2人の考えが真っ二つに割れ、もめにもめました。とはいっても、今回もめるきっかけになった「予告されること」とは、
・テストの点数
・塾で先生から言われたこと
・塾で解いた問題の成績
など。わたしとしては、それらのことはさらっと教えてほしいのです。でも、娘はさらっと伝えたくないし、しっかり隣同士で目を見てゆっくり伝えたい。だから事前に予告するしタイミングを選んでいるとのこと。
わたしからすると、そこまでして伝えられることは、「お母さん、わたし高校に行くのをやめます」くらいの内容をイメージしていました。
娘「どうしても(予告なしに話すのは)無理なんだもん。予告したいしされないと耐えられない」
わたし「でも、毎回予告されるのは嫌だから…じゃあ、(わたしが)伝えるときには予告するようにする。でも、(わたしには)予告なしで伝えてくれない?」
娘「嫌だ」
わたし「・・・」(わたしは譲ったのに譲らないんかい)
平行線とは、こういうことをいうんだろうなあ、としみじみし、思わず「こうやって夫婦ってうまくいかなくなるんだろうね…」と言ってしまいました。親子だろうと夫婦だろうと友だち同士だろうと、誰かと一緒に生きることは、難しいです。
山崎まさよしさんの「セロリ」という曲の「育ってきた環境が違うから〜♪」が頭の中を流れました。そう、夫婦やカップル、友だちだけでなく、親子だって育ってきた環境は違う。
何が嫌で耐えられないのか、
何がすごくストレスになるのか、
何がうれしいのか。
わたしたち親子はお互い、「これをされるとすごく嫌」ということが相手にあって、でも娘もわたしも、すぐなおせることではないのも事実。
この夜は話せば話すほど、「わたしたち、全然違うね」となりました。でも、それでいいし、その違いを受け止めた上で、じゃあ2人の間でどうしていく? と、あきらめずにすり合わせていくのが、誰かと生きていくことなのだと思います。親子がわかり合うための話し合い、一緒にいるための努力はまだまだこれからです。
…ちなみに、この日娘が言いたかった「悪いこと」は、「まだ高校見学に全然行けてないから塾の先生に怒られた」でした。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>
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