災害のニュースは決して他人ごとではありません。防災意識が高まった時にその必要性が改めて考えさせられるのが非常食です。でも何を選んだらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、非常食の種類や賞味期限、揃える目安などを具体的に紹介したいと思います。
非常食の種類
非常食というとあまり美味しくないと思われている方もいるかもしれませんが、最近ではいろいろな非常食が販売されています。お味も一昔前と比べると美味しいものが多くなってきていますよ。賞味期限が長いことが特徴である非常食ですが、日頃から馴染みがある食品のなかにも長期保存できる非常食になっているものも増えてきました。
おすすめの非常食1:パン
スーパー等で購入できるパンは3~4日の賞味期限であることが多いですが、缶詰に入ったパンやアルミパックされているパンは賞味期限が長く長期保存が可能です。パンは日頃から食べ慣れている人も多い食材ですので非常食として1つは準備しておくと安心ですね。
おすすめの非常食:缶詰
缶詰は非常食としても優秀です。食事に使えるお惣菜系からデザートにもできるフルーツ缶まで、缶詰の非常食にはいろいろなラインナップがあります。比較的揃えやすいものですし、常備食として使用もでき、非常食としても活躍するので、多めに購入しストックしておくといいですね。
おすすめの非常食3:アルファ米
非常食のお米として有名になったアルファ米ですが、お湯を注いで15分、水なら60分置くだけの簡単調理でふっくらご飯が食べられます。災害時はご飯をすぐに炊くことができないので、手軽な準備で食べることができるアルファ米はとても重宝します。白米は、いろいろな食品との相性も抜群なので、非常食の主食として何食分かは準備しておきたいところです。
おすすめの非常食4:フリーズドライの野菜
厚生労働省が推奨している大人の1日に必要な野菜の量は350gです。災害時の配給はどうしても炭水化物が多くなりがちで栄養が偏ってしまいます。そんな時、手軽に利用しやすいフリーズドライ野菜などを揃えておくことで、野菜を食べることができます。フリーズドライの食品は、汁物、甘いおしるこ、果物、すでに調理された料理などバラエティがゆたかで、日頃使いしやすいものも多いのでストックしやすいのではないでしょうか。
おすすめの非常食5:レトルト食品
おかゆやカレー、ハンバークなど調理されたものまで、馴染みがある料理が多いレトルト食品には、子供が好きなメニューも多いですね。いろいろな種類があるので、家族の好みの味を揃えやすいのではないでしょうか。単品で食べられるもの、パスタソースなど組み合わせて食べるもの、種類を揃えて飽きがこないように工夫すると子供も食べやすくなります。加熱しなくても食べられるレトルト食品も準備しておくと便利です。
おすすめの非常食6:カップ麺
カップ麺を非常食にストックしておくのもいいですね。カップ麺は種類にもよりますが、実はお湯がなくても水でつくることができます。待ち時間は15分から30分程度、こまめに麺の様子を見ながら時間を調整する必要がありますが、いざというときには助かりますね。警視庁もこのように災害時にやきそばタイプのカップ麺でも水戻しができるとお勧めしています。
普段からいろいろと試してみるといいかもしれません。
おすすめの非常食7:乾物
麺類やわかめ、椎茸、切り干し大根などの乾物は、日頃から買うことが多いのではないでしょうか。乾物も災害時の非常食として優秀です。災害時はトイレ事情から便秘に悩む方も多くいらっしゃるようですが、乾物は植物繊維が豊富な食品が多いので災害時にも積極的に食べたいですね。日頃の料理にも利用できるストックしやすい食品なので、多めに購入しておくといいでしょう。