鉄道好きなら至福の時間! それが【浅草東武ホテル】のオープン1周年プランに登場した、特別室「東武鉄道運転シミュレータールーム」。なにしろ客室には、運転士の訓練用に使っていた実物のシミュレーターが置かれます。もしこの部屋に泊まれたら、寝る間も惜しんで運転したくなること間違いなし。1日1組限定です。

|電車好きの夢の部屋

2021年11月5日からスタートした「運転シミュレータールーム プラン」は、1泊1室朝食付き¥40,000で2名まで。1名利用でも同一料金です。15時チェックイン、翌10時チェックアウトで、限定品のオリジナルTシャツが1室につき2枚ついています。予約は、浅草東武ホテルの公式ホームページより。

気分は電車の運転士【浅草東武ホテル】鉄道シミュレーターを体験するプランが登場1.jpg
(画像=beauty news tokyoより引用)

▲「浅草東武ホテル」は東武スカイツリーライン浅草駅のすぐ目の前。浅草寺やスカイツリーなど、観光にも便利です

ドアを開けると最初に目に飛び込んでくるのが車止標識と速度制限標識がデザインされたクッション。

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(画像=beauty news tokyoより引用)

▲客室に入ってまず驚くのは、ファン心理を突いた小物

天井近くに貼ってある側面方向幕は急行「りょうもう」ですが、あれれ、りょうもうは特急でしょ! と、にわかファンとオールドファンがここでふるいにかけられる。いきなり気分はマックスです。

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(画像=beauty news tokyoより引用)

▲4名向けのフォースルームを改装し、定員2名のシミュレータールームに変身。ソファも2脚用意された余裕のある間取りです

|ホンモノの鉄道シミュレーターがリアルすぎ!

設置されているシミュレーターは、池袋-小川町間のATC(自動列車制御装置)導入にあわせ、運転士の習熟訓練用に使われたもので、ホンモノの運転台を転用。沿線のCG画像が映し出され、踏切の警報音や鉄橋の音も再現しています。今も2台が現役で稼働しているそうです。

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(画像=beauty news tokyoより引用)

▲客室に設置されたシミュレーターは、東武東上線を走る50070型の車両用<写真提供:浅草東武ホテル>

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(画像=beauty news tokyoより引用)

▲このシミュレーターは志木乗務管区で実際に使われたもので、訓練室で使われていた椅子も用意しています

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(画像=beauty news tokyoより引用)

▲東武50070型の運転台と同じ操作を体験。モニターに映る景色はシミュレーターの加減速にも対応し、ときには対向車両とすれ違うことも

正面のモニターに写るCGは、シミュレーターが開発された2013年当時の池袋-小川町間61.4kmを、ビルなどを含めリアルに再現しています。とはいえ、川越から先の田園風景が広がる一帯は「ちょっとカンタンな画?」になりますが…。とりわけ、和光市駅のすぐ横に2020年6月にオープンした系列ホテルが、影も形もないのは無念です!

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(画像=beauty news tokyoより引用)

▲T型のマスコンハンドルを前後に動かして、発車、加減速、停車を操作。その手ごたえも、本物の車両と同じです