北海道、南部の町「函館」。2016年に北海道新幹線も開通し注目が集まっています。歴史・食事・温泉など様々な魅了がある函館で、一度は行ってみたい人気観光スポットを車で巡ってみましょう。
旅の起点とレンタカー
函館観光の起点となるのは、2016年に函館まで開通した北海道新幹線の終着駅(2018年11月現在)である「新函館北斗駅」または、空の玄関口である「函館空港」です。
新幹線を利用する場合は、新幹線の「新函館北斗駅」から函館本線に乗り継ぐと「JR函館駅」(新函館北斗~函館:約20分)に到着します。
函館を観光する際にはレンタカーがおすすめです。市内はもちろん、市内から少し足を延ばす際などは非常に便利です。駅、空港ともに周辺にレンタカー会社が複数店舗営業していますので、日程やプランに合わせて事前に予約しておくと便利です。
それではここからは、筆者が函館を観光する際にドライブしながらまわった、おすすめのスポットを紹介していきます。函館空港・函館駅や主要スポットからのドライブ時間、駐車場情報もあわせてご紹介していますので、参考にしてみてください。
【1】五稜郭と五稜郭タワー
「五稜郭」は、名前の通り上から見ると星型の5角を持つ函館のシンボルです。
江戸時代函館の開港に合わせ、函館山の麓にあった函館奉行所の新たな移転先として作られました。完成から2年後に江戸幕府が崩壊した為、奉行所として活用されたのはその間の2年間のみでした。
戊辰戦争が大詰めを迎えた函館戦争の際には、榎本武明率いる旧幕府軍が占領し、一時期本拠地として使われた歴史の舞台でもあります。
現在は函館市民の憩いの公園となっています。
また五稜郭の横には五稜郭と函館市内を一望できる展望塔「五稜郭タワー」があり、函館観光の人気スポットになっています。
ドライブ情報
- 函館空港から約25分
- 函館駅から約10分
函館でも交通量の多いエリアですので注意して運転しましょう。周辺に市営の五稜郭観光駐車場(1時間200円)があります。
【2】函館山(函館山ロープウェイ)
標高334m、函館市の西端にある山です。山頂からは函館市内を一望できます。函館山からの夜景は「100万ドルの夜景」とも称される有名夜景スポットで、『ミシュラン・グリーンガイド』で3つ星として紹介されています。
山頂へはマイカーでも行けますが、混雑期は規制がかかるので、通年運行している「函館山ロープウェイ」を利用するのが良いでしょう。山頂駅から徒歩で3分程で山頂にたどり着けます。ロープウェイは大人片道780円(往復:1.280円)で乗車でき、夜景に合わせて最終下り運行時刻22時(冬場は21時)まで運行しています。
ドライブ情報
- 函館空港から約30分
- 函館駅から約10分
- 五稜郭から約30分
山麓、山頂の両方に無料駐車場があります。山麓駐車場はあまり大きくないので駐車台数に限りがあります。また山頂駐車場は登山道の利用ができる時間、季節が限られていますので注意が必要です。
【3】函館朝市
JR函館駅の目の前にある市場で、終戦の昭和20年に函館駅前で野菜の立ち売りが始まったのが起源とされています。現在では150店舗が軒を連ねる市場となっており、函館観光の人気のスポットとなっています。
函館周辺の海で水揚げされた新鮮な魚介類や、北海道の農産物を買い求める事ができるので、函館観光のお土産購入に最適です。そして、なんと言っても函館朝市の最大の魅力は、早朝より新鮮な魚介類をふんだんに使った海鮮丼を市場内で味わえる事です。函館に訪れた際には外せないスポットですね!
ドライブ情報
- 函館空港から約20分
- 函館駅から徒歩でアクセス可能
朝市第一駐車場と朝市大駐車場があり。第一駐車場は最初の1時間が250円、以降30分毎に120円です。大駐車場は最初の30分は無料、以降30分毎に100円で利用できます。ただし朝市で買い物(1店舗で2,100円以上)をすると、第一駐車場は60分、大駐車場は90分無料のサービスが受けられます。
【4】八幡坂
函館港に向かって真っすぐの下り坂が続く坂道です。昔、坂を上りきった場所に函館八幡宮があった事が名前の由来とされており、ロケーションのよさから、多くのテレビドラマやCMの撮影地としてテレビにも登場している函館の撮影スポットです。
ドライブ情報
- 函館空港から約30分
- 函館駅から約10分
- 函館ロープウェイ(山麓駐車場)から約5分
函館市元町観光駐車場(1時間200円)を利用すると便利です。