自分の好きな綺麗を自由に楽しむためのメイクを伝える連載『メイクの自由帳』。“妄想場面メイク”では、なかなか行動に移せないリアルな状況に思いを馳せ、「もしもその場にいたら、どんなメイクを楽しみたいか」を考えます。今日の行き先は「クリスマスディナー」! 冬のドレスアップに合わせたメイクをご紹介します。
行きたいのに行けない、やりたいのにやれない。
さまざまな理由で行動に移せないことがたくさんあります。
「もしそれらができたとしたら、その場面で筆者はどういうメイクをするのかな」
本連載では、そんな妄想をベースにしたメイクアップをご紹介。
どこにも行かないけれどGRWM(※)、今月の妄想は「クリスマスディナー」。
ホリデームードに彩られたラグジュアリーなホテルで素敵なディナー……そのようなスペシャルな時間に妄想を広げていきましょう!
※「Get Ready With Me」の略で、「私と一緒にお出掛けの準備をしよう」という意味。
メイクの完成形
赤を使うと子どもっぽくなるという人のお悩みを解決するおとなのカラーメイク! 赤の使いどころがポイントなのでぜひ最後までご覧いただき、クリスマスシーズンにもぴったりな赤コスメに挑戦してください。
ベースメイクのやり方
使用アイテム
STEP1:カラー化粧下地を塗る
POINT:ブルーのコントロールカラーを使う
ブルーのコントロールカラー(a)は黄み寄りの肌を明るく見せたり、くすみを飛ばしてクリアな肌を目指すという効果が期待できます。全顔に塗ってもいいですが、筆者は明るく見せたい箇所に部分的に塗る方法をおすすめします。
イルミネーションに負けない発光肌をつくりたいので、両頬と顎の黄ぐすみは飛ばしてしまいましょう。人差し指に米粒大の下地をプッシュし、肌に伸ばします。1カ所ずつ3回に分けて米粒大の下地を塗りました。指である程度伸ばしたらカットパフ(b)でなじませてください。目の下のクマにかからないように注意してくださいね。
STEP2:ファンデーションを塗る
POINT:パウダーレスに仕上げるためクッションタイプを選択
全顔にクッションファンデーション(c)を叩き込みます。付属のパフに適量取り、顔の中央から外側(輪郭)へ向かって叩きながら塗り広げましょう。ツヤをキープするためにおしろいは塗りません。このクッションファンデーション(c)はパウダーレスでも崩れにくいタイプだと感じます。
アイブロウメイクのやり方
使用アイテム
STEP1:眉パウダーで足りない毛を描く
POINT:眉の色を半々で変える
「眉頭と眉尻を半分に分けて眉毛の色を変える」と聞くと、奇抜に聞こえるかもしれませんが大丈夫です! プロが色の組み合わせを考えたひとつのパレットの中から2色選ぶため、浮くことなく、むしろグラデーションっぽく見えてきれいなのですよ。
今回使用するパウダー(d)は3色組み。中央の赤紫色(d2)を斜めブラシ(e)に取り眉尻の形を整えます。赤紫色(d2)単色で描くと赤みが強く発色しますが、アイメイクを施すとバッチリ調和しますのでご安心を。
次に斜めブラシ(e)に茶色(d1)を少しずつ取り、眉頭側を仕上げていきましょう。眉頭は濃くなりすぎないようにします。描き終わったら、何も色がついていない斜めブラシ(e)で眉全体をぼかすようにとかしてなじませました。
STEP2:ハイライトカラーを塗る
POINT:眉尻側にだけハイライトをのせる
少しラメが入ったアイボリー(d3)を指に取り、眉を挟むように上下の肌に塗りましょう。このとき、眉全体を挟むように塗らないよう注意してください。赤紫色(d2)を使った眉尻側にだけハイライトを塗ることで、尖りが強調されて眉のシャープさがアップしますし、眉メイクに光を集めるレフ板の役割を果たしてくれます。
アイメイクのやり方
使用アイテム
STEP1:上まぶたを仕上げる
POINT:ベースにグレーを仕込む
このアイメイクの最大のポイントは上まぶたのベースにグレーを塗ることです。
眉メイクからの流れで、アイメイクにもブラウンとレッドを組み合わせたくなる気持ちはわかります。でも、ちょっと待って。すべてブラウンとレッドでコーディネートすれば統一感こそ出ますが、なんだか単調になると思いませんか。それこそ子どもっぽく見えてしまう原因かもしれません。
そこで、ブラウンの代わりにグレー(g)の差し色を投入です。突然現れたグレーがこのアイメイクの“抜き”になります。SUQQUのアイシャドウは発色がいいので、毛足の長いアイシャドウブラシ(k)を使って淡く均一に塗りました。
次に赤(h)を丸斜めブラシ(j)に取り、まぶたの中央にだけ塗ります。まつげ側から上へと塗り始めて、グレーとの境い目は軽くぼかすようにしてのせるときれいです。
アイラインはコーヒー色(l)のリキッドアイライナーでフルラインしっかり埋めました。目尻は目の形にあわせて自然に払うように延長させています。クリスマスディナー用のメイクなのでナチュラルさはあまり考えず、目を開けたときにラインが見えるようがっつり伸ばすとバランスがいいでしょう。
STEP2:下まぶたと細部を仕上げる
POINT:眉パウダーをアイにも使うことで一体感を出す
丸斜めブラシ(j)にアイボリー(d3)を取り、下まぶた全体に塗っていきます。涙袋はつくらず、目全体を明るくブラッシュアップする気持ちで広く伸ばしました。
続いて茶色(d1)を付属のブラシに取り、下まつげのキワをフルで埋めます。眉パウダーはアイシャドウほど濃くつかないので躊躇せず色をのせていって問題ありません。ラインが多少太くなってしまっても大丈夫です。気になるようなら丸斜めブラシ(j)でそっとなぞってぼかしてください。
下まぶたの仕上げはゴールドのリキッドグリッター(i)です。付属のアプリケーターを使って下まぶた全体に広げます。少量で十分キラキラするため、つけ過ぎには注意してくださいね。
また、アイボリー(d3)を塗った範囲よりもオーバーしないように気をつけてください。金ピカなので逆に悪目立ちしてしまいます。
レッド系のマスカラ(m)を上下まつげにたっぷり塗布すればアイメイクの完成です。
チークのやり方
使用アイテム
STEP1:チークを塗る
POINT:顔の外側を引き締めるように頬骨に塗る
赤茶色のチーク(o)を頬骨の上にサッと塗ります。私は顔の中央にチークを塗るのが好きですが、今回はシェーディングも兼ねているため顔の外側に塗りました。眉とアイに雰囲気をあわせるため、ヘーゼルナッツチョコレートという色(o)を選びました。冬っぽくて落ち着いたカラーなのでとても使いやすいです。
STEP2:ハイライトを塗る
POINT:ピンポイントで欲しい場所に塗る
イエローゴールドのスティック(n)を指に取り、部分的にハイライトゾーンへのせていきます。輝きが強くツヤの出やすいタイプのため、たっぷり広く塗るのではなく少量を一番欲しい場所へ塗るメイク方法がベストかなと思います。
指だとやりにくいと感じる人はアイメイクで使用した丸斜めブラシ(j)を使うのがおすすめ。このブラシは本来、このような半固形状のコスメと非常に相性がいいのでやりやすいと思いますよ。
リップメイクのやり方
使用アイテム
STEP:口紅を塗る
POINT:ぐりぐりと重ね塗りする
透け感のある赤リップ(p)のため、大胆に重ね塗りしてOK。取れてきても汚くならず、それはそれでナチュラルでかわいくなります。
うるうるとした質感が特徴なのでそれを活かせるようにたっぷり塗りました。この口紅は自分のさじ加減で濃淡を簡単に調節できる赤リップです。パッケージもかわいいので、クリスマスプレゼントにもおすすめですよ。
クリスマスディナーに行くための妄想場面メイク、完成です!
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