長崎県の観光地・雲仙市は、日本初の国立公園「雲仙天草国立公園」内にある温泉地です。かつて「温泉」と書き「うんぜん」と呼んでいた時代があるほど、雲仙市内のあちこちから湯けむりが立ち上っています。市内では「湯せんべい体験」など、雲仙ならではの体験ができるほか、名物「雲仙地獄」や季節の美しい絶景が望める「仁田峠ロープウェイ」といったダイナミックな自然スポットも点在。そんな雲仙観光のスポットを厳選して紹介します。

雲仙で立ち寄りたい観光スポット

雲仙と言えば火山の「雲仙岳」をイメージする人もいるのではないでしょうか。しかし、火山地帯が生み出す荒々しい大自然の造形美だけが、雲仙の魅力ではありません。温泉がもたらす極上の癒しや、長崎の南蛮時代を今に伝えるガラスの芸術品・ビードロのほか、レトロなおもちゃまで…。一度訪れれば再訪したくなる、ここだけの絶景と味わい深い温泉街へ出かけてみませんか。

雲仙地獄

雲仙 観光 おすすめスポット8選!絶景から穴場スポットまで
(画像=『あそびのノート』より引用)

 雲仙観光のメインスポット「雲仙地獄」は、激しい噴気や熱気、強烈な硫黄の香り、荒々しい景観が地獄のように恐ろしいので「雲仙地獄」と呼ばれています。主な見どころは、噴気が多い「大叫喚地獄」や「お糸地獄」「八万地獄」など。大地のダイナミックな息吹を「地獄めぐり」で体感しましょう。所要時間は約60分。遊歩道や休憩舎など、安全に見て回れるように工夫されていますので安心です。散策後は隣接の雲仙地獄茶屋の温泉たまごやレモネードで一息入れるのがおすすめです。

■スポット詳細
名称:雲仙地獄
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙320
アクセス:島原鉄道バス 島原・雲仙・諫早線バス停「雲仙」から徒歩4分/長崎自動車道「諌早I.C」から約60分
営業時間:24時間(夜間のライトアップはなし)
定休日:なし
料金:無料

仁田峠ロープウェイ

雲仙 観光 おすすめスポット8選!絶景から穴場スポットまで
(画像=『あそびのノート』より引用)

 標高差174m、海抜1300m、仁田峠駅~妙見岳駅の間500mを、ゴンドラが片道3分かけて運行するロープウェイです。仁田峠の魅力は、雲仙の四季が織りなす景色を眼下に望めること。どの季節も、鮮やかな山の色合いに圧倒されること間違いなしです。

 一方で妙見岳の山頂からは、島原半島を見渡せ、ロープウェイ施設内には展望台や売店、展示室、神社などがあります。なお、新型コロナウイルスの対策として、終日換気や減員運行、定期消毒が実施されています。

■スポット詳細
名称:仁田峠ロープウェイ
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙551
アクセス:JR「諫早」駅から車で70分/島原鉄道バス 島原・雲仙・諫早線バス停「雲仙」から車で20分※バス停「雲仙」から乗り合いタクシーあり(1日3便)。ただし2020年8月27日現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、サービス停止中。再開時期は要問い合わせ。/長崎自動車道「諌早I.C」から90分
営業時間:
【4月1日〜10月31日】8:31~17:23
【11月1日〜3月31日】8:31~17:11
※仁田峠循環道路通行時間は
【4月1日〜10月31日】8:00~18:00(下り線ゲート18:45施錠)
【11月1日~3月31日】は8:00~17:00(下り線ゲート17:45施錠)
定休日: 荒天時
料金:大人1,290円/子ども650円(往復)、大人730円/子ども370円(片道)

白雲の池

雲仙 観光 おすすめスポット8選!絶景から穴場スポットまで
(画像=『あそびのノート』より引用)

 雲仙温泉街から徒歩20分。遠くまで足を伸ばすことなく、雲仙の自然を存分に感じられるスポットが人工池「白雲の池」です。白雲の池を訪れる観光客の多くが、期間限定のキャンプ場や貸しボートを利用し夏を過ごしています。ひんやりとした空気は避暑に最適。池の周辺に響き渡る野鳥や昆虫の声、木々のざわめきが心を落ち着かせてくれます。白雲の池からは絹笠山への登山道も整備されています。

■スポット詳細
名称:白雲の池
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙字絹笠
アクセス:島原鉄道バス 島原・雲仙・諫早線バス停「白雲の池入口」から徒歩4分/長崎自動車道「諌早I.C」から約60分
営業時間:24時間
定休日:なし

【白雲の池 キャンプ場】
開設時期:例年4月下旬~5月の連休、7月・8月の夏休み期間
受付対応:9:00~17:00 / テント設置:9:00~17:30
定休日:不定休
料金:
【宿泊】大人400円/子ども200円
【利用料】貸しテント(5人用)3,000円/1泊
持込みテント(2人以上)2,000円/1泊
持込みテント(1人用) 600円/1泊

【貸しボート】
ローボート:30分700円
ペダルボード:30分1,000円

足湯広場

雲仙 観光 おすすめスポット8選!絶景から穴場スポットまで
(画像=『あそびのノート』より引用)

 地獄めぐりや雲仙周辺の登山などで疲れた足を癒せる「足湯広場」は、市街地の中心部にある「雲仙お山の情報館」のそば。各所の足湯の中でも最も大きく、湯船の大きさは直径約4mと10人ほどが同時に座れます。屋根が付いているため、強い日差しの日や雨天でも利用可能。約40度のちょうどいい温かさと硫黄の香りが、ポカポカと気持ち良いです。

■スポット詳細
名称:足湯広場
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙320
アクセス:島原鉄道バス 島原・雲仙・諫早線バス停「雲仙お山の情報館」から徒歩3分/長崎自動車道「諌早I.C」から約60分
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし
料金:無料

雲仙ビードロ美術館

雲仙 観光 おすすめスポット8選!絶景から穴場スポットまで
(画像=『あそびのノート』より引用)

 江戸時代に長崎へ伝来した吹きガラス「ビードロ」を中心に、国内外のガラス工芸品を展示している雲仙ビードロ美術館。館内では、ビードロや19世紀のボヘミアンガラスなどのアンティークガラスに加えて、人間国宝「柿右衛門(かきえもん)」の陶磁器や、絵画も季節に応じて展示しています。

 またグラス作りなどのガラス工作体験ができる工房も併設。体験を希望する場合は前日までの予約がベターです。メニューによっては約2時間かかるため、余裕をもって時間を確保しておきましょう。アクセサリー販売や、旅行者が旅の思い出を自由につづれるノートもあります。
※2020年8月20日現在、新型コロナウイルス感染症対策のため臨時休館となっています。おでかけの際は公式サイトにて最新の情報をご確認ください。

■スポット詳細
名称:雲仙ビードロ美術館
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙320
アクセス:島原鉄道バス 島原・雲仙・諫早線バス停「雲仙お山の情報館」から徒歩2分/長崎自動車道「諌早I.C」から約65分
営業時間:9:00~17:45(入館受付~17:30、ガラス工作体験受付~16:00)
定休日:水曜日ほか不定休あり
料金:大人700円/中高生500円/小学生300円/幼児無料
【ガラス工作体験】
フュージング:1,500円(完成は後日送付、別途送料300円)
サンドブラスト:1,800円(別途送料)
フォトフレーム:2,000円
とんぼ玉:制作に使用したとんぼ玉、紐の合計金額
万華鏡:1,500円

雲仙おもちゃ博物館

雲仙 観光 おすすめスポット8選!絶景から穴場スポットまで
(画像=『あそびのノート』より引用)

 雲仙温泉街の中心部に位置する「雲仙おもちゃ博物館」は、外観も内観もレトロ感満載。懐かしさいっぱいの空間に足を踏み入れれば、タイムスリップしたような感覚になれそうです。

 館内の1階は日光写真やセルロイドのお面、駄菓子など約2,000種類が揃う、昔ながらの玩具屋。2階のおもちゃ博物館(有料)には、ブリキのおもちゃやメンコ、駄菓子などが展示されています。有名鑑定士が鑑定したレア品から日常的に遊んだ定番まで、見ごたえたっぷりの約5,000点を堪能できる、楽しい観光スポットです。

■スポット詳細
名称:おもちゃ博物館
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙310
アクセス:島原鉄道バス 島原・雲仙・諫早線バス停「別所口」から徒歩1分/長崎自動車道「諌早I.C」から約60分
営業時間:10:00~17:30
定休日:不定休
料金:無料、【2階の博物館】200円

雲仙で体験できるアクティビティ

 雲仙には、温泉地だからこそ味わえる、温泉水を練り込んだ伝統の「湯せんぺい」や、雲仙の火山灰を使った焼きもの「雲仙焼」を制作体験できるアクティビティがあります。パリっとした焼き立ての食感が楽しい湯せんぺいと、自宅で実用的に使える雲仙焼の焼きものは、観光の思い出作りになること間違いなし。1,000円から体験できるので、価格もリーズナブルです。オリジナルを作って、雲仙観光の思い出を形に残してみませんか。

雲仙温泉 遠江屋本舗(湯せんぺい体験)

雲仙 観光 おすすめスポット8選!絶景から穴場スポットまで
(画像=『あそびのノート』より引用)

 雲仙で人気のおみやげ「湯せんぺい」は、かつて島原城藩主へ献上するために作られていた菓子です。湯せんぺいが「食べる温泉」と言われるゆえんは、温泉水を生地に練り込んでいるから。

 その湯せんぺいの老舗「遠江屋(とおとうみや)」では、湯せんぺいの手焼き体験を行っています。生地を焼く時に使う金型が3kgと重量があるものの、焼き方を職人が丁寧に指導するので安心して体験できます。事前予約が必要なうえに期間限定で実施しているため、事前に店舗へ問い合わせを。焼きたての湯せんぺいは持ち帰り可能です。

■スポット詳細
名称:雲仙温泉 遠江屋本舗
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙317
アクセス:島原鉄道バス 島原・雲仙・諫早線バス停「雲仙」から徒歩1分/長崎自動車道「諌早I.C」から約60分
営業時間:3・4・5月、9・10・11月 8:30~22:00
定休日:不定休
料金:【湯せんぺい体験】大人、子ども(小学校高学年以上) 1,000円 

雲仙焼(陶芸体験)

雲仙 観光 おすすめスポット8選!絶景から穴場スポットまで
(画像=『あそびのノート』より引用)

 雲仙に大正時代から伝わる焼きもの「雲仙焼」は、シンプルなデザインと温かみを感じる色合いが特徴です。現在は3人の陶工が雲仙焼を継承し、火山灰だけを使った、まるで油の滴が飛び散ったかのような美しい模様「油滴天目(ゆてきてんもく)」を器に表現するなど、独自の陶芸制作に取り組んでいます。

 体験では陶工のサポート付きで「雲仙焼」の器が作れますが、対象年齢は3歳以上、内容によっては3歳未満の子どもも可能です。あらかじめ爪を短くしておき、汚れてもかまわない服装で臨むと作業しやすいでしょう。

■スポット詳細
名称:雲仙焼
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙304
アクセス:島原鉄道バス 島原・雲仙・諫早線バス停「別所口」から徒歩2分/長崎自動車道「諌早I.C」から約60分
営業時間:8:00~18:00
定休日:不定休
料金:
【雲仙焼のマグカップ・皿・箸置きなど】各3,000円
【火山灰ぐい呑】15,000円~
【茶碗】30.000円~
【ビアカップ】2,000円~
【わび助小鉢】2,000円~
※全て送料別

提供・あそびのノート

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