皆さんは使命感を持っていますか?仕事に駆られる責任感と同じ意味で使われていますが、実は違うんです。今回はそんな使命感とは何か、紹介していきます。使命感の意味や類語、ネット上でよくみる(使命感)の使い方や例文など、チェックしていきましょう。
「使命感」の意味とは?
「使命感」とは任務を果たすこと
使命感とは、自分自身に課せられた、もっとも重要な任務を果たそうと努力する、困難や苦難にくじけずに諦めない強い意志のことです。
「使命感」とは自分が成し遂げることを明確に持つこと
使命感のもう一つの意味は、自分の人生の目的を持ち、その目的の意味を知り、そして自分は何を成し遂げるのかを明確に理解していることをいいます。
つまり、自分がこの世に存在している意味や、役割、意義などを自覚している状態です。存在価値を理解した上で、使命を果たそうと行動し続けます。
「使命」と「感」の意味
使命感の「使命」とは、使者として受けた命令や依頼、または責任を持って果たす必要のある、重大な任務や業務を意味しています。
使命感の「感」とは、物事や事柄といった様々な出来事を、見たり聞いたりした時に起こる、心の内で強く揺さぶられている状態を意味します。
つまり、重大な使命や任務を受け持った時に、それを果たそうという思いが心の中で強くうごめいている状態が「使命感」ということになります。
「責任感」の意味とは?
「責任感」とは仕事を果たすこと
責任感とは、自分に任せられた仕事や業務について、立場上負わなければならない義務や任務を努力して果たそうとする状態を意味します。
「責任」の意味
責任感の「責任」は、自分が引き受けたり、自分が関わった行動や任務、義務に対して、背負わないといけない制裁や償いのことです。
法律上で使われる責任の意味は、違法な行為をした者である、犯罪者に対して与えられる、法律的な制裁や罰、不利益のことを意味しています。
「使命感」と「責任感」の違いは?
「使命感」は「責任感」よりもポジティブな意味
使命感は、責任感と比べると自分の目標や目的に対して、ポジティブで前向きな熱意を持った感情を指します。また、目標に対して、絶対に諦めないという意思もあります。
責任感よりも、自分の業務や、自分に与えられた任務のために活動することに重きを置き、そのために強い気持ちや意思を持っています。
「責任感」は「使命感」よりもネガティブな意味
責任感は、使命感と比べると自分が引き受けた業務や仕事に対して、ネガティブでシリアスな義務的感情を指します。また、失敗は絶対に許されないという意思もあります。
使命感よりも、自分が引き受けた業務のために責任を負う状態であるため、その業務に対して義務的で許されない感情に支配されています。
「使命感」の類語5選
「使命感」の類語①熱意
「使命感」の類語その1は熱意です。熱意とは、その物事や出来事に対して、心を込めて一生懸命な意気込みを持つ状態を意味しています。
使命感と熱意はどちらも、物事や出来事に対して困難や苦難を耐えて打ち込もうとする様子を意味するので、熱意は使命感の類語として問題ないと言えます。
「使命感」の類語②熱心
「使命感」の類語その2は熱心です。熱心とは、ある物事に対して、情熱をこめて深く、一生懸命に打ち込む様子を意味しています。
使命感と熱心はどちらも、物事や出来事に対して一生懸命になって打ち込む様子を意味するので、熱心は使命感の類語として問題ないと言えます。
「使命感」の類語③意欲
「使命感」の類語その3は意欲です。意欲とは、その物事に対して、積極的に自ら進んで何かをしようと考える、意思的活動の様子を意味しています。
使命感と意欲はどちらも、目的や目標に対して行動をしようとする様子を意味するので、意欲は使命感の類語として問題ないと言えます。しかし、意欲は身体的行動をすることを指さないので、使い方には気をつけましょう。
「使命感」の類語④動機
「使命感」の類語その4は動機です。動機とは、その物事や出来事に対して、意思を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因を意味します。
使命感と動機はどちらも、その目的や出来事に対して行動を移すという意味を持つので、動機は使命感の類語として問題ないと言えます。
「使命感」の類語⑤意志
「使命感」の類語その5は意志です。意志とは、その人が行動を起こしたり、思考を張り巡らそうとした時などに、その元となる心の持ち方を意味します。
使命感と意志はどちらも、その目標や動機に対して行動を起こす状態を意味するので、意志は使命感の類語として問題ないと言えます。