「年金手帳」と言えば、青やオレンジのコンパクトな冊子を思い浮かべる方が多いでしょう。実はこの年金手帳、近年の法改正により今後発行されなくなる予定なのです。年金手帳が亡くなったらその後はどうなるのか解説していきます。

年金手帳ってなに?

年金手帳には大きく分けて、以下の2つの役割があります。

これまでの年金保険料の支払い記録

20歳を超えると、なんらかの公的年金に加入することが義務付けられ、会社員や公務員の場合は「厚生年金」に加入することになります。加入中は給与に応じた保険料を支払います。

老後に受け取ることができる年金は、この支払った期間・保険料に応じて決定されます。これを記録しているのが年金手帳です。年金手帳には、厚生年金と国民年金、両方のデータが管理されています。

年金の給付を受ける手続きで使う

年金手帳の役割は、保険料の支払い記録だけではありません。実際に年金などの給付金を受け取る際にも必要になります。

受け取ることができる給付金は、老後の年金だけではありません。その他に障害年金、障害一時金、遺族年金などがあります。これらの給付金を受け取る際に、特段の理由が無い限り年金手帳の提出が求められます。このように、年金手帳はいざという時のお金を受け取るため、という大事な役割も持っています。

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