『後悔先に立たず』とはよく言ったもので、学生時代に「あのとき、もっと勉強しておけば……」と大人になって後悔する人は多いのではないでしょうか? それは10代のころ、ヤンチャしていた女子たちも例外ではありません。

教育ママとなった元ヤンキー。娘には同じ道を歩ませたくないので小学校受験を
(画像=『女子SPA!』より引用)

「ティーンズロード1995年2月号」ミリオン出版

 高校生の一人娘を持つ天野陽子さん(仮名・44歳)も中学時代から約3年間、地元のレディースチームに所属。深夜に特攻服姿で原付バイクで乗り回し、警察のお世話になったこともあるとか。

学生時代は漢字も書けず、分数の計算もできなかった

 高校も1年の2学期で中退。翌年、別の高校に再入学し、なんとか卒業しましたが、いわゆる底辺校だったため、授業もサボってばかり。中間・期末のテストも真面目に勉強したことはなかったそうです。 「試験内容も学校のレベルに合わせて簡単でしたから。ただ、漢字もろくに書けなければ、小学校で学ぶはずの分数の計算もできない。今だから言いますが、それは本当にひどいものでした(苦笑)」  そのため、保育系専門学校に進学後は基礎学力が足りておらず、授業にまったくついていけなかったとか。そのため、睡眠時間を削って小学生や中学生用のドリルから勉強。並行して授業の予習・復習をこなす日々だったと明かします。 「同級生たちはそこまでしてなかったでしょうけど、私は本当にバカだったので。それに学校を辞めた場合、私が就けそうな仕事は水商売くらいしか思い浮かびませんでした。レディース時代の友達でそっちの道に進んだコも多く、立派な職業だと思いますが周りから『やっぱり……』と見られそうな気がして、それが嫌だったんです」

「ちゃんと勉強しておけばよかった」

教育ママとなった元ヤンキー。娘には同じ道を歩ませたくないので小学校受験を
(画像=『女子SPA!』より引用)

 猛勉強の末に専門学校を卒業し、保育士の国家試験にも合格。しかし、「ちゃんと勉強しておけばよかった」という思いは、今も大きな後悔として残っているそうです。 「だから、娘には同じ道を絶対に歩ませたくなかったんです。主人も私のように昔ヤンチャしていた人で、彼も『子供にはちゃんとした教育を受けさせてやりたい』って話していました。完全に自分たちのことは棚に上げていますけどね(笑)」