企業年金の種類

企業年金の種類は大きく分けて3つです。1つ目は確定給付企業年金です。この制度は、原則として事業主が掛け金を負担し、従業員がその掛け金を管理したり運用したりすることはありません。従業員が年金を受け取る際には、一時金での受け取り、あるいは終身年金、5年以上の期間にわたって受け取る年金形式、保証期間つき年金形式など、さまざまな受け取り方があります。

2つ目は、厚生年金基金です。厚生年金基金は企業が従業員に老後の給付を約束する制度です。しかし、運用難や積立不足という問題が発生し、現在では解散や他制度へ移行が進んでいます。

3つ目の企業年金は確定拠出年金です。掛け金は、全額企業が負担する場合、企業と従業員が両者で負担する場合、従業員のみが負担する場合など、企業によってその形態は異なります。いずれにしろ、掛け金は従業員自らが運用し、自分自身で年金を作っていくイメージです。

年金の受け取りについては、退職金のように一時金で受け取るか、年金形式で受け取るか、あるいは一部一時金・一部年金形式で受け取るか、自分で選択します。年金形式で受け取る場合、5年以上20年以下の期間にわたって受け取るのが一般的ですが、終身年金で受け取れるケースもあります。

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