親御さんの多くは、自分の子供には性格のいい優しい子や、やるべきことをきっちりやる子、まじめな子、社交的な子に育ってほしいと考えていると思います。
「三つ子の魂百まで」なんてことわざもありますが、その人の一生を左右することになる性格は、生まれてからいつまでに形成され、方向づけられるのでしょうか?
また、その性格形成に親は何ができるのか、どこまでかかわるべきなのか、多くの人が悩むこの問題について書いていきたいと思います。
赤ちゃんの性格はいつまでに形成される?
子どもの性格が形成される年齢、それは一般的に3歳までと言われています。
ことわざと同じですね。
もちろん親からの遺伝もありますが、どんな性格になるかは、3歳までの幼少期の環境、そしてそれに対してどのように反応していたかが大きく作用します。
どんな性格がいいか、というのは一概に言えませんが、自分のお子さんには幸せになってほしいですよね。
そのために重要なのは、自己肯定感が持てることです。
シンプルですが、この自己肯定感をしっかり持ててない大人は案外多いのではないでしょうか。
能力は人それぞれですが、どんな生き方をしていても、自分は必要とされている、周りから認められていると思えていればある程度幸せなのは間違いないでしょう。
そんな自己肯定感をもった子供になるには、どう接してあげればいいのでしょうか。
赤ちゃんの性格形成に対する親の接し方とは
赤ちゃんの性格はいきなりではなく、徐々に形成されていきます。
段階に分けて、それぞれの年齢の時期に親御さんが何をしていくべきかを解説します。
特段絶対にやるべき!というものではなく、心がけておいてほしいものです。
生後3か月から1年
赤ちゃんは生後3か月くらいになると視力が成長してきて、お父さんお母さんの顔も認識できるようになります。
まだ何もできないのに、周りに何があるかはわかる、というのはとても不安で、親御さんの庇護を求めてきます。
もちろんお世話はしっかりとしてあげたうえで、コミュニケーションの一つとして「いないいないばあ」をやってあげましょう。
皆さんもうっすら親からやられた記憶があるかもしれません。
親の顔が一度消えて、またすぐに来てくれるというこの遊びで、赤ちゃんは「親はいったんいなくなることはあっても、またすぐに来てくれる」という安心感と信頼を覚え、愛されている実感を味わえます。
生後半年を過ぎると、人の表情の意味などもはっきり分かるようになってくるので、疲れていても赤ちゃんの前では楽しそうに、笑顔でいることを心がけましょう。
親がずっと不機嫌でいると、赤ちゃんは不安を感じてしまいます。
この表情を見る能力によって、将来の対人関係が変わってくると言われています。
特に夫婦喧嘩はかなり悪影響なので、なるべくしないように日々心掛け、どうしてもという時は赤ちゃんが寝静まった後に、小声で話し合いましょう。
1歳から2歳
1歳を過ぎると、記憶能力も発達してきます。
記憶が持てるようになるということは、経験から学習する能力がつくということです。
この時期から立てるようになる子も出てきますが、例えば無理して歩いて転んでしまったり、しりもちをついてしまったり、もちろん怪我には気をつけなければいけませんが、自分の行動による失敗はある程度させたほうがいいです。
その失敗を繰り返さないよう、自然と学習する癖がついていきます。
同じことを繰り返すようなら、サポートして一緒に直してあげましょう。
また、楽しい体験をさせることも引き続き重要。
表情に気をつけることはもちろん、お絵かきや歌を歌ったり、公園や、たまには旅行などにも連れて行ってあげて、いろんな経験をさせるといいです。
2歳から3歳
ここが一般的に言われている人格形成の分岐点。
お子さんにもはっきり自我があり、言葉もしゃべり、独自の趣味やお気に入りの番組、キャラクターなども出てきます。
この時期で重要なのは、いつまでも過保護にし過ぎないということ。
2歳までに親の愛情をたっぷり受けて「自分は愛されている」と実感できているうえで、あえてここから一人の自立した人間として扱ってあげると、「認められている」という自己肯定感を持つことができます。
絵を描き始めたら最後まで口を出さずに見守り、親に何かを言おうとしている時は、最初はうまく言えずつまっていたとしても、話を根気強く聞いてあげてください。
自分で何かを完結させたという経験が、お子さんの自信につながります。
赤ちゃんの人格形成をサポートしてくれるベビーマッサージ
赤ちゃんの発育にいい影響をもたらすと近年話題のベビーマッサージ。
もちろんマッサージなので、筋肉をほぐし、皮膚感覚をアップさせるなどの身体作用への効果も大きいのですが、赤ちゃんの精神的成長にも効果的です。
まず、赤ちゃんとはいえ日々の疲れがたまっているので、その筋肉や皮膚をほぐしてあげるリラックス効果だけで、癒しを得られますし、何よりも親からスキンシップとして優しくいたわるように触ってマッサージをしてもらったという体験が、「愛されている」という実感を強く味わえるのです。
また、親御さん側にも、赤ちゃんとしっかり繋がっているという実感が味わえるので、より絆や親としての自信を感じ、今後の子育てへの活力となるでしょう。
【こちらの記事も読まれています】
>ヨガインストラクターに年齢は関係ある?結論:40代でも遅くない!
>整体師の資格と種類は何がある?整体師になるには絶対必要?
>ヨガとピラティスってどう違うの?それぞれの効果や特徴をチェック!
>ベビーマッサージの効果とは?赤ちゃんとママに起こる効果を詳しく解説
>【適性check!】アロマセラピストに向いている人とは?