いまは亡き名優ロビン・ウィリアムズが、映画『ハリー・ポッター』シリーズへの出演を熱望するも断られていたことが分かった。

世代を超えて、いまなお多くの人々に愛され続ける映画『ハリー・ポッター』シリーズでは、映画の至るところに制作陣の強いこだわりが散りばめられている。

中でも映画の成功の鍵を握るキャスティングでは、原作の世界観を忠実に再現するため、「イギリス人俳優のみを起用する」というルールが設けられた。しかし、このルールによって名優ロビン・ウィリアムズが出演の機会を逃したことが、2人の映画関係者へのインタビューを通して明らかになった。

第1作、第2作の映画監督を務めたクリス・コロンバス(63)によると、ロビンはホグワーツ魔法魔術学校の教授で主人公ハリーのよき理解者でもあるリーマス・ルーピン役を演じることを熱望していた。しかし、アメリカ人のロビンを起用することはキャスティングのルールに反するため「イギリス人俳優しか起用しないルールなんだ。僕にはどうしようもできない」と、泣く泣くオファーを断ったことを明かした。また、キャスティング・ディレクターのジャネット・ハーシェンソンによるインタビューでは、ロビンがルビウス・ハグリッド役も希望していたことも明らかになっている。