メキシコシティから南へ30kmのところにあるソチミルコ。アステカ帝国時代の伝統を色濃く残す街として知られ、現在も独特の雰囲気が残っています。かつては水上都市だったこの地は水路が発達しており、「南米のベネチア」とも呼ばれています。今回はこの「南米のベネチア」をのどかに楽しむ遊覧船ツアーをご紹介します。
ソチミルコとは
かつてこの地は、広大な湖に人工島を作り上げてできた水上都市でした。「ソチミルコ」とは、アステカの言葉で「花畑のあるところ」。その名の通り、この地では昔、チナンパと呼ばれる浮畑で様々な農作物が栽培されていました。
現在はその規模は小さくなりましたが、花を栽培しているチナンパが残っています。そんな歴史から、「南米のベネチア」と呼ばれていたり、アステカ帝国時代の風景や技術が残っていることから「アステカの生きた遺跡」と呼ばれ、世界遺産にも登録されています。
現在は、水上都市時代の水路を使った遊覧船ツアーが行われており、市民や観光客の憩いの場になっています。
ソチミルコの遊覧船で楽しめること
船頭さんに導かれて乗船し、出発です。ゆっくりとした流れでのどかな時間を楽しむことができますが、この遊覧船、色々なことを体験できます。
1) 自由に食べ物・飲み物を持ち込んでワイワイ!
この遊覧船は食べ物・飲み物の持ち込みが自由です。よって、ピクニックのように食べ物・飲み物を食べながら友達とワイワイしながら楽しむこともできます。
食べ物飲み物忘れても気にしないで!
実は水路では色々な食べ物・飲み物を売る船も流れています。美味しそうな匂いがしたら合図をしてみましょう。自分が乗っている船に近づいてきて、できたてのタコスを売ってくれますよ。ビールや飲み物を売る船もあります。
2) カラフルな花飾りやアクセサリーをゲット!
食べ物ばかりでなく、可愛らしい花飾りやアクセサリーも船に乗せられて売りにきます。カラフルな風景の中で可愛らしい花飾りをつければ写真映え間違いなし。
3) 生演奏も楽しめる!
メキシコの音楽隊である「マリアッチ」も船に乗っています。こちらも合図を出せば自分の船に横付け、もしくは乗り込んできてくれてリクエストに応じて生演奏。とっても贅沢な時間で盛り上がること間違いなしです。料金は交渉制です。