お仕事を探しているとたくさん見かける、コールセンターのお仕事。
シフト制や高時給の場合が多いし、たくさんの女性が電話をかけている写真も見かけますよね。
どうしてパート主婦にコールセンターのお仕事は人気なのでしょうか?
気になるお仕事内容、就業条件、やりがい、向き不向きなど…
今回はコールセンターのお仕事を徹底的にご紹介します!
パート主婦が活躍!コールセンターのお仕事とは?
コールセンターの求人を見ていると「主婦が活躍中!」「主婦の方が多数勤務しています」といろいろな求人に書かれています。
コールセンターのお仕事は、お客様との電話対応がメインのお仕事。
通販の注文を受けたり、カードや保険などの申し込み確認をしたり、商品の使い方などの質問に対応したり……と幅広い業界・企業で需要があります。
そのためコールセンターだけが独立して企業になっているケースもあるほど。そのぶん、働き手が必要になるので、求人数が多いのです。
女性が活躍している理由は…柔らかな口調と、落ち着いて話せるスキルがあるから
コールセンターは電話がメインのお仕事だけに、顔が見えない状態でお客様とコミュニケーションをしなければなりません。
相手に不快感や威圧感を与えないように、柔らかな口調で、落ち着いて話せる能力が不可欠です。
そのため女性ならではのソフトな口調と、高いコミュニケーション能力を持っている女性に注目が集まっているのです。
子どもの先生や、PTAのお付き合い、ママ友、義実家の母や親戚との付き合いなど、日々コミュニケーション能力が磨かれている主婦にとっては、日ごろの経験を活かせるお仕事の一つといえます。
また、コールセンターのお仕事は、家事や育児に忙しい主婦が働きやすい時間帯で日中の仕事も多くあります。
オフィス内で座ってできる仕事のため体力も負担が少なく、声のお仕事なので年齢や外見も気になりにくいので、主婦からも人気なのです。
お仕事は2つ!「受電」と「発信」
コールセンターのお仕事はお客様との電話対応がメインのお仕事、と先述しました。
プライベートでも電話といえば、かかってきた電話に出ることもあれば、話したい相手に電話をかけることもありますよね。それと同じく、お仕事での電話対応も2種類あるのです。
•受電のお仕事(インバウンド)
お客様からかかってきたお問合せの電話に対応するお仕事です。
受信業務、インバウンドスタッフ、テレオペ(テレフォンオペレーター)と呼ばれることもあります。
・通信販売の注文受け
・宿泊施設やイベントなどの予約受付
・カードや保険の申し込み受付
・製品やサービスを利用している方からの問い合わせ対応(カスタマーサポート)
・情報システムなどを利用している方からの操作方法などの問い合わせ対応(テクニカルサポート)
などのお仕事が多くあります。
お歳暮やお中元の時期に電話で注文したいお客様のために短期スタッフを募集していたり、キャンペーン期間だけお問合せ・受付対応の短期スタッフを募集していたりすることもあります。
お問合せの内容は幅広いので「聞いた情報を整理する力が身についたり、聞き上手になったり、自分の成長が嬉しい」という声も聞こえてきます。
•発信のお仕事(アウトバウンド)
お客様に電話をかけるお仕事です。
発信業務、アウトバウンドスタッフ、テレアポ(テレフォンアポインター)・テレマ(テレフォンマーケティング)、電話営業・内勤営業と呼ばれることもあります。
・商品やサービスを販売するために、お客様に営業が提案するためのアポイントメントをとる(テレアポ)
・お客様に商品やサービスの販売促進をする(テレマ)
・すでにサービスを利用しているお客様に、顧客満足度を聞くなど調査目的で電話をする(テレマ)
・登録スタッフに派遣の仕事を紹介する
・すでにサービスを利用しているお客様に、新商品の案内をする
などのお仕事があります。
受電のお仕事よりも比較的時給が高く、成果によってインセンティブ支給制度を設けている職場も多くあります。
パートができる少日数・短時間でもできるだけ多く収入稼ぎたいという方にも、発信のお仕事は人気です。
「受信の仕事は誰からどんな内容の電話がかかってくるかわからないけど、発信の仕事は話す内容が決まっているから気が楽」という方もいます。
ただし、ガチャ切りや電話が繋がらないことも多い仕事です。とにかく発信をたくさんして話す相手を探す、忍耐力も必要になります。
もし、「受電がしたい」「発信がしたい」という希望がある場合、上記のキーワードを参考にお仕事を探してみることをおすすめします。
コールセンターのやりがい&大変なこととは?
実際に働いている人はどんなところに苦労を感じ、やりがいを覚えているのでしょうか?
実際にコールセンターを経験している方の体験談・生の声をいくつかご紹介します。
・クレーマーや、マイペースなご老人の電話も受けるので、精神的に強い人、くよくよ気にしない人の方が向いていると思う。
・パートにしては時給が高め。特に夜勤や早朝などの勤務は割高なので、副業にも丁度良い。
・人間関係が大変なこともあるが、主婦がたくさんいるのでシフトの融通などが通りやすい。急な休みも相談しやすいと思う。
・ノルマ制でなく受電が中心だと電話が少ない日は仕事が楽。昇給もあり、総合的に見ると待遇が良い。
・お客様からお礼を言われると素直に嬉しい。
・コールセンターで経験を積み、電話対応のマナーや、入力スピードが身についた。そのため接客の経験しかなかったけど、コールセンターの後に事務職に転職できた。
いろいろなタイプのお客様からの電話を受けるのは大変ですが、やった分だけ返ってくるのがコールセンターのお仕事の魅力のようです。
コールセンターのお仕事はノドが命です。そのため、喉風邪や咳が出ている人に対して、休みを取るよう勧めている会社もあるくらい。
どの仕事にも言えますが、特に体調管理は大切ですね。
働いている人の人数が多い分、自分都合に合わせたシフトを組みやすいという声も多く聞こえました。
特に子どもがまだ小さいうちなど急な発熱や病気で休む可能性もあるママさんも、休んだぶん出勤できる日にシフトに入れてもらえるから収入も安心、と思っている方も多いそうです。
また、心配という声も多いクレーム対応について、自分なりに工夫してストレス解消ができると負担になりにくいようです。
「督促OL」として有名な方は、仕事上受けたクレームをノートに書き溜めて消化しているのだとか。だんだんノートに書くのが楽しくなってきて、クレーム(=ノートに書くネタ)きたー!!と前向きになっているです。
前向きに楽しむための工夫ができる人は天職になる可能性もありますね。
コールセンターのお仕事で活かせるスキルや経験は?
コールセンターのお仕事に向いているのは「人と話すのが好きな人」ということはもちろんですが、もっと具体的に言うと「すぐにカッとなって怒らない人」「年代、性別を問わず色々な人との会話に対応できる人」といえます。
色々な人の電話を受けるので、怒りっぽい人には務まりません。コールセンターの仕事は何よりも柔軟な対応が大切なのです。
また、企業間の電話しか取っていなかった事務職の人よりも、いろいろな人と接する機会が多い接客業・飲食業をしていた人の方が経験がいかせるということもあります。
コールセンターでは初めて働く人に対して、マニュアルや研修を用意しているところがほとんどです。
言葉遣いや基本的な電話のマナーを教わることができますのでビジネス電話に慣れていない人でも安心です。
電話を受けながらのパソコン入力も、専用のソフトを使って決まった項目に入力していくだけになっていることがほとんどです。WordやExcelが苦手、使ったことがない…という方でもチャレンジしやすいのです。
実際に勤務開始してからも、きちんとしたエスカレーションルールがあったり、困ったことを相談できるSV(スーパーバイザー)を置いているところもあります。
そういった理由から、コールセンターのお仕事ははじめてのオフィスワークにもおすすめなのです。
主婦に人気の仕事はコレ!人気のパートランキング
コールセンターのお仕事は、人気のお仕事ランキングにも入っています。
【タウンワーク】
1位 一般事務
2位 工場・倉庫内作業(棚卸・検品等)
3位 カフェ・喫茶店
4位 食品製造・販売
5位 コールセンター
主婦向け求人サイトをいくつか調べた結果、人気の一位はやはり「一般事務」。事務仕事にやや近いものとして、コールセンターや、受付、医療事務のお仕事も人気です。
一般事務やコールセンターのお仕事は、土日祝日の休みが多く、休日に子どもを預けてまで出社するのは難しいというママにも人気です。
まとめ
コールセンターのお仕事は、たとえ電話でも相手と笑顔で会話することができる人に向いています。お客様からの評判も良く、勤務評価も高くなる傾向があります。
実際、お客様のアンケートには「マニュアルを活用しつつも、柔軟に対応してくれたのでありがたかった」という言葉がたくさん見られます。
まずはマニュアル通りの対応から、次は経験と生かしてお客様に合わせた対応を…とステップアップしていけるのもコールセンターの仕事の醍醐味です。
お客様の対応がうまくいった時の達成感や、お客さんにお礼を言われる喜びは、書類整理やデータ入力だけでは得られない発見や感動がありますよ。
また、勤務時間・時給・お休み相談がしやすいといった点でもコールセンターは主婦におすすめのお仕事です。
しっかりした研修・マニュアルがある職場が多いので未経験でも始めやすく、ゆくゆく事務職を目指す方のファーストステップにもピッタリです。一度ためしてみてはいかがでしょうか。
提供・しゅふJOBナビ
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