優と梨央を、全力で守りきってくれた加瀬(井浦新)

優が不起訴になるように、動画の解析から検察・警察への根回しまで奔走する弁護士・加瀬。優のことが心配で食事もとれず、いてもたってもいられない状態になった梨央のケアも忘れません。梨央を落ち着かせるために、若い女性に人気のカフェに連れ出したシーンはとても微笑ましくホッとしました。そして、釈放された優に駆け寄る梨央……ふたりを抱きしめる加瀬。もう最高!!半端ない包容力を見せつけてくれました。
大切な人を守るためなら、手段を選ばず…ときに強引に、ときに紳士に駆け引きする大人の男としての魅力もたっぷり。最後に、優の釈放をお祝いする食事の場でリラックスしながら、自分が弁護士になった理由を語るプライベート感のある加瀬も素敵でした。加瀬は、梨央にとって本当に家族としての感情しかないのか……秘かに、男としての顔も見たいと思ってしまいます。

大輝(松下洸平)がどこまでも胸キュンさせてくる!

もう第6話は、完全に加瀬のターンと思っていましたが、そんなことはありませんでした。 岐阜白川で優を確保した時の一部始終を、大輝のバディ・桑子こと桑田仁美(佐久間由衣)が捜査本部に報告。そのことで、大輝は上司の山尾敦(津田健次郎)から「今後、真田梨央には関わるな。次はないぞ」と告げられてしまいます。しかし、なんとしても優の力になりたい大輝は、本部に優の病理鑑定を勧めたり、新たな目撃証人を探し回ったり…。
優が不起訴になった際、弁護士・加瀬は大輝のことを次のように梨央に伝えました。「宮崎さん(大輝)も力になってくれたと思う。警察は本来何があっても被害者側に立たなくてはならない。けど、今回の事件、彼は被疑者側に同調しすぎている…それは良くないことなんだよ」。 この加瀬の言葉を受けて、梨央は別れを告げようと大輝を呼び出します。「もう会わんようにする。大ちゃんの立場が悪くなってまったら、私もいややもん。最後に顔が見たかったんや」と電話で告げ去ろうとする梨央。――絶妙なタイミングで流れる宇多田ヒカル――「勝手に決めんな」…つぶやいたかと思ったら、大声で2回目の「勝手に決めんな!」と叫び梨央を追いかける大輝。なにこの展開……胸キュンすぎる。 逃げようとする梨央を抱きしめる大輝……抱き合うふたり…でも、梨央は「じゃあね」と、笑顔でその場を去ってしまいます。抑えていた梨央への想いがあふれたのに、梨央を見送る大輝の表情がせつなすぎました。 ========== しおりが梨央の前に現れたことで、過去のできごとがさらに明らかになることが予想される第7話。事件の真相ももちろん気になりますが…大輝と梨央は?!もう会えないの?……幸せになって欲しいのに…。26日の夜も『最愛』の沼にどっぷりハマってしまいそうです。 <文/鈴木まこと(tricle.llc)> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

鈴木まこと(tricle.llc)
雑誌編集プロダクション、広告制作会社勤務を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとして活動。日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間ドラマ50本、映画30本以上を鑑賞。Instagram:@makoto_s.1213


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