日本三大鍾乳洞と称される龍泉洞・秋芳洞・龍河洞。そして国内にはこの三大鍾乳洞にも負けない、見応えある鍾乳洞が他にもまだまだ存在します。この記事では日本三大鍾乳洞と、その他のおすすめ鍾乳洞を一挙にご紹介します!

日本三大鍾乳洞

岩手県の龍泉洞、山口県の秋芳洞、高知県の龍河洞がいつ、誰によって日本三大鍾乳洞とされたのか、その由来は実は不明なのですが、“日本三大”と言われるだけあってどれも大変見応えのある鍾乳洞です。それぞれ詳しくご紹介します。

1.龍泉洞(岩手県)

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fuelle_画像挿入キャプション=PIXTA

岩手県岩泉町にある鍾乳洞。洞内に住むコウモリとともに、国の天然記念物にも指定されており、”ドラゴンブルー”と呼ばれる世界有数の透明度を誇る青い地底湖が有名です。洞内の総延長はわかっている部分で3,600mあり、そのうち700mを公開。現在も調査は進んでおり、総延長は5,000m以上と推定されています。

8つある地底湖のうち3つが公開されており、第3地底湖は水深98m、非公開の第4地底湖は水深120mと日本一の深さを誇ります。洞内の照明をLED化することにより、より幻想的な世界を演出しています。

2.秋芳洞(山口県)

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日本最大級のカルスト台地である「秋吉台」の下に広がる、総延長約10kmの日本屈指の大鍾乳洞。国の天然記念物に指定されています。観光用に公開されているのは約1kmほどですが、じっくり楽しむと1時間以上はかかるでしょう。秋芳洞の中には川が流れており、温度は1年を通して17度で一定となっているため、夏には涼しく冬にはほんのり暖かさを感じます。

秋芳洞といえば、お皿をしきつめたような「百枚皿」が有名。段丘を流れる水の石灰分が長い年月をかけて波紋の形にかたまったもので、実際には500枚以上あると言われ、世界でも類を見ないと言われる規模の大きなものです。

また洞内ではさまざまな種類のコウモリや、アキヨシシロアヤトビムシ、アキヨシホラズミカニムシなど洞窟固有の生きものに出会うことができます。

3.龍河洞(高知県)

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高知県にある龍河洞の全長は4kmで、そのうち1kmを観光用に公開しています。事前予約により、冒険コースを楽しむことも可能。このコースは所要時間90分ほどで、距離にして約200m。ナビゲーターとともに、まっくらな洞窟をヘッドライトの灯りをたよりに探検していきます。