アルツァフ共和国の首都ステパナケルトを歩こう!
エレバンを出発し、休憩をはさんで約5時間半!ようやく、アルツァフ共和国の首都ステパナケルトに到着します!
「我らの山」に建つお父さんとお母さんがお出迎え
首都ステパナケルト付近に着くと、「我らの山」と呼ばれる場所にある、アルメニア族の父と母を象徴したモニュメントがお出迎えしてくれます。
意外に普通な街の風景
「我らの山」からさらに進むと街の中心部に行き着きます。
メインとなるこの道路の脇には、旧ソビエト時代を思わせる建物が並びます。
古い建物もありますが、味がありますね。
銃痕の残るビル
古く高さのあるビルには、よく見ると銃痕が残っています。
かつて、ステパナケルトへの相次ぐ砲撃により、数万人のアルメニア人が地下壕暮らしを強いられていたようですが、これらを見ると、凄まじい戦闘がこの地であったことが伺えます。
軍人とアイス
ステパナケルトを歩いていると、軍人をよく目にします。彼らは道端のアイスを買って食べ歩きするなど、極めて平和な光景です。
そして、この道端で販売している約80円のアイスが美味しい!「山奥の牛さんから採れるミルクは少し違うんだな」と思わせるアイスです。是非、お試しを!
アルコール販売の様子
あまりにも山奥で、資源が不足するのでしょうか。街の中にある小さなストアでは、生ビールをペットボトルに入れてお持ち帰り!
ワインも樽から、やはりペットボトルや、蓋のあるピッチャーを持参し注いで帰るお客様を見かけました。
豪快に干されている洗濯物!
洗濯物は隣のアパートメントと協力して豪快に干します!この光景はあちこちで見られます。
ステパナケルトの観光スポット
Surb Hakob Church
こちらは街中にあるアルメニア教会です。
アゼルバイジャン共和国はイスラム教徒が多い国ですが、アルメニアやアルツァフ共和国はアルメニア正教会が主な宗教です。
そんな宗教的な違いからも、アゼルバイジャン共和国とは相容れないものがあったかも知れません。
Lover’s park
ステパナケルト中心部から延びる緩やかな坂を登っていくと、Lover’s Parkがあります。
2018年9月時点ではまだ建設中の部分もありましたが、広々とした公園で、遊園地やスタジアムも併設されています。
よく見ると、スタジアムの観客席がアルツァフ共和国の国旗色になっていますね。
公園にはお爺さんたちが集い、ボードゲームに興じている様子をよく拝見しました。のどかです。
またこの公園から眺めるナガルノ・カラバフ山脈の風景が美しく、改めてなぜここが武力紛争の場になったのかと、とても残念な思いを抱きます。
Veratsnound Square
Lover’s Parkの先には、Veratsnound Squareがあります。
通学する子供たちを見ていると、永遠にこの穏やかな状態が続くことを願わずにはいられません。
Surb Astvatsamor Hovanu Cathedral
そしてさらに丘を登ると、ステパナケルトで一番大きなアルメニア教会があります。
こちらも2018年9月時点で建設中でした。
ステパナケルト散策は半日でも十分
アルツァフ共和国は、復興へ向けてやっと、具体的に進み始めたという感じでしょうか。上記で紹介したほかにも「Wine Factory」や「Carpet Factory」などのスポットがありますが、小さな街ですので、半日もあれば見て回れます。ステパナケルトに長居をされる方は、隣町のShushiや、さらにその先の街Berdzorまで足を伸ばしてみるのもオススメです。
夜の散策も安全
ライトアップされるステパナケルトの夜は、また格別に美しいです。しかし、10時には街中のライトが消え、人もまばらになる静かな夜ですので、夜散歩はお早めに!
アルツァフ共和国へ滞在する際のVISA事情
日本のパスポートで行かれる場合、アルツァフ共和国への入国にはVISAが必要です。VISAは、アルメニアの首都エレバンにある大使館か、アルツァフ共和の首都ステパナケルトで取得することができます。
ステパナケルトへは行かず、別都市での滞在のみでアルツァフ共和国へ入国する場合は、事前にアルメニアの首都エレバンにあるアルツァフ共和国大使館にてVISA取得が必要です。未承認国家のため、アルメニア以外に大使館はございませんのでご注意ください。
ステパナケルトへ行かれる場合は、街の中心にある中央通り沿いにある外務省でVISAを取得することができます。外務省で渡されるA4用紙一枚に必要事項を記入し、3,000ドラム(およそ600円)を支払うと、2分くらいでVISAシートと1枚の紙、そして領収書をもらえます。
ポイント1:VISAシートは貼らずに渡される
VISAシートは貼らずに渡されます。シール式になっており、パスポートページに貼っても貼らなくてもよいのですが、アルツァフ共和国への入国が判明すると、アゼルバイジャン共和国への入国はできなくなりますので、この先アゼルバイジャン共和国へ行く予定のある方は、パスポートには貼らずに、静かに挟んでアルメニアへ戻りましょう。
ポイント2:出国時に提出する紙の保管はしっかりと
VISAシートと一緒に渡されるもう一枚の紙は出国の際に国境で回収されますので、なくさないように注意してください。
ポイント3:VISA取得のためにスケジュール調整を
アルツァフ共和国へはVISAがなくても入国できますが、出国時にはVISAの提示が必須となります。アルメニアにあるアルツァフ共和国大使館、およびアルツァフ共和国・ステパナケルトにある外務省は、土日祝はお休みですので、ご自身のVISAを取得するためにはスケジュール調整を行ってください。
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