人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(以下、GOT)」の前日譚として制作が進められるも、のちに廃案となったスピンオフ作品について、驚愕の事実が明らかになった。
米Insider誌が伝えたところによれば、これは先月発売されたジャーナリストのジェームズ・アンドリュー・ミラーが執筆した新著「Tinderbox:HBO's Ruthless Pursuit of New Frontiers」で明らかになったもの。ワーナーメディア・エンターテインメントの元会長であるボブ・グリーンブラット氏が語ったところによれば、「GOT」のスピンオフ作品のパイロット版には、3,000万ドル(約34億円)もの制作費がかけられていたという。
巨額の資金をかけ制作が進められていたパイロット版であるが、その数か月後、同作のワンカットを観たグリーンブラット氏は、納得のいかない仕上がりになっていると感じ、HBOのコンテンツ最高責任者であるケイシー・ブロイス氏に対し「これはうまくいかないし、オリジナル・シリーズの約束をはたせていないと思う」と述べたそうだ。
「なので、残念ながら制作を中止することに決めました。ちゃんとした作品を作らなければ、という大きなプレッシャーがありました。それではうまくいかないと思います」
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