ベトナムでは古来より焼き物文化が発達しており、色々なデザインの食器が誕生してきました。そのため、ホーチミンでは可愛いベトナム食器がたくさん販売されています。自分や家族、親しい友達のお土産にピッタリのお店を厳選してご紹介します。
ベトナムの焼き物
ベトナムには数多くの種類の焼き物があり、ベトナムのレストランでもよく見かけます。バッチャン焼きと呼ばれるハノイ近郊のバッチャン村で生産されてきた焼き物と、ホーチミンの隣のビンズオン省(旧ソンベ省)で生産されるソンべ焼きが特に有名です。
北部で生まれたバッチャン焼きは、型に流し込み、焼きあがったら色付けを筆で描いていくという方法で生産されます。南部代表のソンべ焼きは、ろくろで形作り、窯で低温で焼き上げるという方法です。どちらも伝統を守りつつ、現代でも使いやすい新しいデザインを生みだしています。
食器の購入はタオディエン地区がおすすめ
1つ1つは可愛いらしい食器ですが、数個購入するとけっこうな重さです。ホーチミンは常夏のため、日中に重い荷物を持って市内を移動するのは少々大変です。各ショップでお願いすればデリバリーのサービスなども柔軟に対応してくれるのですが、旅行で来たばかりの方にはその対応も少々ハードに感じる方もたくさんいらっしゃるでしょう。
そこで、今回ご紹介するお店は在住者にも人気のタオディエン地区に絞ってご紹介します。タオディエン地区は旧2区(現在トゥードゥック市に合併)にある欧米人が多く住むエリアです。他の雑貨屋さんや素敵なカフェ、レストランもたくさんあるので疲れた時にはすぐに休憩もできますよ。
1. ニュースタンダード!お土産といえば「amai」
ベトナムで既に大人気の食器ブランド、amai(アマイ)。オランダ人のオーナーさんが、ベトナムのバッチャン焼きを見て、大変な感銘を受け立ち上げた食器ブランドです。実は日本でも代理店を立てて販売しているのですが、商品によっては3倍程度の価格設定のものもあります。ならば、現地に来た時に大人買いしておきたいところです!
ミルキーな色合いと1枚1枚違うフォルムの食器は、お料理を一段と美味しそうに見せてくれること間違いなし。また、薄くて軽いのが特徴なので、日本に持ち帰る時も荷物の負担にならないところが嬉しいポイントです。おすすめは小さな小皿。たくさんの色を集めたくなる可愛さで、お土産にピッタリです。
2. 現代のソンべ焼き「Tuhu Ceramics」
ヘム(ベトナム語で狭い路地)の奥にあるTuhu Ceramics(トゥフ セラミックス)は、ソンべ焼きを現代でも使いやすいデザインに進化させたショップです。現代風の派手な色ではなく伝統的な色合いを大事にしつつ、新しいデザインを生み出しています。
Tuhu Ceramicsのショップは見た目に反して優しいお値段なので、ついつい購入しすぎてしまうかもしれません。ただ、ソンべ焼きの特徴でもあるずっしりとした重みの食器が多いため、注意が必要ですよ!
おすすめは深い藍色の食器です。藍色は日本食器にも多く、日本料理との見た目の相性がとてもいいので、帰国後の普段使いでも大活躍してくれること間違いなしでしょう。
こちらのお店はたくさんの小道の中の1本にあるため、少し分かりづらい場所にあります。Grabやタクシーを使う時は、住所をしっかり伝えるようにしてくださいね。
3. 種類豊富な隠れ家スポット「DONG GIA ENTERPRISE CERAMICS & DÉCO OBJECTS」
amaiと同じ通りに位置するDONG GIA ENTERPRISE CERAMICS & DÉCO OBJECTS(ドン・ジア)は、看板もなく、入り口もこじんまりとしているので見逃してしまうかも。
ですが、狭い店内にギュッと詰まった食器たちの存在感は圧巻です。様々な色のバリエーション、種類が揃っているためお気に入りの一点を見つけることができるはず。
おすすめはマグカップ、といっても日本のマグと違い、ベトナムコーヒーやお茶を楽しめるセットになったカップです。お土産に買って帰ったコーヒーやお茶をこのマグカップで飲みながら、ベトナム旅行を思い出せばきっと良いリフレッシュになりますね。