茶道の作法や基本的な流れ

茶道とは?知っておきたい作法や歴史、流派をご紹介
(画像=引用元:pixta.jp、『あそびのノート』より引用)

茶道にはさまざまな作法や必要な道具があります。

作法や茶道教室での基本的な流れについてご紹介していきましょう。

茶道体験で必要な道具とは?

<必要な道具>
・ハンカチまたは手ぬぐい

手水で手を洗うときに必要

・白い靴下または足袋

茶室に入る前に履き替えるため必要

<持っておくと良い道具>

・帛紗(ふくさ)

茶器を取り扱うときに使用する布

・古帛紗(こぶくさ)

茶器の拝見の際に畳の上に広げたり、茶碗の下に敷いたりするときに使う布

・扇子

茶室への入室や正客への挨拶など、相手に対する敬意を表す道具。茶道において、扇子はあおぐものではありません

・菓子切り

お菓子を切るための道具

・懐紙(かいし)

お菓子をのせて食べたり、茶碗を拭いたりする際に使う万能紙

・帛紗ばさみ

上記の道具を入れるための袋

基本的な流れ

茶道とは?知っておきたい作法や歴史、流派をご紹介
(画像=引用元:pixta.jp、『あそびのノート』より引用)

重要な作法を踏まえながら茶道体験の流れについてご紹介します。一つひとつの動作のポイントを、しっかり覚えていきましょう。

①茶室へ入室する前の準備
茶室に入るには、茶器を傷つけないために腕時計や指輪、アクセサリーなどを外す必要があります。

②茶室への出入り
茶室への出入りをするときは、座ってから障子を開けます。茶室の中を歩くときは畳の縁を踏まないように気をつけましょう。

③挨拶・お辞儀
まず、亭主(先生)に「よろしくお願いします」と挨拶をします。

お辞儀には3段階あることを覚えておきましょう。
・深々と頭を下げる「真」
・上半身を30度ほど前に倒す一般的な「行」
・指先を軽くつくだけの「草」

④お菓子の食べ方

茶道とは?知っておきたい作法や歴史、流派をご紹介
(画像=引用元:pixta.jp、『あそびのノート』より引用)

亭主(先生)に「どうぞお取りください」とお菓子をすすめられたら、懐紙を取り出して上に乗せます。菓子器は両手で扱いましょう。

⑤お茶の飲み方
お茶を点てていただいたら、「お点前ちょうだいいたします」とお辞儀をし、右手で茶碗を取り、左手の上に乗せます。

茶碗を90度ほど回し、正面を避けてお茶を飲みます。最後の一口では、泡を残さず飲み切るのが美しいお茶の飲み方です。

⑥茶碗の拝見
抹茶を飲み終わったら茶碗の拝見をします。茶碗を畳の上に置き、低い位置から鑑賞します。

⑦体験終了時
茶道体験が終わったら亭主(先生)に挨拶をしましょう。

茶道教室の選び方で重要なポイント3選

茶道とは?知っておきたい作法や歴史、流派をご紹介
(画像=引用元:pixta.jp、『あそびのノート』より引用)

茶道教室では初心者の方でも安心して茶道が学べます。敷居が高く、複雑な作法が心配という方でも気軽に茶道体験ができるのが魅力です。

茶道教室を選ぶ上で重要なポイントをご紹介。

茶道教室の選び方で重要なポイントは以下の3つ。

茶道の流派で選ぶ
茶道の学び方で選ぶ
資格取得に関する確認をする
それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1. 茶道の流派で選ぶ

1つめのポイントは茶道の流派で選ぶ。
茶道教室では、流派の特徴によって作法や使用する茶道具が異なります。

・裏千家の流派がおすすめの人
茶道を長く続けたい方には裏千家の流派がおすすめです。

日本で茶道を学んでいる方が一番多いのが裏千家の流派。裏千家の流派を取り入れている茶道教室が多いため、引越しや教室の変更をする場合に茶道教室を見つけやすく、継続的に習いやすいのが特徴です。

・表千家の流派がおすすめの人
昔ながらの本格的な茶道を学びたい方には表千家の流派がおすすめです。

表千家は伝統を重んじている流派であるため、侘び寂びの精神を感じたい方や千利休の教えを受け継いだ茶道を学びたい方に人気です。

・武者小路千家の流派がおすすめの人
無駄を省いた茶道の作法を学びたい方には武者小路千家の流派がおすすめです。

表千家と同様に、武者小路千家は伝統を重んじている流派。無駄をなくして合理的な動きを取り入れている茶道を学べます。

2. 茶道の学び方で選ぶ

2つめのポイントは茶道の学び方で選ぶ。 「昔ながらの本格的な茶道を学びたい」「気軽に茶道の文化を学びたい」など、茶道の学び方によって茶道教室を選ぶ方法です。

茶室で正座をして茶道を学ぶ本格派の教室や、立礼式の教室などがあります。気軽に茶道の文化を楽しみたい方には、テーブル茶道の形式で学べる教室がおすすめです。

3. 資格取得に関する確認をする

3つ目のポイントは資格取得に関する確認をする。

教室やコースの内容によって取り扱っている資格・許状が違うため、資格や許状の取得を考えている方は、事前にしっかり確認しましょう。