恋愛系泣ける映画⑯天気の子
『天気の子』は、2019年に公開された『君の名は。』に続く新海誠監督のアニメーション映画です。主題歌も『君の名は。』と同様RADWIMPSが手掛けています。
高校一年生の森嶋帆高は神津島に住んでいますが、家出を決め一人フェリーに上京しました。東京に着いてからはバイトにも雇ってもらえず、残り僅かな所持金を切り崩しながら過ごします。そんなある日、ゴミ箱に入っていた銃を見つけ都会が怖い穂高は、お守り代わりに持ち歩くようになりました。
その後、フェリーで足を滑らせた際に助けてくれた須賀のプロダクション会社に雇ってもらえることになった穂高は、連日続く雨を100%晴天にすることができる「晴れ女」と呼ばれる都市伝説を調査することになり、不思議な能力を持った天野陽菜に出会うのです。
『天気の子』は、何度も観ることでどんどん面白さが出てくる作品です。また、物語が完全なハッピーエンドではなく、解決していない終わり方なので、自分なりの考察もでき、さらに深く楽しむことができるおすすめの映画となっています。
恋愛系泣ける映画(邦画)おすすめの感動傑作【バッドエンド】
次にバッドエンドでおすすめの泣ける映画を紹介していきます。泣けるバッドエンド作品なので、どっぷり感傷的な気持ちに浸りたい方におすすめとなります。
恋愛系泣ける映画⑰君の膵臓をたべたい
『君の膵臓をたべたい』は、出す小説全てがヒットしている住野よるさんのデビュー作を実写化した2017年公開の泣ける映画です。高校教師生活6年目を迎えた志賀春樹(僕)は教師を辞めることを考えていました。そんな中、ふと、かつて唯一の友達だった山内桜良の事を思い出します。
12年前、級友だったクラスの人気者の山内桜良は、誰にも言えない秘密を持っており、志賀春樹がその秘密を知ったことで関係を築いていくのです。『君の膵臓をたべたい』は誰にでも起こりうる日常の生と死を描いています。タイトルである『君の膵臓をたべたい』の意味が分かった時、誰もが涙するでしょう。
また、志賀春樹役の北村匠海さんのバンドDISHのヒット曲「猫」は、あいみょんさんが『君の膵臓をたべたい』からインスピレーションを受けて制作されたと言われています。
恋愛系泣ける映画⑱ジョゼと虎と魚たち
『ジョゼと虎と魚たち』は2003年公開の芥川賞作家・田辺聖子の同名短編小説を実写化したピュアで切ないラブストーリーです。大学生の恒夫(妻夫木聡)は、ある朝、近所で噂になっている老婆が押す乳母車と遭遇します。ふと老婆が押す乳母車の中を覗くと、包丁を持った少女(ジョゼ)がいたのです。
脚が不自由でまったく歩けない少女は、老婆に乳母車に乗せられ散歩をしているところでした。これを機に親交を深めていく恒夫と足が不自由な少女は、次第に惹かれ合っていくのです。
『ジョゼと虎と魚たち』は、足の不自由なジョゼに恋をする物語なのですが、恒夫はジョゼのことを愛しているのに、歩けないジョゼと一緒に住み始めると想像以上に大変で、プレッシャーや葛藤に悩みます。恒夫の気持ちも痛いほどわかりますし、ラストの結末はなんともリアルで長い余韻に浸れるでしょう。
恋愛系泣ける映画⑲四月は君の嘘
『四月は君の噓』は2016年公開の月刊少年マガジンで連載された同名漫画を実写化した切ないラブストーリーです。天才ピアニスト有馬公生(山崎賢人)は母の死がきっかけでピアノが弾けなくなりました。そんなある日、バイオリニストで自由奔放な宮園かをり(広瀬すず)に出会い、惹かれていきます。
公生は、かをりと出会ったことで母親の死に向き合うようになっていくのですが、かをりもある秘密を抱えていたのでした。
『四月は君の嘘』は、互いの才能を認め、悩みや葛藤にもがきながら成長していく二人の姿が描かれており、かをりがつく「美しい嘘」の内容が明かされるラストシーンは感動すること間違いないです。
恋愛系泣ける映画⑳秒速5センチメートル
『秒速5センチメートル』は、2007年に公開された新海誠監督の3作目となる切なくも美しいラブストーリーです。遠野貴樹と篠原明里は、お互いに特別な想いを抱きながらも、小学校の卒業と共に離ればなれになりました。
二人は中学生になっても手紙のやり取りをして繋がっていた中、貴樹はふと、遠くで暮らす明里に会いに行こうと決めるのです。『秒速5センチメートル』は青春の忘れられない恋愛を思い出せる作品となっています。
大人になってからの恋愛は、なんとなく自分の感情がコントロールできるようになっていくものですが、小学生から中学生の時期の恋愛は、まっすぐで、不器用な特別な思い出がありませんか?
思春期の恋愛の切なさや、大人になると言うことを再確認できるストーリーと、自分の思い出が相まって何とも言えない切なさを感じるでしょう。
恋愛系泣ける映画㉑愛がなんだ
『愛がなんだ』は2018年に公開された直木賞作家角田光代の恋愛小説を映画化した作品です。一目惚れしたマモル(成田凌)を一途に思い続ける主人公テルコ(岸井ゆきの)は、自分のことよりマモル中心の生活を送ります。仕事中に上司に叱られている際でもマモルの誘いを待つほどです。
それでも、マモルの心はテルコには向かず、都合のいい女になっていきます。また、マモルも次第にテルコの重さに嫌気がさしていき、徐々に態度も変わっていきました。
『愛がなんだ』は、誰でも共感できる部分がある内容となります。現時点でテルコのような恋愛をしている方は、鬱になるほど忠実に登場人物たちの心情や態度の変化が描かれています。映画として客観的に観るからこそ、テルコの痛さや、マモルの鬱陶しい気持ちがわかってしまうでしょう。
恋愛系泣ける映画㉒世界の中心で、愛をさけぶ
『世界の中心で愛を叫ぶ』は片山恭一の恋愛小説を2004年に実写化した作品です。主人公の朔太郎の婚約者・律子は、引っ越しの荷物の中から1本のカセットテープを見つけ理由を告げずに姿を消してしまいました。
行き先が自身の故郷であると分かり追いかける朔太郎は、高校時代の思い出がよみがえっていきます。朔太郎の初恋は高校生で、亜紀と言う女性に恋をしました。ラジオ投稿やカセットテープでの交換日記など甘酸っぱい日々を過ごした二人でしたが、その幸せは長くは続かなかったのです。
『世界の中心で愛を叫ぶ』は小説、映画、ドラマと多くの人に愛された作品で有名な泣ける映画です。朔太郎の初恋相手の亜紀は高校生ながらに、余命わずかな大病を患ってしまいます。
クライマックスの亜紀が倒れてしまった際の朔太郎の「助けてください…助けてください!助けてください!」は可哀そうすぎて苦しくなるほどです。
恋愛系泣ける映画㉓フォルトゥナの瞳
『フォルトゥナの瞳』は2019年公開の人気作家・百田尚樹の同名ベストセラーを映画化した作品です。突然、他人の死の運命が見えるようになってしまった木山慎一郎(神木隆之介)は、他人の死を見逃すことができず、助けていきます。
また、それと同時に、人の命を救うことで自分の体に異変が起きていることに気づくのです。この力は何なのか、自分の命か他者の命かの選択に悩み、葛藤する姿が描かれています。自分だったら大切な家族の為、周りの人のために自己犠牲ができるのかなど考えさせられる作品となっています。
恋愛系泣ける映画㉔タイヨウのうた
『タイヨウのうた』は、2006年に公開されたYUI主演のラブストーリーです。海辺に住む16歳の雨音薫(YUI)は太陽の光に当たれない色素性乾皮症でした。その為、日中は窓を眺める日々で、薫の密かな楽しみはサーフボードを抱えた少年(塚本高史)が海へ向かうのを観ることです。
薫は太陽のない夜に公園でストリートライブをしていると、いつも眺めているサーフボードの少年が偶然通りかかるのでした。
『タイヨウのうた』は、XP(色素性乾皮症)を患った薫と、その周りの人たちの暖かさに涙する作品です。サーフボードの少年である孝治や、親友の美咲、薫の両親が薫を大切に思ってくれていたおかげで、最後まで薫は笑っていました。
指が自由に動かなくなり大好きなギターが弾けなくなってしまいますが、孝治が貯めたお金でCDのレコーディングをし、ラストのラジオで流れる薫の歌声は胸を熱くさせられるでしょう。
恋愛系の泣ける映画を見て胸キュンしよう
今回は邦画でおすすめの泣ける映画を紹介しました。コメディ要素が含まれている作品や、ハッピーエンド、バッドエンドの様々な泣ける映画を厳選したので、気になる作品を見つけた方はぜひ観てみましょう!
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