自分の好きな綺麗を自由に楽しむためのメイクを伝える連載『メイクの自由帳』。“妄想場面メイク”では、なかなか行動に移せないリアルな状況に思いを馳せ、「もしもその場にいたら、どんなメイクを楽しみたいか」を考えます。今日の行き先は「ブックカフェ」! 大きめレンズの眼鏡に合わせたくなるメイクをご紹介。
行きたいのに行けない、やりたいのにやれない。
さまざまな理由で行動に移せないことがたくさんあります。
「もしそれらができたとしたら、その場面で筆者はどういうメイクをするのかな」
本連載では、そんな妄想をベースにしたメイクアップをご紹介。
どこにも行かないけれどGRWM(※)、今月の妄想は「ブックカフェ」。
穏やかな静けさの中で、気兼ねなく読書の世界に浸れる世界……そんなブックカフェに妄想を広げていきましょう!
※「Get Ready With Me」の略で、「私と一緒にお出掛けの準備をしよう」という意味。
メイクの完成形
色素薄い系のアイ&チークとブラウンみのあるワインレッドのリップを組み合わせたレトロガーリーなメイク!
ベースメイクのやり方
使用アイテム
STEP1:化粧下地を塗る
POINT:塗っている感の少ない“みずみずしい質感”のものを選ぶ
寒い屋外と暖かい店内で気温差があるため、油分が多く保湿力の高い下地は崩れの原因になるかも。ノンオイルで美容液のようなとろんとしたテクスチャーの下地(a)なら素肌感やツヤを損なわず、つるんとした仕上がりを目指せます。指先で軽くタップしながらなじませましょう。
STEP2:ファンデーションとパウダーを塗る
POINT:量を調節するため、指ではなく化粧小物を使う
両頬にネコのひげを描くようにファンデーションスティック(b)を滑らせます。カットパフ(c)を使い頬全体に伸ばしていきましょう。額、鼻、あごはカットパフ(c)に残ったファンデーションを塗ることで頬はしっかりカバー、崩れやすい顔の中央は薄づきにできます。
マットなパウダーファンデーション(d)の一番明るい色をおしろい代わりに使いました。マスクが当たる部分(頬の上部と鼻)に小ぶりのブラシ(e)でくるくる粉を塗布すればセミマットなベースメイクの完成です。
アイブロウメイクのやり方
使用アイテム
STEP1:ペンシルとパウダーで眉を描く
POINT:眉全体に太さがでるよう意識する
ペンシル(f)で眉山や眉尻、毛が不足している部分を埋めていきます。
今回は太眉にしたいので、輪郭をとるために残している産毛もすべて巻き込んで一本の眉毛にしてしまいましょう。ペンシルの色選びに迷ったら「ダークブラウン」と書いてあるものを買うと間違いないですよ。塗り重ねたりぼかしたりすると濃淡を出すことができるので、黒にも明るめの茶色にも寄せられて便利です。
パウダー(g)は中央の紫色を避けて両脇のブラウンを混ぜて塗りました。目の周りは色素薄い系のメイクにしたかったため、眉コスメはできるだけ同じようなブラウンで統一した方がいいと判断したからです。
STEP2:眉マスカラを塗る
POINT:眉頭は立たせて他は表面を撫でるように塗る
眉頭を立たせるメイクアップのマイブームは継続中。
私の地毛は黒っぽいため、眉マスカラ(h)は5色展開のうち一番暗い色を選びました。眉の中央から眉尻にかけては、毛の表面を撫でる程度に塗り、根元の黒さを若干残しました。
根元から染めるとまとまりが出る分、人工的と言いますか“人間味”が薄れる気がするので、今回はナチュラルさを残すためにわざとムラを作りました。
アイメイクのやり方
使用アイテム
STEP1:上まぶたのベースをつくる
POINT:中間色を塗り、土台を整える
ベースカラー(jの右下)は塗らずに、いきなり中間色(jの左下)を塗ることで上まぶたにインパクトを出しておきます。
今回はアイラインレス、アイシャドウだけで目尻にボリュームを出すつもりなので、ベース→メインと手順を踏むよりも多少ワイルドに塗ってアイシャドウが持つ色をそのまま活かした方がイメージに合うからです。
初心者さんは尖りブラシ(n)で、メイクに慣れている人は丸斜めブラシ(l)を使うのがおすすめ。アイラインを引かないので、目のキワまで塗り込んでください。
STEP2:上まぶたの目尻を仕上げる
POINT:輪郭と内側の色を変える
アイブロウ斜めブラシ(m)に締め色(jの右上)を取り、上まぶたに三角のツノを描きます。角度と長さはお好みで。
輪郭を描くことができたら、STEP1で使用した中間色(jの左下)を用いて三角の内側を尖りブラシ(n)で塗りつぶしましょう。
上まぶたと同じ色を塗ることで目尻にかけてのつながりがグッと自然になるのです。輪郭は濃い色で描いているため、印象がぼやけることもありません。目を閉じたときも違和感が少ないはずですよ。
STEP3:下まぶたを仕上げる
POINT:下まぶたは極力軽やかに
上まぶたが重いので、下まぶたは軽やかに仕上げていきましょう。涙袋は作らず、色みを整えるだけ。ベースカラー(jの右下)を塗ったら、ラメ(k)を丸斜めブラシ(l)の毛先に取り散らします。
このラメは“多彩なパールが輝くオリーブ”という珍しいグリーンラメ。この後に塗るオリーブブラックのマスカラと絶対に合う! と思い、合わせてみました。ブックカフェで目をキラキラさせる必要はないので、少量を置くだけで大丈夫。さりげなく輝いてかわいいです。
STEP4:マスカラを塗る
POINT:黒でも茶でもなくオリーブブラックを選ぶ
いつもならブラウンマスカラを選ぶところなのですが、あえてのカラーマスカラにしました。
主張の少ないカラーマスカラといえばネイビー。でも、今日のメイクは黄み寄りのカラーでまとめているため、青系は合わなさそう。そのようなときはカーキがおすすめ。
このマスカラ(o)は“引き締め効果の高いブラックと透明感を引き出すオリーブグリーンのいいとこどり”をしたオリーブブラックというカラー。上下のまつげに丁寧に塗りました。
チークのやり方
使用アイテム
STEP:チークを塗る
POINT:温かみを感じるベージュピンクで落ち着いた印象に
リップメイクを濃くするつもりなので、頬はベージュピンクでふんわり仕上げました。スティック(p)の使い始めならば中指に色を取りましょう。すでに何度か使っていてスティックの上部が丸くなっている場合は頬に直塗りしてもOKです。私は直塗りしたあと指でこめかみ側にぼかしました。
手が汚れたくない人はベースメイクで使用したカットパフ(c)の汚れていない面を使ってください。こめかみへぼかす理由は、マスクからチラ見せするためです。
リップメイクのやり方
使用アイテム
STEP:口紅を塗る
POINT:唇のヤマをM字にせず、平らにする
ここまでナチュラルに仕上げてきたのは、このワインレッドのリップ(q)を塗るため。秋冬にぴったりなブラウンみのある色合いです。私が塗ると結構赤く発色してしまうのですが、口紅自体はもっと茶色いですよ。
全体的にベタ塗りしたら、唇のヤマを平らに埋めましょう。曲線をゆるくすることでかわいらしい印象からクールな印象に寄せることができます。ブックカフェでは華やかさよりも知的で落ち着いたメイクが合うと思うので、このような塗り方をしました。
少し濃く感じる場合は、リップメイクが終わったあと、唇全体を覆うように一度ティッシュオフすると良いですよ。
ブックカフェに行くための妄想場面メイク、完成です!
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