映画『ハリー・ポッターと賢者の石』で監督を務めたクリス・コロンバス(63)が、セブルス・スネイプ役の故アラン・リックマンのキャスティングに苦労した経験を明かした。

不朽の名作ファンタジー映画『ハリー・ポッター』シリーズの第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開が今年で20周年を迎えることを記念し、監督を務めたクリス・コロンバスが同作にまつわる裏話を明かした。

メガヒットシリーズの原点となった同作は、魔法使いの少年ハリー・ポッターがホグワーツ魔法魔術学校に入学し、仲間とともに謎に挑みながら成長する様子が描かれた作品だ。

クリスは、大きな成功の一因となったキャスティングについて苦労した裏話をインタビューで明かした。

「プロデューサーと私は、俳優たちを説得するためにかなりの期間、ディナーツアーをしなければならなかった。アルバス・ダンブルドア役にリチャード・ハリス、ミネルバ・マクゴナガル役にマギー・スミスをキャスティングするために、彼らと一緒に食事に行き、説得を重ねたよ。スネイプ役のアラン・リックマンも同様で、特に彼は“『ダイ・ハード』や『ロビン・フッド』の後に、もう悪役はやりたくない”と渋っていたんだ。でも作者のJ.K.ローリングが、シリーズを通してスネイプに何が起こるのかを説明して、彼を説得してくれたんだよ」