太平洋戦争により金属が不足した結果…

答え:2.陶器

太平洋戦争末期、日本は深刻な物質不足に陥っていました。金属類は軍事用が最優先とされ、硬貨の製造に陶器を原料とする案が持ち上がりました。

陶器の産地として有名な京都府京都市、愛知県瀬戸市、佐賀県有田町で実際の製造が開始。約1,500万枚の陶器製の硬貨がつくられましたが、その直後に終戦を迎えたため発行されることのないまま処分されてしまい「幻の硬貨」となってしまったのです。幻の硬貨は1銭、5銭、10銭の3種類があったそうです。

陶器の硬貨、実際にあったら取り扱いに慎重になりそうですね。

文・クイズ作家集団「みけねこ堂」滝口

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