相手の立場になって考えるようにしたら、上手くコミュニケーションがとれるようになった経験はないでしょうか?相手の立場に立つと、相手の気持ちが分かるようになります。今回はそんな相手の立場になって考える方法や自己PRで使える熟語、具体的な例をご紹介してまいります!

相手の立場になって考える方法15選!

相手の立場になって考える方法①自分の気持ちから一旦離れる

相手の立場になって考える方法の1個目は、自分の気持ちから一旦離れることです。気持ちが自分に向いていると、相手の立場になって考えることは難しいです。ごく当たり前なことですが、これができないと何をしても自分目線になってしまうので、とても大切なことです。

相手との関係の中では、腹立たしいことも悲しくなるようなこともあると思います。しかし、そういった自分の気持ちから一旦離れないと相手の立場になって考えることはできません。

相手の立場になって考える方法②相手の役割を考える

相手の立場になって考える方法の2個目は、相手の役割を考えることです。例えば、圧迫面接を受けて動揺してしまい、質問に上手く答えられなかったら「あの面接官はなんて酷い人だ!」と罵りたくなってしまうかもしれません。

しかし、相手の役割を考えてみましょう。面接官の役割は、応募者の能力や人となりを確認することです。つまり、あえて圧迫面接をすることで、応募者の切り返す能力や逆境のときの対応を見ているのです。相手の役割を考えることができれば、相手が求めることが分かってきます。

相手の立場になって考える方法③相手の性格を考える

相手の立場になって考える方法の3個目は、相手の性格を考えることです。性格はその人の大切な要素です。優しい人もいれば意地悪な人もいます。同じ対応をしても、その人の性格によって受け取り方が変わってきます。その人の性格を考えて、都度どのような言動がベストか考える必要があります。

しかし、初対面の人では性格がいまいち分からないこともあるかと思います。そういうときは、顔に性格がある程度現れるものなので、顔つきを見るといいでしょう。

相手の立場になって考える方法④相手の環境を考える

相手の立場になって考える方法の4個目は、相手の環境を考えることです。人は生まれ持った性格だけでなく、そのときの環境に影響を受けます。相手の立場になって考えるときには、環境も視野に入れなくてはいけません。

例えば、いつも大人しい人が些細なことで怒ったら、びっくりするかもしれません。しかし、相手の環境を考えてみたら、仕事で手一杯だったなど、余裕のない環境があったことが分かると思います。

相手の立場になって考える方法⑤相手の尊厳を考える

相手の立場になって考える方法の5個目は、相手の尊厳を考えることです。例えば、相手に対して腹立たしい気持ちを抱いたとします。しかし、腹が立ったからといって相手の人間性を否定したり、自分の感情をそのまま相手にぶつけたりしてはいけません。

相手にも尊厳があります。自分の立場しか考えずに相手の尊厳を傷つければ、その相手との関係が修復不可能なレベルにまで壊れてしまいます。たとえ腹が立つことがあっても、相手の尊厳を考え、相手が受け取りやすい言葉にして自分の気持ちを伝える必要があります。

相手の立場になって考える方法⑥相手のお金を考える

相手の立場になって考える方法の6個目は、相手のお金を考えることです。相手によって使えるお金の金額やお金の余裕が異なります。お金は生きていく上で重要なので、相手の立場になったときに考えなくてはいけない要素です。

例えば同じお給料でも、独身と既婚では使えるお金が異なります。それなのに独身の同僚が既婚の同僚を頻繁に飲みに誘うのは、相手にとって金銭的な負担を負わせてしまう可能性があることを考えなくてはいけません。

相手の立場になって考える方法⑦相手の大切なものを考える

相手の立場になって考える方法の7個目は、相手の大切なものを考えることです。相手にとって大切なものを自分も大切にできないと、相手との関係に致命的な傷を残してしまいます。

例えば、旦那さんが大切にしている鉄道模型を奥さんが勝手に捨てたことにより離婚されてしまった話があります。自分にとっては単なるおもちゃでも、相手にとっては大切な宝物です。相手の大切なものは、自分も大切にしなくてはいけません。

相手の立場になって考える方法⑧相手の体調を考える

相手の立場になって考える方法の8個目は、相手の体調を考えることです。体調も人によって異なるものです。自分が元気だからといって、相手がそうだとは限りません。

例えば、友達と旅行に行ったとして、友達が疲れた顔をしています。体調を尋ねてみると「少し具合が悪い」と言っています。自分はいろいろと観てまわりたいけれど、相手の体調を考えたら、相手を休ませた方が良いと考えられます。

相手の立場になって考える方法⑨相手の時間を考える

相手の立場になって考える方法の9個目は、相手の時間を考えることです。人は時間に制約されるものなので、相手の立場になって考えるときには、時間も視野にいれなくてはなりません。

例えば、忙しい先輩に、あれやこれやと聞いたら相手の貴重な時間を奪ってしまいます。先輩に聞く前に自分で調べたり、他の人に聞いたりして、相手の時間を考えます。どうしてもその先輩に聞かなくてはいけない場合は「お忙しいところ申し訳ありませんが」と言うだけでも、相手の時間を考えていることが伝わります。

相手の立場になって考える方法⑩相手のしてほしいことを考える

相手の立場になって考える方法の10個目は、相手のしてほしいことを考えることです。相手のしてほしいことは、相手の役割や環境、時間など総合的に考えなくてはいけません。

例えば、赤ちゃんのいる奥さんにとって、今何をしてほしいのか相手の立場になって考えます。奥さんはよく眠れているか?体調は大丈夫か?美容院には行けているのか?など、相手のニーズを探り、そのためには自分が赤ちゃんの面倒をみる、家事をする、などの行動をとるようにします。

相手の立場になって考える方法⑪相手のしてほしくないことを考える

相手の立場になって考える方法の11個目は、相手のしてほしくないことを考えることです。相手がしてほしくない行動をしないだけで、相手がしてほしいことを考えることと、基本的に同じ考え方です。

先ほどの赤ちゃんがいる奥さんの例であげると、赤ちゃんの面倒で大変なのに、家事のクオリティについて文句を言ったり、寝ている奥さんを起こしたりすることをしない、ということです。

相手の立場になって考える方法⑫相手の趣味を考える

相手の立場になって考える方法の12個目は、相手の趣味を考えることです。相手に何かを贈ったり、遊びに誘ったりする際に相手の趣味を考えます。

例えば、タオル1枚贈るにしても相手の趣味を考えます。いつもシンプルな服装をしている人には無地のタオルを贈ったり、可愛いものが好きな人にはキャラクターのタオルを贈ったりと、相手の趣味を考えると自然と相手が喜ぶものが分かるようになります。

相手の立場になって考える方法⑬相手の過去を考える

相手の立場になって考える方法の13個目は、相手の過去を考えることです。相手は今、その人が出来上がったのではなく、過去があって今のその人があります。相手の立場になって考えるには、現在だけでなく過去も考える必要があります。

例えば、職場でいつも暗い顔をして、飲みに誘ってもいつも断る人がいるとします。その人の過去を考えると、前の部署で人間関係が大変だったために人間不信になってしまった経緯があるかもしれません。そうすると「この人は人を信じるのに時間がかかるんだろうな」と相手のことを考えられるようになります。

相手の立場になって考える方法⑭相手の未来を考える

相手の立場になって考える方法の14個目は、相手の未来を考えることです。人は過去から現在、そして未来に向かって生きています。相手の立場を考えるときには、相手の未来も考えます。

例えば、資格試験の勉強をしている彼氏がいるとします。自分は会いたいと思いますが、彼氏が合格するためには会っている時間がありません。そこで自分を通せば彼氏を困らせるだけです。相手の未来のことを考えて我慢をするということも、相手の立場になった考えです。

相手の立場になって考える方法⑮相手の気持ちを確かめる

相手の立場になって考える方法の15個目は、相手の気持ちを確かめることです。いくら相手の立場になって考え行動したつもりでも、人は自分の枠組みから抜け出すことはできません。相手の気持ちは相手にしか分からないのです。

相手の立場になって考えただけで満足し終えるのではなく、必ず相手の気持ちを確認するようにします。相手に気持ちを聞くのが1番確実ですが、いちいち聞くのは野暮でもあります。直接相手に聞かなくても、人は表情や態度に気持ちが現れます。相手の表情や態度を注意深く観察して、相手の気持ちを確認するようにしましょう。

相手の立場になって考えるメリットは?

相手の立場に立って考えるメリット①人間関係が円滑になる

相手の立場になって考える方法15選!相手の立場に立って考える例は?
(画像=『BELCY』より引用)

相手の立場に立って考えるメリットの1個目は、人間関係が円滑になることです。人は、自分の立場を考えて行動してくれない相手に対して苛立ちを覚えます。しかし相手の立場になって考えてくれる相手には好感を覚えます。相手に好感をもってもらえれば、人間関係を円滑にすることができます。

相手の立場に立って考えるメリット②交渉が上手くいく

相手の立場になって考える方法15選!相手の立場に立って考える例は?
(画像=『BELCY』より引用)

相手の立場に立って考えるメリットの2個目は、交渉が上手くいくことです。交渉をする上で大切なことは、相手と自分の要求の折衷です。自分の要求だけを通していると交渉が決裂してしまいます。交渉を上手くいかせるためには、相手の立場になって考えることが必要不可欠です。

相手の立場に立って考えるメリット③相手が自分の立場も考えてくれる

相手の立場になって考える方法15選!相手の立場に立って考える例は?
(画像=『BELCY』より引用)

相手の立場に立って考えるメリットの3個目は、相手が自分の立場も考えてくれることです。人には「返報性の原理」という心の動きがあります。「返報性の原理」とは「自分がしてもらったことは相手にも返そうと思う心理」のことを言います。

相手の立場になって考え行動していると、相手も自分の立場を考えて行動してくれるようになります。まさに「情けは人の為ならず」です。

相手の立場に立って考えられない人のままでいると困ることは?

相手の立場に立って考えられない人のままでいると困ること①人間関係の悪化

相手の立場になって考える方法15選!相手の立場に立って考える例は?
(画像=『BELCY』より引用)

相手の立場に立って考えられない人のままでいると困ることの1個目は、人間関係の悪化です。人は、自分の立場を考えてもらえないと、その人に対し嫌悪感を抱くようになります。相手の立場に立った考えができないと、その人にとって不都合が出たり、損をしたりするようになるからです。

相手の立場に立って考えられない人のままでいると困ること②孤立する

相手の立場になって考える方法15選!相手の立場に立って考える例は?
(画像=『BELCY』より引用)

相手の立場に立って考えられない人のままでいると困ることの2個目は、孤立することです。人は、相手の立場に立って考えられない人に対し嫌悪感を抱くと、その人に近づかなくなります。その結果、周囲から人が離れていってしまい、最後には孤立してしまうようになります。

相手の立場に立って考えられない人のままでいると困ること③助けて貰えない

相手の立場になって考える方法15選!相手の立場に立って考える例は?
(画像=『BELCY』より引用)

相手の立場に立って考えられない人のままでいると困ることの3個目は、助けて貰えないことです。相手の立場に立って考えられないと、自分の都合だけを通すようになります。つまり自分だけが得をして、相手は損ばかりして困ることになります。

そうすると自分がいざ困ったときに、だれからも助けて貰えなくなります。これは『相手の立場になって考えるメリット③』でもお伝えした「返報性の原理」のためです。相手を困らせてばかりいると、今度は自分が困ることになるのです。