北海道幌泉郡えりも町にある、太平洋に面する岬「襟裳(えりも)岬」。北海道の最南端に位置するこの岬は、「風極の地」とも呼ばれ、日本屈指の強風地帯でもあります。風を活かした観光施設はもちろんのこと、自然がつくり出した絶景の数々や新鮮な海の幸も堪能できます。今回は、道内の岬のなかでも1位、2位を争う風光明媚な岬「襟裳岬」の見どころやオススメグルメについてご紹介していきます。
「襟裳岬」とは？
北海道の最南端であると共に、日高山脈の最南端に位置する「襟裳岬」は、北海道幌泉群えりも町にあります。
道内の岬のなかでも、1位、2位を争う風光明媚な岬として有名で、荒々しい断崖絶壁や水平線のほか、遠く2km沖まで点々と続く岩礁地帯にはゼニガタアザラシの群れが生息しており、壮大な大自然のドラマを垣間見ることができます。
また、襟裳岬では年間260日以上も風速10m/s以上の風が吹くことから、「風極の地」とも呼ばれており、日本屈指の強風地帯でもあります。
その強風を活かした「襟裳岬 風の館」の施設があるほか、お土産やご当地グルメを楽しめる「えりも岬観光センター」などもあり、道内外から多くの旅行客が訪れる人気の観光スポットです。
襟裳岬を訪れたら要チェック！オススメの見どころ7選
数多くの見どころがある襟裳岬ですが、そのなかでもぜひチェックしてみて頂きたいオススメの見どころを7つご紹介します！
【1】襟裳岬 風の館
年間260日以上も風速10m/s以上の風が吹く強風地帯を活かした、風のテーマ館「襟裳岬 風の館」。
館内には、えりもの強風を体感することができるコーナーや、ガラス張りの屋内展望室があり、野生のゼニガタアザラシの姿や四季折々の岬の景色を楽しむことができます。
一番人気は風速25m/sの風を体験できる「えりもの風体験コーナー」。
真っ直ぐに立つことはおろか、声も出せないほどの風の強さをぜひ体験してみて下さいね！
【2】襟裳岬展望台
風の館館内にある遊歩道からも行ける「襟裳岬展望台」。
日高山脈が次第に標高を下げていき、そのまま太平洋に沈んでいく、自然がつくり出した雄大な景色を楽しむことができます。
平成22年8月には、アイヌ民族の精神的・聖地的に重要な場所であるとして、国指定の名勝「ピリカ・ノカ」にも指定されています。
【3】襟裳岬灯台
襟裳岬の先端に建つ、白亜の大型灯台「襟裳岬灯台」。
「日本の灯台50選」にも選ばれている美しい灯台で、海の難所といわれている襟裳岬一帯を航行する漁船や貨物船を見守る重要な役割を担っています。
【4】襟裳岬突端
襟裳岬展望台から続く遊歩道の先にある「襟裳岬突端」。
階段状になった道が岬の先端まで続いており、爽やかな風に吹かれながら、断崖絶壁や太平洋を眺めながらの散策を楽しめます。
あまりに風が強い日は難しいかもしれませんが、せっかく北海道の最南端の襟裳岬に訪れたのでしたら、その岬の突端にもぜひ行ってみて下さいね！
【5】ゼニガタアザラシ
襟裳岬から点々と続く岩礁地帯には、約1,000頭ものゼニガタアザラシが生息しています。
日本最大の生息地で、望遠鏡などを使って観てみると、ゼニガタアザラシの群れがのんびりと日光浴をしている姿をしばしば楽しむことができます。
【6】襟裳岬歌碑
「襟裳岬」と聞いて、観光地ということよりも先に「歌」を思い出された方も多いのではないでしょうか？
襟裳岬展望台の横には、2つの歌碑が並んで建立しています。
左が森進一さん、右が島倉千代子さんの歌碑で、同名異曲の『襟裳岬』の歌碑が横並びにあります。曲を知っていらっしゃる方やファンの方は、ぜひチェックしてみて下さいね♪
【7】えりも岬観光センター
襟裳岬の駐車場前に建つ「えりも岬観光センター」。
館内には、海産物を中心とした地元の旬を味わえるお食事処や、地方発送も可能な新鮮な魚介類、ご当地ならではのお土産が種類豊富に取りそろえられています。
軽食やテイクアウト可能なメニューも数多くあるので、襟裳岬散策後にぜひ立ち寄ってみて下さいね！
