思いのままにプランを立て、人や風景に思いがけない発見があるのがひとり旅の醍醐味。世界を旅した元CAが、ヨーロッパひとり旅で絶対行くべき、町歩きを存分に楽しめるおすすめの都市を紹介します。

ヨーロッパのひとり旅におすすめの都市ランキング

(写真=PIXTA)

1位  ロンドン

斬新と伝統が入り交じる街で今トレンドなのは、以前は治安が悪いと言われていたイーストエンドのショーディッチエリア。最近はデザイナーズホテルやセレクトショップなどが集まるお洒落な街として観光客も多く、世界中の食べ物を販売する屋台が立ち並ぶ週末のブリック・レーンマーケットは是非足を運びたい場所です。

2位 ミラノ

衣食住全てがハイレベルであり、ステンドグラスに圧倒されるドゥオーモや、約20年かけて修復されたダ・ヴィンチの最後の晩餐は必見です(予約制)。鉄道でフィレンツェへ2時間以内、ベネチアへは約2時間半とイタリア人気都市への日帰り旅行もできる場所です。

3位 パリ

年2回のパリコレが狙い目。市内ではファッション関係者やイベントが多いこの時期、ひときわお洒落な空気にドキドキします。

ショー会場付近ではセレブリティに会えたり、当日券が手に入ったりと嬉しいハプニングがあるかもしれません。

4位 ウィーン

比較的治安が良く、見どころがギュッと集まっているので、トラムなどで気楽に街歩きができます。芸術観光以外にも、週末の朝に教会などで開かれるミニコンサートやお洒落なカフェにふらりと立ち寄れるのが魅力です。

5位 ストックホルム

中央駅の洞窟のような地下鉄構内は天井アートや照明が有名なスポット。ノーベル賞博物館や宮殿巡り、魔女の宅急便のモデルになったといわれる可愛らしい街では、北欧雑貨やアンティークに夢中になってしまいます。

6位 フランクフルト

欧州の空路、鉄路のハブとして各都市へのアクセスが良く、人気のロマンチック街道やライン川下り、旧東独への鉄道旅も楽しめます。

7位 アムステルダム

レンブラントやフェルメール作品を所蔵する国立美術館やゴッホ美術館へは芸術系の学生一人旅も多く、グルメも豊富です。またオランダ人は英語が上手なのも安心できる要素の一つです。

8位 バルセロナ

サグラダファミリアなど芸術的建造物が立ち並ぶ風景は、街ごと美術館のよう。現代アートからピカソ、ミロやダリなど名作巡りをするなら、6大美術館に使えるアーティケットがお得です。

9位 ヘルシンキ

イッタラやマリメッコといった、人気のご当地ブランドの雑貨が安く手に入ります。また、足を延ばせば、森や湖の絶景スポットで壮大な景色に出会えます。

10位 ソフィア

ブルガリアの美しい街ソフィア。アレクサンダル・ネフスキー寺院やローマ時代のセルディカ遺跡、ユダヤ教寺院ソフィア・シナゴーグやオスマン朝時代のイスラム教寺院であるバーニャ・バシ・ジャーミヤなど、多文化が融合する神秘の街です。

ヨーロッパひとり旅のコツ

(写真=PIXTA)

ツアーの場合は?

最近は女性一人旅ツアーの企画も多く、仕事終わり羽田発着の弾丸一人旅、気楽な参加者全員おひとり様限定ツアーや添乗員付きのものもあり、初めてでも安心して参加できそうです。

また、ツアーには、美食や芸術、田園鉄道旅、欲張りプランなどはっきりしたテーマがあって選びやすいのも利点です。

個人旅行の場合は?

学生や長期の一人旅など、時間が取れるなら個人旅行がおすすめです。ホテル&航空券検索サイトを利用してお得な料金を探せますし、海外旅行情報や旅ブログの記事は人気ルートや旬な情報が参考になります。

周遊するなら、事前にネットで鉄道のEチケットを予約しておくと安心です。多くの欧州都市が加盟するシェンゲン協定により出入国審査が簡易化されるので、加盟国や規定を調べて計画しましょう。

治安に気を付けて

(写真=PIXTA)

残念ながら、ヨーロッパではスリやテロの危険に伴い、治安も日々変化しています。渡航前は外務省の最新の海外安全情報を調べ、緊急時情報が受け取れる外務省の「たびレジ」の登録もしておくと安心です。

一人旅はちょっと不安、と感じる人は、国内一人旅でイメージを掴んでから海外へ挑戦するのもいいですね。ぜひ、あなただけの旅を満喫してください。

やましたそら(CAメディア ライター)

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