素敵なゲストとともに、毎日が愛おしくなる「小さなしあわせ」のヒントをお届けする『PARISmag FESTIVAL 2021』が2021年11月21日に開催されました。
料理家、そして食育インストラクターとしてテレビや雑誌などで活躍中の和田明日香さん。料理経験がなかったにも関わらず、お義母様である料理愛好家・平野レミさんの指導のもとメキメキと力をつけて、今や人気料理家に成長しました。今回、和田さんには、人気のレシピ2つをご紹介します!
100年受け継がれた、和田家伝承の味!「牛トマ 嫁アレンジ」
ひとつめは、かつてレミさんがNHK『きょうの料理』に初めて出演した際に作った伝説のレシピ「牛トマ」。レミさんの実家で100年以上前から作られていた料理なのだそう。
「我が家で大定番の『牛トマ』を私なりにアレンジしました。牛肉とトマトを一緒に炒めるだけのものすごくシンプルなお料理なんですけど、とてもおいしいんです。嫁アレンジは鰹だしをきかせた、白いご飯に合う和風の仕上がり。鰹だしとトマトという意外な組み合わせをぜひ挑戦してみてほしいです!」(和田さん)
【材料】(4人分)
トマト(できるだけ熟したもの):中2個(250g)
牛肉(しゃぶしゃぶ用):250g
バジル:5枚
<A>
水:大さじ3
かつお節:1パック(4〜5g)
しょうゆ・:大さじ2
みりん:大さじ2
酒:大さじ2
砂糖:大さじ1
【作り方】
1.鍋に<A>を全て入れて中火で加熱します。
2.乱切りしたトマトを入れ、まわりがとろけてくるまで1分程度煮ます。
3.牛肉を加えて軽く混ぜ、ひと煮立ちしたら火を止めて、蓋をして5分余熱で火を通します。牛肉の赤みが残っていたら、再度加熱しましょう。
4.牛肉に火が通ったら器に盛り、ちぎったバジルをのせて完成!
トマトの赤と、バジルの緑が色鮮やかな「牛トマ 嫁アレンジ」。だしをとるのも、パックのかつおぶしを入れるだけ。と、とっても簡単です。材料さえあれば、10分程度で作れる時短レシピです。
「余裕があればトマトを湯むきすると見た目的にも食感的にもよりいいんですけどね…。面倒臭いし(笑)。おうちのご飯なんでやらなくていいと思います。皮も栄養ですからね!」と和田さん。この気楽さも和田さんの魅力ですね。
娘さんが開発した「ねぎとろ パリマグ風」
ふたつめは、ねぎとろ好きの娘さんが初めて自分で作ったという「ねぎとろ 娘風」をPARISmagバージョンにアレンジしてもらいました。
「今回はパリマグらしく、フランス風にアレンジしたものを作りたいと思います。ポイントはエシャロット。普段あんまり使わないよね。でもめちゃくちゃ美味しいし、ネギの代わりに使うと味も香りも変わって料理の幅も変わるので、ぜひこのレシピをきっかけにエシャレットデビューしてみてください。ワインでも片手に気軽にくつろぎながら食べて欲しいレシピです」(和田さん)
【材料】(4人分)
まぐろ切り落とし:150〜200g
エシャロット…2本
ケッパー…大さじ1
<A>
マヨネーズ…小さじ2
しょうゆ:小さじ1
レモン:1/2個
バゲット、クラッカーなど:お好みの量
ルッコラ:飾り用
【作り方】
1.エシャロットを小口切りにします。
2.[1]のまな板にまぐろとケッパーを乗せ、包丁で好みの粗さになるまで叩きながら混ぜ合わせます。
3.[2]をボウルに入れて、<A>を加えて混ぜます。
4.トーストしたバゲットやクラッカーに乗せ、お皿に並べます。ルッコラを添えても◎
まるでフランスのビストロメニューでおなじみの“タルタル”のような、フレンチシックなねぎとろの完成です!
「味の決め手はマヨネーズです。これが手頃なマグロも高級マグロに変身させてくれる隠し味。マヨネーズの油がちょっとコクをプラスしてくれます。少しの酸味が魚の臭みを消してくれるんですよ。
とはいえ日本人なんで、やっぱりしょうゆの味付けがしっくりくる(笑)。冷たい料理で塩を使うと溶けないので、味にムラが出てしまいます。でもしょうゆは液体なので全体的に混ざりやすい。レモンはお好みで、ペアリングするワインによって酸味調整するといいですよ」(和田さん)
にんにくをプラスするとパンチが加わり、さらに違った味わいが楽しめるそう。翌日に予定がない日に試してみてくださいね。
あっという間に2品を完成させた和田さん。手際がいいのはもちろんですが、レシピ自体がとても簡単に作れるのも大きなポイントです。“だしを取る”など、少し面倒なプロセスも、和田さんの工夫で簡単に実践することができますよ。「ちょっと疲れているけど、おいしいものが食べたいな」というときに、助かるレシピです!ぜひチャレンジしてください。
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