パートに採用されるためは「自分と応募先企業の条件がどれだけマッチングするか?」を求人情報から読み解くことが大切です。
そこで今回は、
・求人に書かれているキーワードと企業の本音は?
・求人に書かれている言葉の裏とは?
・文字以外の「歓迎メッセージ」を読み取るポイント!
の3点から、求人情報の意味についてご紹介します。
求人情報に書かれているキーワードの本音は?
主婦向けパートの求人サイトに溢れているキーワード
・主婦が活躍中!
・子育てママさん歓迎
・未経験者募集
といった魅力的なキーワード。
しかし「どの求人にも似たようなことがあるし、結局建前なんでしょ?」と考えたことありませんか?
結論から言うと、そんなことはありません。
このキーワードには、主婦層を採用したい企業からのメッセージが込められているのです。
企業は求人募集を出す際に、少なくない広告費を支払っているため、掲載期間内にいい人材に来てほしい!と強く願っています。
そのため広告に出ている言葉がちょっと盛り気味に感じるケースもありますが、採用サイドの本音と認識しましょう。
•求人に書かれているキーワードと企業の本音の例
キーワード1:主婦が活躍中!
→実際に主婦が働いている
キーワード2:子育てママさん歓迎
→育児との両立に理解がある
キーワード3:未経験者募集
→経験者でなくとも採用を検討できる
そのため、GoogleやYahoo!など検索エンジンでお仕事を探すときは「主婦歓迎」で検索してみると、良い求人が見つかるかもしれません。
手前味噌ですが、しゅふJOBでは、子どもや家庭の事情でお休み相談ができる職場のお仕事や、主婦が活躍している職場のお仕事をたくさん扱っています。よろしければ検索してみてください。
求人に書かれている言葉の”裏”とは?
求人情報の言葉のウラを見てみると、いざ働き始めてから「思っていたのと違った!」となる確率が低くなります。
採用担当者の意図やメッセージを深く読み解くには、言葉の裏を読んでみましょう。いくつか例をご紹介します。
•求人に書かれている言葉の”裏”の例
言葉1:主婦が活躍中!/子育てママさん活躍中
「若い人が少ない」「責任があるような仕事はない」 「バリバリ働きたい人には物足りないかもしれない」 ということかもしれません。
言葉2:未経験者募集
「経験がなくても覚えられる簡易な仕事だということ」 という意味もあるかもしれません。
言葉3:経験者優遇
「即戦力を求めているので仕事を教えている余裕はありません」 という意味が隠れている場合があります。
言葉4:土日勤務歓迎
「平日シフトが入りにくい可能性があります」
ということかもしれません。
ちょっと疑いすぎ!というところもありますが、このように言葉の裏を見て企業の意図を読み取ることができれば、お仕事を開始した後のガッカリ感や、苦労も減るものです。
また、面接で伝えるべきこちらのアピールポイントも変わってくるはずですよ。
•なぜ「主婦歓迎・ママ歓迎」ではなく「活躍中!」と書かれているの?
「主婦歓迎」「ママ歓迎」とハッキリ書いてくれたらいいのに、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
「主婦じゃないと応募ができないのかな?」「ママじゃないから応募してもダメかも。。」と思われてしまうこともあります。
求人広告作成のルールで、誰でも応募ができて、採用がされるように、性別や属性を特定した募集はNGになっています。
でも、すでに先輩主婦が働いている職場は、主婦や子育て中のママの働き方に理解があることが多いので
「主婦・ママが活躍中!(だからあなたもぜひ応募してね)」
というメッセージが込められていることが多いのです。
文字以外の「歓迎メッセージ」を読み取るポイント!
求人情報の写真や求人データには、見えないメッセージがたくさん隠れています。
写真や求人データなど文字以外のものから、企業の意図を読み取るポイントをご紹介します。
•文字以外の「歓迎メッセージ」を読み取るポイント
ポイント1:実際の事務所の写真が掲載されているか?
特に大人数が載っている求人情報は、全社員的に歓迎ムードが高いことが伺えます。
社風も垣間見れるので、職場の雰囲気をイメージするのにも役立ちます。
ポイント2:代表や先輩社員(パート)の情報やインタビューが掲載されているか?
この求人のために写真やインタビューを用意したということは、本気で人を探しているという採用サイドの熱意の表れでもあります。
特に先輩社員(パート)のインタビューや働き方のサンプルは、仕事内容をイメージするのにも役立つだけではなく、採用側が求めている人物像の参考になります。
ポイント3:写真とメッセージに矛盾がないか?
「主婦歓迎!」とあるのに学生や若い人ばかりの写真が掲載されている場合は、働いている主婦の人がシャイで写真NGの可能性もありますが、フリー素材の写真を使っている可能性もあります。
コメントと写真に矛盾点や違和感がある場合は、文字情報のほうが信憑性が高くなります。
ポイント4:「社保完備」など自分が欲しい制度の有無が記載されているか?
社保完備などが記載されていない場合「ない」と考えます。「ありません」とあえて書く企業はないからです。
求人サイトによっては、社会保険や雇用保険のマークがついていたりする場合もあるので、文字情報で見つからなかったら求人ページ内にアイコンやマークがないか?を見てみてください。
特に写真は企業の本気度、つまり歓迎度がうかがえる大事なツールです。雰囲気だけでも大きな参考になります。
あなたはどのタイプ?パート主婦のお仕事診断!
求人広告の意図を正しく読み取れても、自分自身がそのお仕事にマッチしているか?が判断できなければ意味がありません。
そのためには、自分の「お仕事タイプ」を見極める必要が。
あなたのお仕事タイプはどれにあてはまりそうでしょうか?
1.世のため、人のためがモットーの「人志向」タイプ
このタイプの方は、自分がやりたいことを追求するよりも、目の前で困っている誰か、なんとかしてあげたい誰かのために動く方が、やりがいを見いだせる傾向があります。
アットホームな雰囲気や、働く人の定着率が高い環境が向いていますよ。
2.自分の夢を自力で叶えたい「自分志向」タイプ
自分の目標や夢を叶えるべく、コツコツ努力を重ね、着実に達成しようと行動するのが得意な人が多いようです。
実力やスキルがつくなどの仕事、裁量権のある職場が向いています。
仕事をしながら資格取得ができるお仕事や、少日数で働きたい場合は派遣のお仕事を視野に入れてもいいかもしれません。
3.大きく展開することにやりがいを覚える「先生志向」タイプ
0から何かを生み出すより、あるものに新しい価値を負荷するのが得意なアイデアマンタイプ。
大手企業のように人的資産や経済的余裕、ナレッジが豊富な環境が向いています。
自分に向いている職場で働くことができれば、ストレスもすくなく、やりがいをもって楽しく長く働きやすくなりますよ。
パートの面接「採用されたけど辞退したい…」断り方の3つのポイント
広告のメッセージがうまく読み取れて、同時にいくつかの会社から内定を貰った。
もしくは、読み取ったつもりが失敗してしまい、話を聞いているうちに「これは違う」と分かってしまった…。
こんな状況に陥った場合、辞退の仕方やタイミングについて、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
内定辞退に罪悪感を感じる必要はありませんが、社会人として先方に失礼のないように辞退を伝えたいものです。
上手な辞退のポイントは
・できるだけ早く
・メールではなく電話で
・できるだけ簡潔に、かつ丁寧に話す
ことです。
辞退の理由を無理に言う必要はありません。
もし聞かれた場合は、「一身上の都合で。」「個人的なことで申し上げにくいので・・・。」といった、常套文句でかわすのがスマートです。
いくつなっても断りの連絡は気が重いものですが、そのまま放置するようなことはよくありません。
社会人として不誠実なことはしないようにしましょう。
まとめ
パートの採用率がアップするコツは、求人情報を読み解くスキルを高め、採用サイドがどんな人物を求めているかを具体的に想定することです。
「歓迎」「活躍」などのありふれたキーワードにも、採用側のメッセージがたくさん詰まっています。
データや写真と併せて読み取るようにしてみましょう。
最近の求人は性別や年齢制限を記載できない規則などもあり、企業は少ないスペースの中で苦労して募集を出しています。
もしかすると求人情報を理解し合えるところから、双方のマッチングは始まっているのかもしれませんね。
みなさんの希望にあったお仕事が見つかりますように!
提供・しゅふJOBナビ
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