家業を手伝っていたけれど、転職をしてパートをすることに!
その時、家業って、履歴書に書いた方がいいの?どうやって書いたらいいんだろう?と悩みますよね。
履歴書を購入した際に記入例が同封されていることもありますが、記入例も一般企業での職務経歴が多いもの。
「家業を手伝っていた」「フリーランスで仕事をしていた」という方にとっては、あまり参考にならいこともあります。
今回は、家業の手伝い・自営業をしていた方向けに履歴書・職務経歴書の書き方についてご紹介します!
家業の手伝い・自営業って「経歴」になるの?
そもそも履歴書に書いていいの?経歴として認められるの?
大前提として、ここから悩んでしまう方も少なくないのではないでしょうか。みなさんのそんな疑問にお答えします!
•家業の手伝い・自営業も経歴になります
ズバリ!書いたほうがいい!立派な職歴です。
「家業手伝いをしていたなんて、企業側にとってはマイナスのイメージになるのでは?」
と、不安に感じている方もいるかもしれませんが、心配ご無用です。
正式に雇用契約をして給料をもらっていたわけではないという方も、大丈夫。
ポイントは、
・どのくらいの期間、どんなことをしていたかを具体的に記入する
こと。
逆に、記載せずブランクにしてしまうと、働いていなかった人と認識されてしまう可能性が。
ここはしっかり記載しないと、勿体ないですよ!
具体的にどう書いたらいい?種類別の記入例
では、実際にどのように記載したらよいのでしょうか?
実は、家業手伝い・自営業の種類によって、履歴書に記載する際の表現がそれぞれ異なります。
•家業・自営業の4つの分類
家業を手伝っていた場合、自分で起業していた場合、フリーランスで働いていた場合、クラウドソーシングで働いていた場合。
大きくこの4つに分けられます。
※フリーランスの場合は、個人事業主としての届け出をしているかどうかにもよっても変わります。
まずは自分がどれにあたるか確認しておいてくださいね。
というのも、どの分類かによって履歴書に書く言葉が変わるのです。
◆家業・自営業の仕事を始めたことを指す言葉
家業手伝いの場合は「従事」
企業の場合は「設立」
個人事業主(フリーランス、クラウドソーシング)の場合は「開業」または「活動開始」
◆家業・自営業の仕事を辞めたことを指す言葉
家業手伝いの場合は「退職」
企業の場合は「解散」
個人事業主(フリーランス、クラウドソーシング)の場合は「廃業」または「活動停止」
ちょっとわかりにくいと思いますので、次の章で具体的に記入例をご紹介します。
•履歴書への具体的な書き方
それぞれ書き方の具体例を見ていきましょう!
◆家業を手伝っていた場合
年月 | 職歴 |
---|---|
平成〇年〇月 | 家業である〇〇業に従事 |
経理・総務・人事手続きなど事務業務全般を担当 | |
平成〇年〇月 | 一身上の都合により退職 |
※家業であっても、法人として正式に雇用契約を結んでいた場合は、「従事」ではなく「〇〇株式会社に入社」という書き方でOKです!
◆クラウドソーシングに登録して活動していた場合
年月 | 職歴 |
---|---|
平成〇年〇月 | 個人事業主として活動開始 |
クラウドソーシング会社「ABC」に登録 | |
WEBデザイナーとして月5~7本のHP制作を請け負う | |
平成〇年〇月 | 一身上の都合により活動停止 |
◆フリーランス(個人事業主として届け出をしている)の場合
年月 | 職歴 |
---|---|
平成〇〇年〇月 | 個人事業主として開業 |
WEBデザイナーとして月5~7本のHP制作を請け負う | |
平成〇〇年〇月 | 一身上の都合により、個人事業主として廃業 |
◆フリーランス(個人事業主の届け出をしていない)の場合
年月 | 職歴 |
---|---|
平成○○年○月 | 個人事業主として活動開始 |
WEBデザイナーとして、月5~7本のHP制作を請け負う | |
平成○○年○月 | 一身上の都合により、活動停止 |
◆自分で会社を起業していた場合
年月 | 職歴 |
---|---|
平成○○年○月 | 株式会社ABCを設立 |
WEBコンテンツ制作事業に従事 | |
平成○○年○月 | 株式会社ABCを解散 |
※飲食店などを経営していた場合は、「設立・解散」ではなく、「開業・廃業」を使用します。
ご自身に当てはまるものを参考にしてみて下さいね。
企業が応募書類から知りたいことは?
実際に履歴書・職務経歴書を書くにあたって、もう一つ頭に入れておくと良いこと。
それは、読み手(企業側)が、何を知りたいのか?ということです。
これを知っておくことで、ご自身も書きやすくなりますし、企業側に好印象となる履歴書・職務経歴書を作成することができますよ!
•履歴書と職務経歴書の違い
履歴書と職務経歴書の違いは何でしょう?
●履歴書
氏名、生年月日や住所などの自分の基本情報と、新しい職場への希望などを記入するもの。
企業はここを確認している!
どんな資格やスキルを持っているか? 勤務条件が合うか? 社風に合いそうか? きちんと書かれているか?など
●職務経歴書
これまでどのような仕事、経験をしてきたか具体的に記入するもの。
企業としてはここを確認している!
具体的に何ができるか? 自社の仕事に活かせそうな経験があるか? など それぞれこのような役割があります。
履歴書には、端的にわかりやすく(どのようなジャンルの業務に携わっていたか程度まで)、詳しい業務の経験は職務経歴書に記載するようにしましょう。
職務経歴書を活用しよう!アピールに繋がるポイント
職務経歴書は、自分の書き方次第で、採用担当者にしっかり自己アピールをすることができます。
自分では特別なスキルではないと思っていること(例えば、電話対応やお店のディスプレイなど)も、意外と企業側にとっては魅力的なポイントであることも。
応募する求人情報を読んでいると「こんな仕事の経験がある人がほしいのかな?」「こういう人柄の人がいいのかも」と見えてくることもあります。
そこに「魅力的!」と感じてもらえるような一言を付け加えてみましょう!
例えば…
・自営業の経理を任されていた
「お金の計算を任されていたので、コツコツ丁寧に作業をすることが得意です!」
・家業で事務をやっていた
「家業で事務を担当していたのでPC作業や電話対応には慣れています。従業員の人事手続きなども経験があります。」
・飲食店を経営していた
「仕入れ・キッチン・ホールなど飲食店の仕事は全般できます。メニュー表やディスプレイのアレンジも得意です。」
・フリーランスでWEB制作をしていた
「主に企業のHP作成を月5~7件程度請け負っていました。納期を守るため、業務量やスケジュールは自分できちんと管理していました。」
得意なことや、経験がある業務、次の仕事で活かせそうだと思うことを具体的にアピールしましょう。
特に似たような業界や職種の仕事に応募する際には、何ができるのか明記することで、採用につながりやすくなりますよ!
では、そもそもどうしたら求人を見て「どんな人に働いていほしいと思っているか」がわかるでしょうか?
まとめ
家業の手伝いや自営業も、立派な職歴!一般企業ではなかなか経験できないことも経験できている場合もあります。
まずは自分の強みを整理して、採用されやすい履歴書・職務経歴書をイメージして作成しましょう!
提供・しゅふJOBナビ
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