、たたきあげから上りつめた社長や富豪に現れる手相とも言えます。
成り上がり線に隠された裏の意味
成り上がり線は後天的に手にできるとはいえ、人並ならぬ努力を必要とする手相です。したがって成功を意識したとたんに努力することを止めてしまえば元の木阿弥。最悪の場合は、せっかく現れた成り上がり線がきれいさっぱり消滅してしまうことさえあるのですから油断は禁物なのです。
形状の違いから見る成り上がり線の意味
複数の成り上がり線はいいことが重なる手相!
複数の成り上がり線は幸運の数も比例して多いことを表しています。1本でもその人にとっていい成果をもたらしてくれる手相にも関わらず、すでに何本もの成り上がり線が現れているなら、努力の末に手にできる一発逆転が繰り返し起こっても不思議ではありません。
ギザギザの成り上がり線は心を強く持ってこそ吉
成り上がり線が不規則な山形を描いている場合、目の前のチャンスを掴むことに躊躇している心の状態が読み取れます。一般に成り上がり線を有する人の人生は大器晩成型。努力の甲斐あってようやく訪れたチャンスを知らせる手相なのですから、恵まれる機会を無駄にせず貪欲に進みたいものです。
チェーン状の成り上がり線はストレス過多が心配
成り上がり線が絡み合うチェーンのような形なら、少しペースを緩めて自分のおこないを振り返る必要がありそうです。大きな幸運が訪れていることは確かでも心が疲弊していてはその波に上手く乗ることができないことを、チェーン状の成り上がり線が示しています。
成り上がり線と共に現れる手相の島に要注意!
手相を見る上でポイントとなる島(シマ)は線上にポッコリ丸い空間を成し、表す意味をネガティブなものに変えてしまいます。成り上がり線における島の場合は目の前の成功に立ちはだかる障害ととらえられ、一発逆転どころか物事を停滞させてしまう可能性があるため注意が必要です。
太さ・長さの違いでも成り上がり線の意味は違う!
成り上がり線が細いなら着実な努力を!
成り上がり線がいかにも細くて消えそうなら、手にできる成功もまだまだ小規模。細い成り上がり線を過信しての投資やギャンブルにはくれぐれも注意するようにしましょう。安易な形で満足しようとせず、あなたに残された伸びしろを最大限に活かしてこそ好機は訪れます。
成り上がり線は太い方がいい!
成り上がり線がほかの線に比べてしっかり太く見えるなら、あなたの努力がいよいよ実を結ぶことの現れです。これまで成功を思い浮かべて努力した人ほど成り上がりを強く実感できるような出来事が次々と起こり、喉から手が出るほど欲しかった地位や名声、富を手にしていくでしょう。
成り上がり線が短いと一発逆転は難しい
成り上がり線は緩やかにカーブを描いているのが一般的。ただし、中には終点に向かって伸びる線が直線に近く短い場合もあります。こういった短い成り上がり線は、成功したい気持ちばかりが先行して手相のご利益としては若干劣る傾向を示しています。一発逆転を本気で期待するのなら、情勢を見極める力が求められるでしょう。
成り上がり線が長いと少ない努力で報われる
成り上がり線が長くゆとりの感じられるカーブを描いているなら、申し分ない手相です。まさにローリスクハイリターンが望める時で、わずかな努力でも大きな財産を得るなど成り上がり線の恩恵を肌で感じることとなります。また長い成り上がり線によって運気が活発になっているため、努力の分だけ成果も伴うこともお忘れなく。